intra-mart Accel Platform Accel Studio テンプレートカタログ 第7版 2024-04-01

5.2.2. 在庫管理

このページでは「在庫管理」テンプレートの概要、アプリケーション作成手順、画面イメージと操作方法について解説します。

5.2.2.1. 「在庫管理」テンプレートとは

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「在庫管理」テンプレートは、商品の在庫数を管理するアプリケーションです。
商品の情報にバーコードまたはQRコードを登録・生成できます。また、登録したコードを読み取り、商品在庫数を更新できます。
バーコードとQRコードはどちらか一方のみ使用でき、アプリケーション作成時に指定します。
このテンプレートは「バーコード生成」モジュールが含まれていない環境では利用できません。
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コラム

「在庫管理」テンプレートは2021 Winter(Dandelion)から利用できます。

コラム

「バーコード生成」モジュールが含まれていない環境では、アプリケーション作成時にビルドエラーとなり、アプリケーションの作成に失敗します。

5.2.2.2. 「在庫管理」テンプレートの利用方法

「在庫管理」テンプレートを利用したアプリケーションの作成手順と「在庫管理」アプリケーションの操作方法をご紹介します。

5.2.2.2.1. アプリケーションの作成手順

「在庫管理」テンプレートを利用してアプリケーションを作成する手順についてご紹介します。
  1. アプリケーション作成画面への遷移
    Accel Studioの「業務テンプレート一覧」から「在庫管理」テンプレートを選択します。
    Accel Studioの「業務テンプレート一覧」は、「サイトマップ」→「Accel Studio」→「業務テンプレート一覧」から遷移できます。
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  2. アプリケーションのIDや名称などの設定
    「在庫管理」テンプレートを選択し、アプリケーション情報の設定画面が表示されたら、アプリケーションのIDや名称などを設定します。
    設定した基本情報は、各処理や画面の名称、IDなどに利用されます。
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  3. データベースのテーブルに利用する名称の定義
    次に、作成するアプリケーションで扱うデータベースのテーブルに利用する名称を定義します。
    ここでは、商品の情報を保持するテーブルの名称を設定します。
    なお、「在庫管理」テンプレートでは、既存のテーブルはご利用いただけません。
    任意でテーブルにカラムを追加し、商品の情報を追加できます。追加したカラムは商品情報として「編集画面」から編集できます。
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    コラム

    テーブル情報に標準で設定されている各項目の表示名は、多言語化対応が行われ、各画面に表示されます。
    新規で追加した項目については、多言語化されずに標準ロケールにのみ設定されます。
    新規で追加した項目に多言語化対応が必要な場合は、アプリケーション作成後に、IM-BloomMakerで作成された「画面」へアクセスし、「 多言語を定義する 」の方法にて各ロケールの表示名を設定してください。
  4. アプリケーションのオプション指定
    「在庫管理」テンプレートは、商品の情報にバーコードまたはQRコードを登録・生成できます。
    バーコードとQRコードはどちらか一方のみ使用できます。
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  5. その他情報の指定
    作成されるアプリケーションに利用されるリソースのIDやルーティング情報を手動で決定できます。
    チェックを入れないことを推奨します。
  6. アプリケーション作成開始
    アプリケーションの基本情報と、テーブル名を入力したら「アプリケーション作成」ボタンをクリックしてください。
    入力項目に不備が無ければ自動でアプリケーションの作成ができます。
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  7. アプリケーション作成結果
    アプリケーション作成が完了すると、ステータスが「COMPLETE」と表示されます。
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    コラム

    作成したアプリケーションは、初期設定では「テナント管理者」または「Accel Studio管理者」ロールを持ったユーザのみ利用できます。
    任意のユーザに対して、利用を許可したい場合の設定方法は、 「 Accel Studio アプリケーション管理機能 仕様書 」 - 「 Accel Studio アプリケーション認可設定 」をご確認ください。

5.2.2.2.2. アプリケーションのアクセス手順

作成したアプリケーションへアクセスする方法をご紹介します。
「在庫管理」テンプレートから作成されるアプリケーションは、「在庫一覧画面」または「在庫数更新画面」を起点として操作することを想定しています。
以下では「在庫一覧画面」または「在庫数更新画面」へのアクセス手順について説明します。

5.2.2.2.2.1. 「 テンプレートビルドジョブ - 詳細」画面から遷移する

「テンプレートビルドジョブ - 詳細」画面はアプリケーション作成完了後に表示されます。
「テンプレートビルドジョブ - 詳細」画面のステータスが「COMPLETE」と表示されたら、「作成された「在庫一覧画面」へはこちらの詳細アイコンから遷移できます。」の欄にある icon1 をクリックしてください。
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コラム

「テンプレートビルドジョブ - 詳細」画面は、「サイトマップ」→「Accel Studio」→「アプリケーション作成」→「テンプレートビルドジョブ」に遷移し、作成したアプリケーションの「詳細」をクリックすることで表示できます。

5.2.2.2.2.2. 画面のURLを取得する

「在庫管理」テンプレートから作成したアプリケーションは「在庫一覧画面」「在庫編集画面」「在庫登録画面」「在庫数更新画面」のそれぞれに画面URLが定義されています。
  1. 「ルーティング定義編集」画面への遷移
    「サイトマップ」→「Accel Studio」→「アプリケーション一覧」で、「自動生成されたアプリケーション」カテゴリを選択します。
    作成したアプリケーションを選択し、「アプリケーション構成情報」画面が表示されたら、「公開URL」タブをクリックしてください。
    続いて、URLを取得したい画面のカードをクリックし、「ルーティング定義編集」画面を開きます。
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  2. URLを取得
    「URL」の icon2 をクリックすることで、URLがクリップボードにコピーされます。
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    コラム

    取得したURLは、初期設定では「テナント管理者」または「Accel Studio管理者」ロールを持ったユーザのみアクセス可能です。
    任意のユーザに対して、利用を許可したい場合の設定方法は、 「 Accel Studio アプリケーション管理機能 仕様書 」 - 「 Accel Studio アプリケーション認可設定 」をご確認ください。

    コラム

    作成したアプリケーションをグローバルメニューに追加したい場合は、グローバルナビ設定をご利用ください。
    グローバルナビの設定方法は、「ファーストステップガイド 」 - 「管理者が一般ユーザ向けのメニューを作成する 」をご確認ください。

5.2.2.2.3. アプリケーションの画面イメージと操作方法

「在庫管理」テンプレートから作成されるアプリケーションは、「在庫一覧画面」または「在庫数更新画面」を起点として操作することを想定しています。
下記ではアプリケーション作成時の「アプリケーションのオプション指定」で「バーコード」を選択した場合の操作を説明します。「QRコード」を選択した場合でも同様の機能が利用できます。

5.2.2.2.3.1. 在庫一覧画面

「在庫一覧画面」では、登録した商品を閲覧できます。
アプリケーション作成時に任意で追加した商品の情報は、一覧には表示されません。
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画面右側の絞り込み条件では、「商品名」や「商品管理コード」「単価」「在庫数」「在庫率」から商品を絞り込みできます。
なお、アプリケーション作成時に任意で追加した項目での絞り込み機能は組み込まれていません。
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5.2.2.2.3.2. 在庫登録画面

「在庫登録画面」では、商品の登録ができます。
「在庫一覧画面」の「新規作成」ボタンから「在庫登録画面」に遷移できます。
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「バーコード1」「バーコード2」には商品のバーコードを登録できます。
「読み取り」を選択するとカメラが起動します。商品のバーコードを読み取り、文字列を取得できます。
「採番」を選択すると一意な文字列を生成します。商品にバーコードが無い場合にご利用ください。
「表示」を選択すると入力された文字列から作成されるバーコードを表示します。
表示されたバーコードは画像として保存できるため、印刷して商品に貼り付けるなどの利用が可能です。
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コラム

カメラが搭載されていない端末では、「読み取り」機能は利用できません。

コラム

「読み取り」機能を利用する場合、https でのアクセスが必要です。

アプリケーション作成時に任意で追加した商品の情報は、「バーコード2」の下部に配置されます。
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5.2.2.2.3.3. 在庫編集画面

「在庫編集画面」では、商品情報の編集ができます。
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画面右下の南京錠アイコンは排他制御エレメントです。
南京錠アイコンをクリックして排他制御を有効にすると、他のユーザは編集ができない状態になり、編集の衝突を防ぐことができます。

青柳辰巳が画面を制御しているとき、青柳辰巳のアイコン周囲が青く変化します。
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同画面にアクセスしている丸山益男からは、青柳辰巳が画面を制御していること、入力欄およびボタンが非活性になっていることが確認できます。
なお、バーコード表示ボタンは排他制御の対象外です。
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5.2.2.2.3.4. 在庫数更新画面

「在庫数更新画面」では、商品在庫の増減を入力して在庫数を更新できます。
「在庫数更新画面」は項目を入力すると下部に次の入力内容が表示されます。下記を順番に入力してください。
  1. 商品を検索
    商品管理コードを入力、または「読み取り」からバーコードを読み取って入力し、「検索」を選択します。
  2. 在庫の増減を入力
    増減する数値を入力し、「在庫増(入荷・補充)」または「在庫減(出荷・消費)」を選択します。
  3. 確認して更新
    最終的な在庫を確認して「更新」を選択します。
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