Accel Studio アプリケーション管理機能 仕様書 第6版 2024-04-01

3. 概要

3.1. アプリケーション管理機能 とは

アプリケーション管理機能 とは、intra-mart Accel Platform の提供するローコード開発機能を統合し、各機能で作成されたローコード資材をアプリケーション単位で包括的に管理するための機能です。

アプリケーション管理機能 の特徴は以下の通りです。
  • ローコード資材をアプリケーション単位で管理します。
  • アプリケーション単位で認可の設定を行います。
  • ローコード資材の変更履歴を管理します。
  • アプリケーション単位でのインポート・エクスポートを行います。

3.2. 管理可能なローコード資材

モジュール名 資材名 機能カテゴリ 定義カテゴリ
IM-BloomMaker コンテンツ定義 画面 画面コンテンツ
  ルーティング定義 公開URL 画面URL
IM-LogicDesigner ロジックフロー定義 ロジック ロジックフロー
  ロジックフロールーティング定義 公開URL APIのURL
  トリガ定義 ロジック ロジックトリガ
IM-Workflow コンテンツ定義/フロー定義/ルート定義 ワークフロー ワークフロー定義
ViewCreator データ参照 画面 クエリのデータ参照
  ルーティング定義 公開URL クエリのURL
  クエリ定義 ロジック クエリ
IM-Repository エンティティ データ定義 データ定義

コラム

ワークフロー定義とは

2022 Winter(Freesia) より追加された定義カテゴリです。
2022 Spring(Eustoma) 以前ではコンテンツ定義、フロー定義、ルート定義として管理していました。
詳しくは「リソース」を参照してください。
モジュール名 資材名 機能カテゴリ 定義カテゴリ
IM-Workflow コンテンツ定義 ワークフロー コンテンツ定義
  フロー定義 ワークフロー フロー定義
  ルート定義 ワークフロー ルート定義

3.3. ロール

アプリケーション管理機能 では、標準で以下のロールが用意されています。

  • Accel Studio 管理者

3.3.1. Accel Studio 管理者 (accel_studio_manager)

アプリケーション管理機能 で開発をする権限を有するロールです。
アプリケーション管理機能 画面で管理するローコード資材の確認や編集ができます。
Accel Studio 管理者 ロールは以下のロールをサブロールに持っています。
  • IM-BloomMaker 管理者
  • LogicDesigner 管理者
  • IM-Repository 管理者
  • ViewCreator管理者
  • メニュー管理者 (※ 2023 Spring(Gerbera) 以降)
アプリケーション管理機能 からは使用しない各機能の細かな機能については権限を有していないものもあるため、必要に応じて各ローコード開発製品の管理者ロールを併用してください。

3.4. 必要な認可リソース

アプリケーション管理機能 では、デフォルトで テナント管理者 ロールと Accel Studio 管理者 ロールに認可の許可を設定しています。
この認可設定はアプリケーション管理機能を利用するためのものであるため、ローコード資材の追加や更新を行うためには、各ローコード開発製品の認可の許可を設定する必要があります。
独自の認可設定を行い、アプリケーション管理機能を利用する場合は、認可設定に注意してください。

3.5. 用語

3.5.1. アプリケーション

アプリケーション管理機能 で管理される単位の総称です。
固有の名前や備考情報と内包するローコード資材との関連情報を持ちます。

3.5.2. アプリケーションカテゴリ

アプリケーションに設定する分類情報を指します。
開発者は作成したアプリケーションに対して、その用途や適用範囲を示す情報としてアプリケーションカテゴリを設定します。

3.5.3. リソース

アプリケーションを構成するローコード資材の総称を指します。
アプリケーションに対して複数のリソースを関連付けることが可能です。
リソースとして管理されるローコード資材は管理可能なローコード資材にある通りです。

3.5.4. アプリケーションルート

アプリケーションと関係するリソースの中で、アクセスを管理するものを指します。
画面のURLやAPIのURLなど、ルーティングを管理するリソースがこれに該当します。

3.5.5. 機能カテゴリ

リソースの種類を動作内容により分類するカテゴリです。
機能カテゴリは下記の通りです。
  • 画面
    • 表示項目など、画面を構成するリソースが分類されるカテゴリです。
  • 公開URL
    • ルーティング内容を管理するカテゴリです。
    • アプリケーションルートに該当するリソースが分類されます。
  • ロジック
    • ビジネスロジックを管理するリソースが分類されるカテゴリです。
  • ワークフロー
    • IM-Workflow の資材が管理されるカテゴリです。
  • データ定義
    • IM-Repository の資材を管理するカテゴリです。

3.5.6. 定義カテゴリ

リソースに対応するローコード製品の資材名を分類するカテゴリです。
管理可能なローコード資材の資材名を アプリケーション管理機能 では定義カテゴリとして別名で呼称します。