4.11. 過去案件を利用する¶
「過去案件」とは、完了した案件のうち、「アーカイブ機能」によりアーカイブ領域に退避された案件のことです。
過去案件メニューでは、アーカイブ領域に退避された過去案件を参照することができます。
また、ワークフローシステム管理者と、ワークフロー運用管理者は、過去案件を削除することができます。
ワークフローシステム管理者は、全ての過去案件を参照・削除できます。
ワークフロー運用管理者は、管理対象となっているフローによる案件の過去案件を参照・削除できます。
利用者は、利用者本人が処理を行った案件の過去案件を参照できます。
「アーカイブ機能」は、ジョブ形式で完了案件のアーカイブ化を行います。
4.11.1. 過去案件を参照する¶
コラム
「案件一覧」画面を利用して過去案件を参照できます。詳細については、「 IM-Workflow ユーザ操作ガイド 」 - 「 案件一覧 」を参照してください。
「サイトマップ」→「ワークフロー」→「ワークフロー管理者」→「過去案件」をクリックします。
参照対象年月を指定します。
「決定」をクリックします。
過去案件の一覧が表示されます。詳細アイコンやフローアイコンから案件の内容を確認できます。コラム
過去案件はジョブ「アーカイブ」によって退避された案件を参照します。案件情報が過去のものでも、退避されていなければこの機能で参照できません。アーカイブバッチの詳細設定(アーカイブ期間の指定等)は、[ワークフローパラメータ]で行います。[ワークフローパラメータ]についての詳細は、別紙「 IM-Workflow 仕様書 」を参照してください。
コラム
過去案件の検索・表示
過去案件の一覧画面では、条件を指定して対象の過去案件を検索し、該当するものだけを表示させることができます。
フローグループ
検索したい過去案件のフローの属するフローグループを検索条件として指定します。定義されているフローグループが階層ごとにプルダウンで表示されます。以下の場合にはこの項目は表示されません。
- ワークフローパラメータで「フローグループを使用しない」設定となっている場合
- フローグループが1件も登録されていない場合
優先度
過去案件で指定されている優先度を検索条件として指定します。プルダウンから、「通常」「高」「低」を選択します。案件番号
過去案件の案件番号を検索条件として指定します。入力値の部分一致で検索します。案件名
過去案件の案件名を検索条件として指定します。入力値の部分一致で検索します。申請基準日
過去案件の申請基準日を検索条件として範囲指定します。を押下して、表示されるカレンダーから日付を選択します。一度指定した値を解除したい場合は、 を押下します。申請日
過去案件の申請日を検索条件として範囲指定します。 を押下して、表示されるカレンダーから日付を選択します。一度指定した値を解除したい場合は、 を押下します。申請者
過去案件の申請者を検索条件として指定します。<検索>を押下すると、申請者検索画面が表示されます。検索条件としたい申請者を選択します。ワークフローパラメータ「 表示条件と絞込み条件の申請者 」を利用して選択できる申請者を制御します。パラメータは 2020 Spring(Yorkshire) で追加されました。一度指定した値を解除したい場合は、 <解除>を押下します。フロー名
過去案件のフロー名を検索条件として指定します。入力値の部分一致で検索します。案件終了日
過去案件の案件終了日付を検索条件として範囲指定します。を押下して、表示されるカレンダーから日付を選択します。一度指定した値を解除したい場合は、 を押下します。完了状態
過去案件の完了状態を検索条件として指定します。プルダウンから、「終了ノード到達」「承認終了」「取止め」「否認」「案件操作」を選択します。
4.11.1.1. 過去案件の削除¶
過去案件の削除は、 ワークフローシステム管理者、 ワークフロー運用管理者のみ実行することができます。ワークフローシステム管理者による過去案件の削除権限は、設定等で不可(剥奪)とすることはできません。ワークフロー運用管理者は、管理グループ設定で案件操作が無効となっている場合、過去案件の削除を行うことはできません。ワークフロー監査者、ワークフローユーザ(利用者)は、過去案件を削除することはできません。