Accel Studio アプリケーション管理機能 仕様書 第6版 2024-04-01

4.9.2. 共通定数

共通定数では、共通定数定義を管理する機能を提供します。
共通定数定義とはIM-BloomMaker、IM-LogicDesignerで共通で利用できる定数を定義しているものです。
IM-BloomMaker、IM-LogicDesignerそれぞれで使用する定数として利用できます。
共通定数定義を変更した場合、各製品には変更が即時反映されます。

コラム

共通定数は2024 Spring(Iris)より追加されました。

注意

IM-BloomMaker、IM-LogicDesignerを利用しているが、アプリケーションに対して利用する共通定数が紐づけされていない場合、アプリケーション内に共通定数情報は含まれません。
アプリケーションのエクスポート資材にも含まれないため、リソースがアプリケーションと紐づいているかどうかリソース関連図を参照して確認してください。
リソース関連図については、「リソース関連図」を参照してください。

4.9.2.1. 共通定数定義が扱う情報

共通定数定義は下記の情報を管理します。

  • 共通定数ID
    • 共通定数定義を一意に識別するためのIDです。
    • 共通定数定義の型情報です。
      • 文字列
      • 整数
      • 浮動小数点数
      • 高精度小数
      • 真偽値
      • 日付・時刻
  • 定数値
    • 共通定数定義の定数値です。
  • 共通定数カテゴリ
    • 共通定数定義を分類するカテゴリです。
  • 説明
    • 共通定数定義の内容に関する説明です。

4.9.2.2. 国際化

共通定数定義の説明は、各ロケール用(製品標準では、日本語、英語、中国語)の説明を持ちます。
原則として共通定数定義管理機能では、ユーザのロケールに合わせた説明を利用します。
対象のユーザのロケールに合致する説明が定義されていない場合、共通定数定義管理機能はその代替として標準の説明を利用します。
共通定数カテゴリについてはカテゴリの名称も同様です。

4.9.2.3. 共通定数カテゴリ

共通定数カテゴリは、共通定数定義の利用用途や適用範囲を分類するための情報です。
共通定数定義管理機能では共通定数定義の管理・分類するための情報として共通定数カテゴリを利用します。

4.9.2.4. 共通定数カテゴリが扱う情報

共通定数カテゴリは下記の情報を管理します。

  • カテゴリID
    • カテゴリを一意に識別するためのIDです。
  • カテゴリ名
    • カテゴリの名前です。
  • 親カテゴリID
    • 親カテゴリのカテゴリIDです。
  • ソート番号
    • カテゴリの表示順を制御するための番号です。

4.9.2.5. カテゴリの階層化

共通定数カテゴリは階層構造を設定できます。
共通定数カテゴリに親カテゴリを設定することで、設定したカテゴリの子カテゴリとして設定され、階層構造を持ちます。

4.9.2.6. カテゴリの削除

共通定数カテゴリの削除には、物理削除が利用されます。
また共通定数カテゴリは、下記の条件の場合のみ削除可能です。
  • 削除対象のカテゴリの属する共通定数定義が存在しない場合
  • 削除対象のカテゴリに子カテゴリが存在しない場合

4.9.2.7. 共通定数定義の操作

  • 作成
    • 共通定数定義の作成ができます。
      • 共通定数ID
      • 定数値
      • 共通定数カテゴリ
      • 説明
  • 更新
    • 共通定数定義の更新ができます。
      • 定数値
      • 共通定数カテゴリ
      • 説明

コラム

更新時に変更できない項目

更新時には 共通定数ID , 型 は変更できません。
  • コピー新規
    • 当該共通定数定義の情報を複製して、新たに共通定数定義を作成できます。
    • 複製する情報は以下の通りです。
      • 定数値
      • 共通定数カテゴリ
      • 説明

コラム

アプリケーションのリソースとして管理されている共通定数定義の場合

コピー新規した共通定数定義はアプリケーションのリソースには含まれません。
作成時に戻る、または作成後は共通定数定義一覧へ遷移します。
  • 削除
    • 共通定数定義の削除ができます。

4.9.2.8. 共通定数定義一覧

共通定数定義の一覧を参照できます。
カテゴリの登録、更新、削除ができます。