4.18. ルート定義XMLデータの保存先を変更する¶
ルート定義XMLデータの保存先は、データベース、またはストレージに設定できます。
運用途中で保存先を変更する場合には、以下の操作手順に基づいて、ワークフローパラメータの設定と移行ジョブを実行してください。
目次
4.18.1. ルート定義XMLデータの保存先のワークフローパラメータを設定する¶
ワークフローパラメータ「route-file-save-location」でルート定義XMLデータの保存先を設定できます。ワークフローパラメータの設定値とルート定義XMLデータの保存先は以下の表の通りです。パラメータの詳細は、「 IM-Workflow 仕様書 」-「 ルート定義の保存先の設定 」を参照してください。
設定値 データの保存先 [1] ストレージ [2] (デフォルト) データベース ワークフローパラメータでルート定義XMLデータの保存先を設定するには、以下の手順で行います。
「サイトマップ」→「ワークフロー」→「ワークフロー管理者」→「ワークフローパラメータ」をクリックします。
ルート定義XMLデータの保存先を設定します。
「編集」をクリックして、変更内容を保存します。
4.18.2. 設定後に実行が必要なルート定義XMLデータの移行ジョブを確認する¶
運用中の設定変更の場合、ワークフローパラメータの設定値に応じて、設定前に定義済みのルート定義XMLデータの移行ジョブを実行する必要があります。新規構築時には、対象となるデータが存在しないため、ジョブの実行は不要です。ワークフローパラメータの変更後の設定値に対応する実行対象のジョブ、実行パラメータは以下の表の通りです。各ジョブの詳細は、「 IM-Workflow 仕様書 」-「 ジョブ一覧 」を参照してください。
変更後の設定 実行が必要なジョブ実行パラメータ [1]
ルート定義XMLデータ移行(Database LOB->File)deleteFlag : true [2]
ルート定義XMLデータ移行(File->Database LOB)deleteFlag : true
4.18.3. ルート定義XMLデータの移行ジョブを実行する¶
先の手順で確認した各ジョブに必要なパラメータを設定し、ジョブを実行します。注意
- IM-Workflow に関連するジョブと、当該ジョブが並列で実行されることが無いように注意してください。
- 当該ジョブ実行中には、ルート定義の編集操作を行わないでください。
- 当該ジョブ実行中には、ルート定義のインポート/エクスポートを実行しないでください。
いずれも、 ルート定義XMLデータに不整合が発生 する場合があるため注意してください。
4.18.3.1. ルート定義XMLデータ移行(Database LOB->File) / ルート定義XMLデータ移行(File->Database LOB) を実行する¶
「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブ管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。
「ルート定義XMLデータ移行」のジョブの場合、以下の実行パラメータを設定できます。
- routeId ・・・移行対象のルートID
- deleteFlag ・・・・・移行前の環境のデータの削除有無
実行パラメータを設定する場合、以下の手順で設定します。
「ジョブネット管理」で「ジョブ管理」をクリックします。
ジョブ一覧から「 IM-Workflow 」→対象のルート定義XMLデータ移行ジョブをクリックします。「編集」をクリックします。
「実行パラメータ」の「routeId」の値に対象のルートIDを入力します。移行前の環境のデータを全て移行する場合、空の値のままにします。複数のルート定義を移行する場合、ルートIDを”,”(カンマ)区切りで入力します。 「実行パラメータ」の「deleteFlag」の値には、移行前の保存先のデータの削除有無を指定します。XMLデータの整合性を保持するために移行前の保存先データを削除する設定として、値に「true」を入力します。 「更新」をクリックして設定内容を保存します。 「ジョブネット管理」をクリックし、「ジョブネット管理」画面を表示します。 ジョブネット一覧から「 IM-Workflow 」→対象のデータ移行ジョブをクリックします。 「即時実行」をクリックすると、ジョブが実行されます。ジョブネットモニタでジョブのステータスが「成功」と出ていれば、正常に対象のルート定義XMLデータの移行ジョブが完了しています。