IM-RPA 利用ガイド 第7版 2023-10-01

IM-RPA 利用ガイド 第7版 2023-10-01

5.1. セットアップ

5.1.1. IM-Juggling プロジェクトの編集

WinActor連携は、IM-RPAモジュールを使用します。
以下の手順で設定を行ってください。
  1. IM-Jugglingにて、プロジェクトにIM-RPAモジュールを追加してください。
    以下のドキュメントを参照してください。

    注意

    IM-RPAモジュールのご利用には、エンタープライズ版の構成、およびライセンスが必要です。
  2. 「設定ファイルが存在しません」という赤字のメッセージをクリックします。
    表示されるダイアログにて「OK」をクリックし、このプロジェクトに「WinActorクライアント設定ファイル」(winactor-config.xml)を追加します。
  3. 「ProjectNavigator」内の「 <(プロジェクト名)/conf/winactor-config.xml> ファイル」をダブルクリックで開き、「ソース」を選択します。
    ../../../_images/winactor_setup_juggling_2.png
  4. <winactor-config>/<agents>/<agent> タグのendpoint属性に対して、接続先エージェントのエンドポイントを記述します。
    エージェントが複数存在する場合は、<agent>タグを繰り返し設定してください。
    エンドポイントは以下の形のURLです。ポート番号は標準では8088を利用します。
    http://<エージェントのアドレス>:8088/winactor/agent/service
    
  5. <winactor-config>/<retry>/<max-count> および <wait-seconds> タグに、エージェントへの接続試行回数と待ち時間を設定します。
  6. 「WinActorクライアント設定ファイル」を保存します。
  7. IM-JugglingでWARファイルを出力し、アプリケーションサーバへデプロイを行ってください。

コラム

エージェントを選出するエージェントセレクタに対して、各エージェント別にパラメータを与えることができます。
ただし、エージェントセレクタの標準実装では、このパラメータは利用しておりません。
エージェントセレクタを独自実装で差し替えた場合、必要に応じてパラメータを名前と値の組み合わせで記述可能です。
<agent>タグ内に<param>タグ、および<param-name>、<param-value>タグの組み合わせで設定してください。

コラム

2020 Winter(Azalea) 以降、上記エージェントの設定は、テナント環境セットアップ後、テナント管理者が画面から行うことも可能です。
エージェントの追加・削除などが頻繁に発生する場合は、そちらを利用することを推奨します。
詳細については 「WinActor連携 システム共通設定 編集画面」 を参照してください。
上記エージェントの設定手順は、 IM-Jugglingプロジェクト内に設定内容を保持する必要がある場合にご利用ください。

コラム

intra-mart Accel Platform 2023 Autumn(Hollyhock)以降で、テナント別に設定を保持する必要がある場合、または、大量にエージェントを管理する必要がある場合は、WinActor連携 テナント別設定 編集画面 を利用してください。
詳細については 「WinActor連携 テナント別設定 編集画面」 を参照してください。

5.1.2. ライセンスコードの登録

IM-RPAを利用するためには、テナント環境セットアップ後、製品ライセンスコードの登録が必要です。
テナント環境セットアップについては、「intra-mart Accel Platform セットアップガイド」-「テナント環境セットアップ」を参照してください。
  1. IM-RPAのライセンス登録を行います。
    詳細は「ライセンスの登録」を参照してください。

5.1.3. エージェントのダウンロード

WinActorエージェントは、Product File Download (https://product.intra-mart.jp/srcdownload/)よりダウンロードしてください。
ダウンロードには、IM-RPAのライセンスキーが必要です。
RPASDという文字列から始まるライセンスキーを入力することでWinActorエージェントのダウンロードリンクが表示されます。

5.1.4. エージェントの起動

WinActorエージェントは、実行可能jar形式で同梱しています。
WinActorがインストールされている各端末にて、以下の手順を実施し、エージェントを起動してください。
  1. Java JDKをインストールします。(JDKバージョン:intra-mart Accel Platformのシステム要件に準拠)

  2. WinActorの実行ファイルが存在しているフォルダのパスを、システム環境変数 PATH に設定します。

    例) WinActorを C:\Program Files\WinActor にインストールした場合
    システム環境変数 PATH の編集画面にて、上記パスを新規追加します。
    ../../../_images/winactor_setup_env.png
  3. 「im_winactor_agent-8.x.x.jar」を任意のフォルダに配置します。

  4. jarファイルを配置したフォルダにて、以下のコマンドを実行し、エージェントを起動します。
    java -jar im_winactor_agent-8.x.x.jar
    
  5. エージェントが起動すると、リクエスト受付の待機状態が始まります。
    アプリケーションサーバからのリクエストを受信すると、WinActorが自動的に起動され、シナリオが実行されます。

コラム

エージェントの起動時に、以下の表のシステムプロパティをJavaの引数として -Dxxx=xxx 形式で指定可能です。
次のコマンドのように、引数は -jar よりも前に指定してください。
java -Dserver.port=18088 -jar im_winactor_agent-8.x.x.jar
プロパティ名 デフォルト値 意味
server.port 8088 エージェントのポート番号
process.timeout.default 1800 シナリオ実行のタイムアウト時間のデフォルト値(秒)
path.exec.winactor WinActor7.exe WinActorの実行ファイル名
logging.file winactor_agent.log 出力ログファイル名
logging.level.jp.co.intra_mart.foundation.winactor.AgentRestController INFO 出力ログレベル
spring.servlet.multipart.max-file-size 200MB シナリオファイル/データ一覧ファイルの許容最大サイズ
spring.servlet.multipart.max-request-size 200MB シナリオファイルなどを含む、エージェントへの通信の許容最大サイズ