4.1. アプリケーション¶
アプリケーションは、アプリケーション管理機能 における管理対象の単位であり、複数のリソースを内包します。
4.1.1. アプリケーションが扱う情報¶
アプリケーションは下記の情報を管理します。
- アプリケーションID
- アプリケーションを一意に識別するためのIDです。
- 名前
- アプリケーションの名前です。
- 備考
- アプリケーションの内容に関する備考です。
- アプリケーションカテゴリ
- アプリケーションを分類するカテゴリです。
4.1.2. 国際化¶
アプリケーションの名称は、各ロケール用(製品標準では、日本語、英語、中国語)の表示名と標準表示名を持ちます。
原則として アプリケーション管理機能 では、ユーザのロケールに合わせた表示名を利用します。
対象のユーザのロケールに合致する表示名が定義されていない場合、アプリケーション管理機能 はその代替として標準表示名を利用します。
4.1.3. アプリケーションカテゴリ¶
アプリケーションカテゴリは、アプリケーションの利用用途や適用範囲を分類するための情報です。
アプリケーション管理機能 ではアプリケーションの管理・分類するための情報としてアプリケーションカテゴリを利用します。
4.1.4. カテゴリの階層化¶
アプリケーションカテゴリは階層構造を設定できます。
アプリケーションカテゴリに親カテゴリを設定することで、設定したカテゴリの子カテゴリとして設定され、階層構造を持ちます。
4.1.5. カテゴリの削除¶
アプリケーションカテゴリの削除には、物理削除が利用されます。
またアプリケーションカテゴリは、下記の条件の場合のみ削除可能です。
- 削除対象のカテゴリの属するアプリケーションが存在しない場合
- 削除対象のカテゴリに子カテゴリが存在しない場合
4.1.6. アプリケーションの操作¶
- 作成
- アプリケーション作成機能を利用して作成可能です。
- 空のテンプレートを利用して、リソースの紐付いていない状態からゼロベースでアプリケーションを作成できます。
- アプリケーションは、アプリケーションカテゴリに属する必要があります。
- アプリケーション作成機能を利用して作成可能です。
- 更新
- アプリケーション情報の更新ができます。
- アプリケーション名、備考、所属するアプリケーションカテゴリの更新が可能です。
- アプリケーション情報の更新ができます。
- 削除
- アプリケーション情報が物理削除されます。
- アプリケーション管理ログも同様に物理削除されます。
- アプリケーション作成時に生成されたテーブルは削除されません。
- アプリケーション削除時にアプリケーションカテゴリは削除されません。
- アプリケーションに関連するリソース情報
- 「アプリケーションに紐付いているリソースの定義も削除する」にチェックを入れた場合、リソース情報に紐づくリソースの定義も削除されます。
- 下記の場合、リソースの定義は削除されず、Accel Studio のアプリケーションとリソースの関連情報のみ削除されます。
- 他のアプリケーションに対象のリソースの定義リソースが紐付いている場合
- リソースの定義が、削除対象のアプリケーションに紐づかない別リソースの定義から参照されており、削除が実行できない場合
- データ定義 のエンティティ、また、それに紐づくテーブル、内包するエンティティの項目
- アプリケーション情報が物理削除されます。
コラム
リソースの定義とは
リソースの定義とは、リソースの元となる各ローコードアプリケーションの資材のことです。
アプリケーション管理機能 では、アプリケーションに紐づく各ローコードアプリケーションの資材をリソースとして管理します。
各ローコードアプリケーションの資材から情報を同期し、アプリケーション管理機能 のリソースとして情報を管理しています。
注意
IM-LogicDesigner のロジックフロー定義の削除について
IM-LogicDesigner のリソースの定義であるロジックフロー定義が削除の対象である場合、利用されているユーザ定義が削除される場合があります。
ユーザ定義が複数のロジックフロー定義から参照されておらず、削除対象のロジックフローのみが参照している場合に削除されます。
また、フロー定義はアプリケーションに紐付けられ、 アプリケーション管理機能 でリソースとして管理されているものが削除対象です。
そのため、リソースとして管理されているロジックフロー定義から別の管理外のロジックフロー定義を呼び出している場合、管理外のロジックフロー定義、またそのロジックフロー定義に利用されているユーザ定義は削除されません。
- インポート
- アプリケーションのインポートにより、アプリケーションの新規作成、更新ができます。
- 詳しい内容は、「インポート・エクスポート」を参照してください。
- アーカイブ機能
- アプリケーションの構成情報、リソース情報をアーカイブ情報として保存、任意のタイミングでアーカイブ情報を適用し、アプリケーションをその時点の状態に戻すことができます
- 詳しい内容は、「アーカイブ機能」を参照してください。