3. 概要¶
本項では、MasterBuilderの概要を説明します。
3.1. MasterBuilderとは?¶
MasterBuilderとは、次のマスタ関連機能を「設定ファイル+検索用のSQL」で実現するための機能です。
マスタメンテナンス機能 検索機能 バリデーション インポート機能(ジョブ) エクスポート機能(ジョブ)「設定ファイル+検索用のSQL」以外にも各所に拡張ポイントを設け、カスタマイズ性も考慮しています。次項以降では、基本的な設定方法や検索用SQLの作成方法、各機能に応じたカスタマイズポイント等を解説します。
3.2. メリット¶
MasterBuilderを利用することで次の様なメリットが生まれます。
マスタ関連機能の構築工数の低下MasterBuilderでは、「設定ファイル+検索用のSQL」でマスタ関連機能を実現するため、各マスタ関連機能を個別に作成する場合に比べ、大幅に工数が削減できます。また、カスタマイズを行った場合でもカスタマイズ範囲を局所化可能なため、カスタマイズ工数の削減が見込めます。 仕様変更への柔軟な対応構築後に仕様変更があった場合でも、設定により各機能の対応が行えるため、再構築による手戻りを低減できます。また、仕様変更に伴う反映漏れ(メンテナンス機能には反映したが、インポート機能には反映が漏れるなど)も、統一した設定により防止可能です。 提供機能の統一マスタメンテナンス機能は提供しているがインポート機能は未提供など、マスタによる提供機能のばらつきを抑制できます。また、共通基盤により実装方法が統一化されるため、開発者による実装方法のばらつきも抑制できます。