Accel Studio アプリケーション管理機能 仕様書 第6版 2024-04-01

4.8. Accel Studio全文検索機能

IM-ContentsSearch for Accel Studio(以下、Accel Studio全文検索機能)は、IM-Workflow全文検索機能を拡張し、 アプリケーションのリソースのワークフロー定義で申請/処理が行われた案件のユーザデータを全文検索する機能です。

コラム

当該機能は2023 Spring(Gerbera)より追加されました。

コラム

当該機能はIM-ContentsSearchが必要です。

IM-ContentsSearchのライセンスについての詳細は以下のドキュメントを参照してください。

コラム

当該機能のベースとなるIM-Workflow全文検索機能の詳細は「IM-ContentsSearch for IM-Workflow仕様書」を参照してください。

4.8.1. Accel Studio全文検索機能の仕様

4.8.1.1. 全文検索設定情報の管理

全文検索設定情報の管理は、アプリケーション/ワークフロー定義単位です。以下の条件を満たす情報が管理対象です。
  • アプリケーションの条件

    • エンティティがリソース紐づけ
  • ワークフロー定義の条件

    • ワークフロー定義が上記のアプリケーションのリソース紐づけ

注意

リソース紐づけの解除について

エンティティに対してリソースの紐づけの解除を行った場合、全文検索設定情報の管理情報は削除しません。

4.8.1.2. 全文検索設定情報の選択

全文検索設定情報の選択は、アプリケーション/ワークフロー定義単位で管理するリソースに対して、エンティティ/エンティティ項目単位です。
以下の条件を満たす情報が選択対象です。
  • エンティティの条件
    • エンティティ項目にユーザデータIDが以下の内容で定義
      • 主キー
      • データベースの物理名がuser_data_id
      • データ定義の検索条件に条件が完全一致
  • エンティティ項目の条件
    • エンティティ項目のうち、以下のJavaのデータ型で定義
      • Integer
      • Long
      • Float
      • Double
      • BigInteger
      • BigDecimal
      • String

コラム

アプリケーションのリソースに複数のエンティティが存在した場合について

アプリケーションのリソースに複数のエンティティが存在した場合、条件を満たすエンティティのすべてが選択できます。
例:
Accel Studioのテンプレートの「シンプルなワークフロー」から以下のリソースを作成
アプリケーション:”application01”
ワークフロー定義:”workflow01”
エンティティ:”entity01”
アプリケーション:”application01”で以下のリソースを追加
ワークフロー定義:”workflow02”
エンティティ:”entity02”
アプリケーション:”application01”/ワークフロー定義:”workflow01”単位で全文検索設定情報の選択を行う際、エンティティ:”entity01”とエンティティ:”entity02”が対象です。

コラム

ユーザデータIDについて

エンティティ項目にユーザデータIDはJavaのデータ型がStringですが、選択できません。

注意

リソース紐づけの解除について

エンティティに対してリソースの紐づけの解除を行った場合、全文検索設定情報の選択情報は削除しません。

4.8.1.3. クローリング

基本仕様は「IM-ContentsSearch for IM-Workflow仕様書」を参照してください。

コラム

クローリング対象について

クローリング対象の情報は、ワークフロー定義で申請/処理が行われた案件のシステム案件IDに紐づくユーザデータIDから取得できた情報です。
上記の情報のうち、全文検索設定情報の選択で指定したエンティティ/エンティティ項目と一致するものだけがクローリングの対象にします。

コラム

2022 Winter(Freesia)のAccel Studioのテンプレートの「シンプルなワークフロー」から作成されたアプリケーションのエンティティ項目の添付ファイルについて

このエンティティ項目はJava変数名がfileKeyListでJavaのデータ型がStringです。
上記のエンティティ項目は、添付ファイルとして、クローリングします。

4.8.1.4. インポート・エクスポート

コラム

全文検索設定情報のインポート・エクスポート機能は2024 Spring(Iris)より追加されました。

4.8.1.4.1. インポート・エクスポートで扱う情報

インポート・エクスポートでは以下の情報を扱います。

  • アプリケーションID
  • リソースID
  • 全文検索設定情報の選択情報

4.8.1.4.2. インポート・エクスポート時の動作仕様

全文検索設定情報のインポート・エクスポート機能の動作仕様は、以下の通りです。
  • エクスポート

    エクスポート機能は、 「インポート・エクスポートで扱う情報」 に記載した内容をjsonファイルに出力します。
    設定状態が未設定の情報も出力します。
  • インポート

    インポート機能は、エクスポート機能により、出力された json ファイルをもとに、ファイルに含まれる全文検索設定情報が以下の条件を満たす場合に、データを取り込みます。

    インポート先環境の全文検索設定情報は、ファイルの全文検索設定情報に上書きされます。