5.5. バリデート¶
本項では、バリデート機能の機能詳細を説明します。
5.5.1. バリデート機能¶
概要引数に指定した値が指定したマスタに存在するか否かを判定します。チェックOK :対象項目の値が、指定したマスタに存在する。チェックNG :対象項目の値が、指定したマスタに存在しない。 詳細
バリデーションクラス MasterBuilderExistsValidator ID(JavaScript) k_masterBuilderExists ID(Java) masterBuilderExists 出力メッセージ 指定されたマスタデータは存在しません。
引数本バリデーションでは、Map形式で引数を設定します。どのマスタのバリデーションを実施する場合でも、引数に「masterId」は必須となります。
5.5.2. サーバーサイド¶
5.5.2.1. Logic¶
Logicクラスは、「拡張設定」の「Logicクラス」に設定したクラスを使用します。(未設定の場合は「jp.co.slcs.kaiden.v2.base.feature.logic.kaiden.generic.impl.MasterLogic」を使用します。)Logicクラスでは、バリデート処理を行います。Logicクラスのメソッドと主な処理内容次の通りです。
処理名 メソッド バリデート処理 validate(GenericMasterSettings settings, Map<String, Object> request) コラム
APIを使用したメンテナンス機能を実現する場合や、独自のロジックを追加する場合はLogicクラスの拡張を行います。データの補完や成型を行いたい場合は、後述のConverterクラスの拡張でも対応可能です。Logicクラスの各メソッドへのリクエストパラメータやレスポンスパラメータに対してデータ補完や成型が可能です。
5.5.2.2. Converter¶
Converterクラスは、「拡張設定」の「Converterクラス」に設定したクラスを使用します。(未設定の場合はConverterクラスを使用しません。)Converterクラスでは、Logicクラスへのリクエストパラメータ、Logicクラスからのレスポンスパラメータに対し、補完や成型が行えます。設定を行わない場合は、補完や成型は行われません。
画面表示は%表記だが、データ上は数値として保持(80%→0.8) 固定値の補完 カンマ区切りへの変換注意
Converterクラスの処理は各データに対して行われるため、データベースの特定データを補完する場合はLogicクラスで実装を行ってください。Converterクラスに実装した場合、一覧検索のレスポンスデータの補完などで一覧行の各行単位で処理が行われるため、SQLを実行する様な処理では、複数回SQLが実行されてしまい、レスポンス悪化が懸念されます。
5.5.2.3. シーケンス¶
サーバーサイドの処理シーケンス(概要)は次の通りです。