4.8. 処理対象者プラグインを設定する¶
ワークフローの処理権限者・参照者に選択可能な処理対象者プラグインは、プラグインの設定ファイル(plugin.xml)で設定します。
4.8.1. 処理対象者プラグインの有効・無効を切り替える¶
製品が提供している処理対象者プラグインや、独自開発した処理対象者プラグインについて、ルート定義や処理時のノード設定の場面での利用可否(有効・無効)を切り替えることが可能です。
IM-Juggling で、設定対象のプロジェクト直下に「plugin」フォルダを新規作成します。 設定変更を行いたい処理対象者プラグインを入手します。コラム
製品が提供している処理対象者プラグインは下記のリンクから入手可能です。
ご利用の IM-Workflow のバージョンまでで提供されている処理対象者プラグイン設定ファイルから、もっとも新しい(バージョン番号が大きい)設定ファイルをご利用ください。ダウンロードした zip ファイルを解凍したものが処理対象者プラグインフォルダです。 設定対象のプロジェクト直下の「plugin」フォルダに、処理対象者プラグインフォルダを配置します。例)プラグインディレクトリを配置した後のプロジェクト構成
配置した処理対象者プラグインフォルダの末尾の数字を導入しているバージョンのプラグインフォルダより大きい数字に変更します。この際、恒久的に対応する場合は、99などの極端に大きい数字にすることをおすすめいたします。 plugin.xml を編集します。ファイル内の<authority>タグ内の「version」をフォルダ名の末尾と同様に大きい数字に変更します。有効にしたい処理対象プラグインの enable 属性の値を “false” から “true” に変更して保存します。また、無効にしたい処理対象プラグインの enable 属性の値を “true” から “false” に変更して保存します。enable属性を”true”としたプラグインは有効、”false”としたプラグインは無効に設定されます。<plugin> <extension point="jp.co.intra_mart.workflow.plugin.authority.node.approve.static"> . . . <!-- Before User Department --> <authority name="%jp.co.intra_mart.workflow.plugin.authority.node.approve.static.before_user_department" id="jp.co.intra_mart.workflow.plugin.authority.node.approve.static.before_user_department" version="8.0.99" rank="270" enable="true"> <!-- * enable 属性の値を設定します * --> <configPage> <script pagePath="im_workflow/plugin/authority/im_master/common/authority/authority_config"> <parameter key="pluginName" value="IMW.CAP.PLG.0035" /> </script> </configPage> <extend> <java class="jp.co.intra_mart.system.workflow.plugin.authority.im_master.BeforeUserDepartmentExtendEvent" /> </extend> <workflowDesigner> <java class="jp.co.intra_mart.workflow.designer.plugins.definition.common.authority.AuthorityConfig"> <parameter key="pluginName" value="IMW.CAP.PLG.0035" /> </java> </workflowDesigner> </authority> . . . </extension> </plugin>コラム
製品が提供している処理対象者プラグインに対して編集を行う場合は、「 IM-Workflow 仕様書 」を参照してください。画面に表示されるプラグイン名と、plugin.xml で定義されたプラグインIDとのマッピングのための情報を掲載しています。IM-Juggling からWARファイルの出力を行い、WARファイルをデプロイすると、処理者プラグインの設定内容が反映されます。
注意
アプリケーションサーバに展開された処理対象プラグインを直接編集し、再起動することでも処理対象者プラグインの有効・無効を切り替えることは可能です。ただしこの場合、以下の動作を引き起こす可能性があるため、運用環境において有効・無効を切り替える場合は IM-Juggling から設定されることを推奨します。
分散構成の場合、すべてのアプリケーションサーバに対して処理対象プラグインの編集を実行する必要があります。一つでも編集漏れがあると、処理を実行するアプリケーションサーバ間での処理内容が異なってしまいます。次回以降のWARファイルのデプロイの際に、編集した処理対象プラグインが初期化、または削除される場合があります。