4.12. アラートを利用する¶
「アラート機能」とは、ワークフローの状態を確認して、条件に合致した場合にメッセージを通知する機能のことです。
「アラート」では、アラート検出ジョブで検出された結果に基づいて通知された情報を確認できます。
アラート情報には、「アラートレベル」と呼ばれるエラーのレベルを設定できます。
アラートレベルには、「情報(INFO)」「警告(WARN)」「エラー(ERROR)」の3種類があります。
アラートは、アラート検出プログラムがジョブ形式で実行されることによって検出されます。
標準では、システムで標準提供されているアラート検出プログラムが実行されます。
標準提供のアラート検出プログラムで検出されるアラートは以下の通りです。
アラート検出プログラム 検出内容 処理対象者無し検出 処理中のノードに処理対象者が存在しないノード数を検出します。 処理停止検出(分岐開始) 分岐開始ノードで処理が停止しているノード数を検出します。 処理停止検出(分岐終了) 分岐終了ノードで処理が停止しているノード数を検出します。 処理中案件検出(経過日時指定) 案件の開始後、指定の日数・時間を経過しても完了していない案件を検出します。指定の日数・時間はワークフローパラメータで設定できます。処理中ノード検出(経過日時指定) ノードに到達後、指定の日数・時間を経過しても完了していないノード数を検出します。指定の日数・時間はワークフローパラメータで設定できます。
4.12.1. アラート検出のためのワークフローパラメータを設定する¶
アラートで特定のしきい値を超過した案件を検出するために、ワークフローパラメータでアラートのしきい値の設定を行います。しきい値が設定できるアラート検出の対象は以下の通りです。
- 処理中案件検出(経過日時指定)
- 処理中ノード検出(経過日時指定)
ワークフローパラメータでしきい値を設定するには、以下の手順で行います。
「サイトマップ」→「ワークフロー」→「ワークフロー管理者」→「ワークフローパラメータ」をクリックします。
処理中案件検出(経過日時指定)を設定します。
処理中ノード検出(経過日時指定)を設定します。
「編集」をクリックして、変更内容を保存します。
コラム
アラートの処理中案件検出(経過日時指定)、処理中ノード検出(経過日時指定)の詳細は「 IM-Workflow 仕様書 」-「 アラートの設定 」を参照してください。
4.12.2. アラート検出ジョブを実行する¶
アラート検出のジョブを設定し、アラート検出のジョブを実行します。製品標準では、5つのアラート検出プログラムをジョブとして提供しています。詳細は「 IM-Workflow 仕様書 」- 「 標準提供のアラート検出プログラム 」を参照してください。
「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブ管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。
ジョブネット一覧から「 IM-Workflow 」→対象のアラート検出ジョブをクリックします。以下の図では、 IM-Workflow の配下の赤枠のジョブがアラート検出のジョブです。 「即時実行」をクリックすると、ジョブが実行されます。定期的にアラート検出を行いたい場合には、トリガ設定でスケジュール設定を行ってください。ジョブネットモニタでジョブのステータスが「成功」と出ていれば、正常にアラート検出のジョブが実行できています。
4.12.3. アラートの検出結果を参照する¶
「サイトマップ」→「ワークフロー」→「ワークフロー管理者」→「アラート」をクリックします。
アラート概況が表示されます。
「アラート一覧」をクリックすることで、詳細なアラート情報を確認できます。