Accel Studio アプリケーション管理機能 仕様書 第6版 2024-04-01

4.9.3. 多言語メッセージ

多言語メッセージは、リソースで共通となるメッセージの機能を提供します。
メッセージはグループ単位にて登録を行います。
多言語メッセージではグループを1つのリソースとして扱います。
登録したメッセージは IM-BloomMaker の変数の多言語に追加し、キャプション、メッセージ、条件式等での使用が可能です。
複数アプリケーションで共通のメッセージを利用したい場合、多言語メッセージ で定義したメッセージを IM-BloomMaker で設定して利用が可能です。

コラム

多言語メッセージは 2024 Spring(Iris)より追加されました。

コラム

アプリケーションに対して利用するメッセージグループをリソースとして紐づけ、利用します。
リソースについては、「リソース」を参照してください。

注意

アプリケーションの画面( IM-BloomMaker )で、多言語メッセージを利用しているが、アプリケーションに対して利用するメッセージグループが紐づけされていない場合、アプリケーション内に多言語メッセージ情報は含まれません。
アプリケーションのエクスポート資材にも含まれないため、リソースがアプリケーションと紐づいているかどうかリソース関連図を参照して確認してください。
リソース関連図については、「リソース関連図」を参照してください。

4.9.3.1. 多言語メッセージ が扱う情報

多言語メッセージ では下記の情報を管理します。

  • メッセージグループ
    • 複数のメッセージを管理するグループです。

    • グループID
      • グループを識別するためのIDです。
      • システム内のグループIDは、一意である必要があります。
    • グループ名
      • グループの名前です。
      • 標準名は必ず登録する必要があります。
    • 説明
      • グループの内容に関する説明です。
    • カテゴリ
      • グループを分類するカテゴリです。
  • メッセージ
    • グループに含まれるメッセージを管理します。

    • メッセージは以下の情報を保持します。

    • メッセージキー
      • メッセージを識別するためのキーです。

      • メッセージキーは「グループID」 + 「-(ハイフン)」 + 「キー」で構成されます。
        例)グループID:cmn、キー:001の場合

        メッセージキー:cmn-001

      • システム内のメッセージキーは、一意である必要があります。

    • キー
      • メッセージキーのキー情報です。
      • グループ内でキーは、一意である必要があります。
      • 更新時も変更可能です。
    • メッセージ
      • 画面等に表示するキャプション、メッセージです。
      • 標準メッセージは必ず登録する必要があります。

コラム

メッセージは、グループ単位での管理を行います。
登録メッセージは、 IM-BloomMaker での変数・多言語に追加可能です。
追加したメッセージは、キャプションやメッセージとしての使用や、条件式等での利用が可能です。

注意

IM-BloomMaker の画面で多言語メッセージを利用している場合、多言語メッセージのキーおよびメッセージを変更した場合は、 IM-BloomMaker 側の多言語メッセージキーおよびメッセージは変更されません。
多言語メッセージのキーを変更した場合は、 IM-BloomMaker の多言語メッセージの設定を一度削除し、再設定してください。
多言語メッセージのキーは変更せずメッセージを変更した場合は、 IM-BloomMaker の多言語メッセージを再読み込みしてください。

4.9.3.2. 国際化

メッセージグループの名称、説明は各ロケール用(製品標準では、日本語、英語、中国語)の表示名と標準表示名を持ちます。
メッセージグループで登録するメッセージも同様に標準、ロケール毎のメッセージを持ちます。
原則としてユーザのロケールにあわせた名称等を利用します。
対象ユーザのロケールに合致する名称等が定義されていない場合、標準の名称等を利用します。
また、メッセージグループに含まれるメッセージは、各ロケール用のメッセージ、標準メッセージを持ちます。

4.9.3.3. 多言語メッセージカテゴリ

多言語メッセージカテゴリは、メッセージグループの利用用途や適用範囲を分類するための情報です。
メッセージグループを管理・分類するための情報として利用します。
カテゴリは必ず指定する必要があります。未登録の場合、登録する必要があります。

4.9.3.4. 多言語メッセージカテゴリが扱う情報

多言語メッセージカテゴリは下記の情報を管理します。

  • カテゴリID
    • カテゴリを一意に識別するためのIDです。
  • カテゴリ名
    • カテゴリの名前です。
  • 親カテゴリID
    • 親カテゴリのカテゴリIDです。
  • ソート番号
    • カテゴリの表示順を制御するための番号です。

4.9.3.5. カテゴリの階層化

多言語メッセージカテゴリは階層構造を設定できます。
多言語メッセージカテゴリに親カテゴリを設定することで子カテゴリとなり、階層構造を持ちます。

4.9.3.6. カテゴリの削除

多言語メッセージカテゴリは、物理削除が利用されます。
多言語メッセージカテゴリは、下記の条件の場合のみ削除可能です。
  • 削除対象のカテゴリに属するメッセージグループが存在しない場合
  • 削除対象のカテゴリに子カテゴリが存在しない場合

4.9.3.7. メッセージグループの操作

  • 新規作成
    • 以下の登録を行います。

    • グループID
      • メッセージグループを識別するためのIDを指定します。システム内で一意となるよう指定します。
    • グループ名
      • メッセージグループの名称を指定します。
    • 説明
      • メッセージグループについての説明を入力します。
    • 親カテゴリ
      • メッセージグループのカテゴリを指定します。
    • メッセージ
      • グループで管理するメッセージを登録します。
  • 更新
    • グループIDは変更不可です。その他の項目については登録時と同様に変更可能です。
  • 削除
    • グループを削除します。
    • グループにメッセージが登録されている場合、同時に削除されます。

4.9.3.8. メッセージの操作

  • 新規作成
    • メッセージキー
      • メッセージを識別するためのキーを指定します。キーはグループ内で一意となるよう指定します。
    • メッセージ
      • メッセージの内容を入力します。
  • 更新
    • メッセージキー、メッセージとも変更可能です。
  • 削除
    • メッセージを削除します。

4.9.3.9. 多言語メッセージ定義一覧の動作仕様

カテゴリ、メッセージグループおよびメッセージの一覧を参照できます。
  • 左ツリー検索

    • 検索では、カテゴリ、メッセージグループのフィルタリングが可能です。
    • フィルタリングではカテゴリ名およびグループ名に入力文字が含まれるものが表示されます。
    • カテゴリに親カテゴリが設定されている場合、全ての親カテゴリが表示されます。
  • 左ツリーカテゴリ・グループ選択

    • カテゴリを選択すると、親カテゴリが選択したカテゴリに設定されているグループのメッセージが一覧に表示されます。
    • グループを選択すると、選択グループのメッセージが一覧に表示されます。
  • 左ツリーカテゴリ選択時

    • カテゴリが選択されていると、メッセージ一覧に選択中のカテゴリ名と編集アイコンが表示されます。
    • 編集アイコンをクリックすることで、カテゴリ編集画面に遷移します。
  • 左ツリーグループ選択時

    • グループが選択されていると、メッセージ一覧に選択中のグループ名と編集アイコンが表示されます。
    • 編集アイコンをクリックすることで、グループ編集画面に遷移します。
  • メッセージ一覧
    • メッセージ一覧では、メッセージのフィルタリングが可能です。
    • 対象項目(メッセージグループ名、メッセージキー、メッセージ)を選択し、名称を入力すると入力文字が含まれるメッセージが表示されます。
    • 表示切替でメッセージ一覧に表示するロケール(標準、日本語、英語、中国語)を選択できます。
    • メッセージ一覧でメッセージのリンクをクリックすると、編集画面へ遷移します。