19. 一括インポートモードの仕様¶
一括インポートにモードを追加しました。
Contents
19.1. 一括インポートモードの基本仕様¶
一括インポートモードは、bis-configの設定によって、モードを選択できます。
設定一覧 論理名 物理名 内容 BIS定義/エクスポート・インポート/一括インポートモード bis-config/export-import/lump-import-mode 設定値未設定の場合は mergeモード として動作します。replace : replaceモード(初期値)merge : mergeモードコラム
コラム
一括インポート・エクスポートのファイルの前提条件一括インポート・エクスポートのファイルに含めるBIS定義は、以下の前提条件を満たす必要があります。
- BIS定義の異なるBISバージョンIDで期間(開始日~終了日)が重複していない
上記の条件を満たさない一括インポート・エクスポートのファイルを一括インポートした場合、一括インポートモードに関係なく、BIS定義は正常に動作しません。コラム
mergeモードの基本仕様は、「 一括インポート・エクスポートの仕様 」を参照してください。注意
mergeモードは、「差分のみマージしていますが、削除内容はマージされません。」という特性があります。上記内容のような特性があるため、「一括インポート・エクスポートのファイルの前提条件」を満たしても、BIS定義の操作によっては、異なるBISバージョンIDで期間(開始日~終了日)が重複します。操作例は以下の通りです。
mergeモードを選択
BIS定義を作成( BIS定義のバージョン: ver.1、開始日: 2023/10/01 、終了日: 2999/12/31 )
BIS定義を一括エクスポート(ファイル: exp.zip)
BIS定義のバージョン: ver.1 をコピーして BIS定義のバージョン: ver.2 を作成
- BIS定義のバージョン: ver.1、開始日: 2023/10/01、終了日: 2024/03/31
- BIS定義のバージョン: ver.2、開始日: 2024/04/01、終了日: 2999/12/31
exp.zipを一括インポート
- BIS定義のバージョン: ver.1、開始日: 2023/10/01、終了日: 2999/12/31
- BIS定義のバージョン: ver.2、開始日: 2024/04/01、終了日: 2999/12/31
BIS定義のバージョン: ver.1 は一括インポート・エクスポートのファイルに存在するため差分のみマージ(更新)されますが、BIS定義のバージョン: ver.2は一括インポート・エクスポートのファイルに存在しないため削除内容はマージ(削除)しません。結果として期間が重複します。一括インポート・エクスポートのファイルの定義をそのままインポートしたい場合は、replaceモードを選択して運用してください。
19.2. 一括インポート(replaceモード)¶
replaceモードは、BIS定義を削除して初期状態にしてから一括インポートを実行します。BIS定義の削除については、「 BIS定義削除の仕様 」を参照してください。一括インポートについては、「 一括インポート・エクスポートの仕様 」を参照してください。replaceモードは、「 BIS定義削除の仕様 」から以下の仕様が異なります。
- BIS定義が使用するルール定義、およびルール定義が使用する案件プロパティ定義は削除しません。
- 管理グループ定義の管理対象は削除しません。
- アプリケーション定義のメニュー設定は削除しません。
- アプリケーション定義と共に作成されるテーブルは削除しません。
注意
バージョン削除について
IM-BIS では、バージョンを削除すると、削除したバージョンで申請した案件は処理できなくなります。IM-FormaDesigner の「アプリケーション履歴」の仕様ついては、「 アプリケーション履歴の仕様 」 を参照してください。注意
異なる環境からのインポート時に、インポート元の環境およびインポート先の環境のワークフローパラメータの設定に関する注意事項があります。詳細は以下のドキュメントを参照してください。
- 「 IM-Workflow 仕様書 」-「 バージョンの設定 」