Accel Studio アプリケーション管理機能 仕様書 第6版 2024-04-01

4.5. インポート・エクスポート

アプリケーション管理機能 のインポート・エクスポート機能では、アプリケーション単位で内包するローコード資材を含めて統合的なインポート、エクスポートを行います。

4.5.1. インポート・エクスポートで扱う情報

インポート・エクスポートでは以下の情報を扱います。

  • アプリケーション情報
    • アプリケーション名、備考(国際化情報)を含みます。
    • アプリケーションのリソース関連情報を含みます。
  • アプリケーションカテゴリ
    • カテゴリ名(国際化情報)を含みます。
  • リソース情報
    • 各ローコード資材別にエクスポートされた資材を含みます。
    • 内部のファイル形式やフォーマットはローコード製品毎に異なります。

注意

アプリケーション管理ログについて
アプリケーション管理機能 のインポート・エクスポート機能では、アプリケーション管理ログは管理されていません。
アプリケーションを作成した環境から別環境には移行できません。

4.5.2. リソース情報詳細

各製品の定義情報とリソース情報との扱いについて説明します。
アプリケーションでは、各製品の定義情報を下記の3つに分けています。
  • アプリケーションのリソースとして管理

  • アプリケーションのリソースとして管理されないが、リソースに内包され、エクスポート/インポート対象※1

  • アプリケーションのリソースと関連は持つが、リソースに内包せず、エクスポート/インポート対象外※2
対象製品 アプリケーションのリソースとして管理 ※1 ※2 備考
IM-BloomMaker コンテンツ定義      
  ルーティング定義      
IM-LogicDesigner フロー定義      
  ルーティング定義      
  トリガ定義      
    ユーザ定義    
IM-Workflow ワークフロー定義     フロー定義/ルート定義/コンテンツ定義をセットで、1つのワークフロー定義として管理する。
    ルート定義   テンプレート置換用
    ルール定義    
    案件プロパティ定義    
    メッセージ定義    
      全文検索設定  
      フローグループ定義  
      一覧表示パターン定義  
      管理グループ定義  
IM-Repository エンティティ      
    辞書項目    
    列挙型    
ViewCreator クエリ      
  データ参照      
  ルーティング定義      
ユーティリティ 自動採番定義      
  共通定数定義      
  多言語メッセージグループ     1つの多言語メッセージグループ内で複数のメッセージを管理する。

4.5.3. インポート・エクスポート時の動作仕様

アプリケーション管理機能 のインポート・エクスポート機能の動作仕様は、以下の通りです。

4.5.3.1. エクスポート

エクスポート機能は、「インポート・エクスポートで扱う情報」に記載した内容を、全てのアプリケーション管理機能 に関するデータを出力します。 アプリケーション管理ログはエクスポートされません。

4.5.3.2. インポート

インポート機能は、エクスポート機能により、アーカイブされたZIPファイルをもとに、アーカイブファイルに含まれる全てのアプリケーション管理機能 に関するデータを取り込みます。
インポートの方式にはアプリケーションの存在状態によって内部的に制御されています。インポート方式の選択は行えません。
ローコード資材のリソースも同様に存在していなければ新規作成、存在していた場合は更新処理が行われます。
なお、アプリケーションカテゴリは存在していない場合のみ新規作成され、更新処理は行われません。

注意

インポートによるアプリケーションの更新について
全ての情報の更新を行うため、各ローコード資材の更新も同時に行われます。
上書かれた情報を元に戻すことはできませんので注意してください。

4.5.3.3. インポート適用時のリソース差分の確認

下記のリソースが差分表示に対応しています。
インポート時にリソースに差分がある場合、インポート適用画面から各リソースの差分確認画面で差分を確認できます。
対象製品 対象リソース
IM-BloomMaker コンテンツ定義
IM-LogicDesigner フロー定義
IM-Workflow ワークフロー定義
IM-Repository エンティティ