10. サブフローに関する仕様¶
サブフローの設定・利用に関する仕様は、以下の通りです。サブフローを設定する手順については、「 IM-BIS 業務管理者操作ガイド 」を参照してください。注意
サブフローを利用したい場合、IM-BPMの利用を推奨します。 今後BPM関連の新規機能の追加はIM-BPMに対してのみ実施を予定しています。 そのため、サブフローの利用については非推奨とし、IM-BPMの利用を推奨します。
10.1. サブフローの設定に関する仕様¶
サブフローを設定可能なノードは下記の通りです。
- 申請ノード
- 承認ノード
注意
動的承認ノード、縦配置ノード、横配置ノード、システムノードへの設定は行えません。
10.2. サブフローの実行に関する仕様¶
10.2.1. 申請ノードでサブフローを起動した場合¶
下記の図のように、メインフローとサブフローが作成されているときを例に説明します。
サブフロー案件が承認された場合
各項番で行われる処理を説明します。
- (1). メインフロー起票処理
「サブフロー開始」画面にてサブフローを開始した際に、メインフローの申請ノードに対して、起票処理が行われます。申請者には、サブフローを起動したユーザが設定されます。- (2). サブフロー起票処理
メインフロー起票処理後、サブフローの起票が行われます。サブフローの処理対象者は、サブフローのルート定義で設定されている処理対象者です。- (3). メインフローアクション処理
サブフローの終了ノードの到達処理して実行されます。サブフロー終了時にメインフローの申請処理(再申請処理)を実行します。申請者は、サブフローを起動したユーザです。- (4). サブフローステータス更新処理
サブフローの案件終了処理として実行されます。メインフローとサブフロー紐付け情報のステータスを更新します。サブフロー案件が承認された場合、サブフローの完了ステータスは、「処理済」に変更します。
サブフロー案件が取止め、否認、または、案件操作で終了ノードに移動された場合
項番(1)、(2)での処理は、正常系パターンと同じです。サブフローの処理内で、否認や取止めを行った場合、サブフローの終了ノードに到達しないため、(3)は実行されません。(4)では、サブフローの完了ステータスを取止め、否認、または、操作終了に変更します。
10.2.2. 承認ノードでサブフローを起動した場合¶
下記の図のように、メインフローとサブフローが作成されているときを例に説明します。
サブフロー案件が承認された場合
各項番で行われる処理を説明します。
- (1). メインフロー処理対象者変更処理
「サブフロー開始」画面にてサブフローを開始した際に、メインフローの承認ノードに対して、処理対象者の変更が行われます。承認者には、サブフローを起動したユーザが設定されます。- (2). サブフロー起票処理
メインフロー処理対象者変更処理後、サブフローの起票が行われます。サブフローの処理対象者は、サブフローのルート定義で設定されている処理対象者です。- (3). メインフローアクション処理
サブフローの終了ノードの到達処理して実行されます。サブフロー終了時にメインフローの承認処理を実行します。承認者は、サブフローを起動したユーザです。- (4). サブフローステータス更新処理
サブフローの案件終了処理として実行されます。メインフローとサブフロー紐付け情報のステータスを更新します。サブフロー案件が承認された場合、サブフローの完了ステータスは、「処理済」に変更します。
サブフロー案件が取止め、否認、または、案件操作で終了ノードに移動された場合
項番(1)、(2)での処理は、正常系パターンと同じです。サブフローの処理内で、否認や取止めを行った場合、サブフローの終了ノードに到達しないため、(3)は実行されません。(4)では、サブフローの完了ステータスを取止め、否認、または、操作終了に変更します。
10.3. サブフローの完了ステータスについて¶
サブフローの完了ステータス(処理済、否認、取止め、操作終了(案件操作で終了ノードに移動))に応じて、 IM-Workflow の標準処理画面が表示可能となる「その他の処理」ボタンが表示されます。「その他の処理」ボタンは、サブフローの完了ステータスが、以下の場合に表示されます。再度、サブフローの起動を行う場合
- 「サブフロー再処理」で処理する
次のタスクへ進める場合(申請ノード)
- IMW標準処理画面の「申請」を選択します。
次のタスクへ進める場合(承認ノード)
- IMW標準処理画面の「承認」を選択します。
前のタスクに戻す場合(申請ノード)
- 対応方法はありません。
前のタスクに戻す場合(承認ノード)
- IMW標準処理画面の「差戻し」を選択します。
フローを終了する場合(申請ノード)
- IMW標準処理画面の「取止め」を選択します。
フローを終了する場合(承認ノード)