intra-mart Accel Platform IM-Workflow 仕様書 第37版 2024-04-01

3.32. トランザクションデータ

IM-Workflow の機能によって、案件が申請した際に生成される情報をトランザクションデータといいます。
このトランザクションデータには大きく2つの種類があります。
  • データベースで管理するトランザクションデータ
    案件が完了するまで、情報量が増減し、案件が完了すると情報量が減る特性があります。
  • XMLファイル形式で管理するトランザクションデータ(トランザクションファイル)
    案件が完了するまで、情報量が増加しつづける特性があります。

データベースで管理するトランザクションデータ

データベースで管理するトランザクションデータについては、一切の操作は禁止です。

トランザクションファイル

トランザクションファイルについては、設定により、保存先を選択できたり、圧縮できたり、設定した数だけ残すことができます。

コラム

トランザクションファイルは、ノード移動する数に比例して増加します。
[開始]→[申請]→[承認1]→[承認2]→[承認3]→[終了] というフローの場合
申請するときは、[開始]→[申請]→[承認1]と移動するので、トランザクションファイルの数は 2 増加します。
[承認1]で承認すると[承認1]→[承認2]と移動するので、トランザクションファイルの数は 1 増加します。
[承認2]で承認すると[承認2]→[承認3]と移動するので、トランザクションファイルの数は 1 増加します。
[承認3]で承認すると[承認3]→[終了]と移動するので、トランザクションファイルの数は 1 増加します。
このフローが上記のような完了案件となるまでのトランザクションファイルの数は 5(2+1+1+1) です。
基本として、トランザクションファイルの数はフローの矢印(→)と等しいですが、以下のような処理が含まれると、トランザクションファイルの数が増加します。
上記のフローで、[承認3]で承認をせずに、[申請]へ差戻しすると[承認3]→[承認2]→[承認1]→[申請]と移動するので、トランザクションファイルの数は 3 増加します。
上記の差戻しを[承認3]で引戻しすると[申請]→[承認1]→[承認2]→[承認3]と移動するので、トランザクションファイルの数を 3 増加します。