5.19. 組織別分析マスタ¶
本項では、組織別分析マスタの設定方法を説明します。
5.19.1. 概要¶
組織別分析マスタは、作業実績機能において、作業時間を組織別に分析するための識別情報を設定できます。設定した項目は、作業実績を入力する際、組織別分析の選択項目として利用可能です。メンテナンス、インポートの2種類の方法でマスタ設定が可能です。また、マスタ設定をエクスポート可能です。
5.19.2. メンテナンス¶
本項では、メンテナンス機能を利用したマスタ設定方法を説明します。
5.19.2.1. 新規登録¶
「サイトマップ」→「勤務管理」→「マスタメンテナンス」→「組織別分析」をクリックします。 一覧画面表示後、「新規登録」をクリックします。 登録/更新画面で必要な情報を入力し、「登録」をクリックします。
組織会社ごとに一意の組織を選択します。 分析コード組織ごとに一意のコードを入力します。 分析名分析の名称を入力します。コラム
「組織」は、システム日付を検索基準日としています。コラム
明細行の操作方法は、 明細行の操作 を参照してください。 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。 新規登録することができました。
5.19.2.2. 更新¶
「サイトマップ」→「勤務管理」→「マスタメンテナンス」→「組織別分析」をクリックします。 一覧画面で「検索」をクリックします。コラム
検索欄に検索したい組織別分析の以下の項目を入力して「検索」をクリックすると、結果を一覧に表示します。
組織コード 組織名 一覧画面の対象データが表示されている行をクリックします。コラム
一覧機能の操作方法は、 一覧画面の操作 を参照してください。 登録/更新画面で情報を編集し、「更新」をクリックします。次の項目は編集不可項目です。
- 開始日
- 終了日
- 会社
- 組織
コラム
期間機能の操作方法は、 期間の操作 を参照してください。 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。 更新することができました。
5.19.3. インポート¶
本項では、インポート機能を利用したマスタ設定方法を説明します。注意
バージョン2.0.13でインポートの方式が変更になりました。バージョン2.0.12までのファイル形式はインポートできません。
5.19.3.1. インポートデータ作成¶
インポートするデータを作成し、ストレージにアップロードします。作成するインポートデータの形式は、次の通りです。
ファイル形式ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のファイル形式です。
ファイル名 import_header.csv、import_detail.csv 文字コード UTF-8 区切り文字 , 囲み文字 “ データ形式import_header.csv
No(列) 項目名 必須 最大文字数 備考 1 会社コード ○ 100 2 組織セットコード ○ 100 3 組織コード ○ 100 4 期間コード ○ 50 半角英数字、「_」「-」を設定可能です。 4 開始日 10 yyyy/MM/dd形式インポートモードが4、5の場合、使用されます。5 終了日 10 yyyy/MM/dd形式インポートモードが4、5の場合、使用されます。6 削除フラグ ○ 1 0:有効1:無効(論理削除)データサンプル"comp_sample_01","comp_sample_01","dept_sample_10","term01","1900/01/01","1999/12/31","1" "comp_sample_01","comp_sample_01","dept_sample_10","term02","2000/01/01","2999/12/31","0"コラム
項目を省略する場合でも、「”」で囲んでください。コラム
「期間コード」は、「会社コード」、「組織セットコード」、「組織コード」が同じデータ単位で期間(開始日・終了日が同一)ごとに一意の値を設定します。「会社コード」、「組織セットコード」、「組織コード」が異なるデータに対しては、期間コードに重複する値を設定可能です。 データ形式import_detail.csv
No(列) 項目名 必須 最大文字数 備考 1 会社コード ○ 100 2 組織セットコード ○ 100 3 組織コード ○ 100 4 期間コード ○ 50 半角英数字、「_」「-」を設定可能です。 5 ロケールID ○ 50 ja:日本語en:英語zh_CN:中国語6 タプルID ○ 18 7 行番号 ○ 18 8 分析コード ○ 100 9 分析名 ○ 250 コラム
複数のロケールで利用する場合は、必要な全ロケール分のデータを作成してください。データサンプル"comp_sample_01","comp_sample_01","dept_sample_10","term01","ja","0","1","0100","サンプル組織別分析" "comp_sample_01","comp_sample_01","dept_sample_10","term01","en","0""1",,"0100","Sample organization by analysis" "comp_sample_01","comp_sample_01","dept_sample_10","term01","zh_CN","0","1","0100","通过分析样本组织" "comp_sample_01","comp_sample_01","dept_sample_10","term02","ja","0","1","0100","サンプル組織別分析" "comp_sample_01","comp_sample_01","dept_sample_10","term02","en","0""1",,"0100","Sample organization by analysis" "comp_sample_01","comp_sample_01","dept_sample_10","term02","zh_CN","0","1","0100","通过分析样本组织"コラム
上記は、日本語・英語・中国語の3ロケールを持つ場合のファイル例です。項目を省略する場合でも、「”」で囲んでください。コラム
「import_header.csv」、「import_detail.csv」で設定された「会社コード」、「組織セットコード」、「組織コード」、「期間コード」が同一の場合、同じデータのヘッダ部分・明細部分として扱います。 アップロード先ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のアップロード先です。
ディレクトリ kaiden/generic/master/deptAnalysis/ ファイル名 import_header.csv、import_detail.csv コラム
インストール直後などはアップロード先のディレクトリが作成されていません。ディレクトリの作成方法やファイルのアップロード方法は、次のドキュメントを参照してください。
5.19.3.2. ジョブネットの設定¶
インポート機能用のジョブネットの設定を行います。
「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。 ジョブネット一覧(画面左部)の「組織別分析」をクリックします。 「編集」をクリックします。 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。コラム
設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。コラム
複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー) kaiden-job-master-import-deptAnalysis 勤務管理 / マスタ / インポート / 組織別分析 編集後、「更新」をクリックします。 確認ポップアップの「決定」をクリックします。 ジョブネットが設定されました。コラム
ジョブネットの設定(実行)後、メンテナンス機能でインポートが正しく実行されたことを確認してください。
5.19.3.3. 実行パラメータ¶
設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値 エラースキップ error_skip 会社別処理でエラー発生時の後続処理をスキップするか設定します。(省略時:false) ロック待ち時間 lock_wait ロックの待ち時間を設定します。(省略時:10秒) 処理対象会社グループセットコード company_group_set_cd 処理対象会社グループコード company_group_cd 処理対象会社コード company_cd インポートを行う会社の会社コードを設定します。(省略時:登録済みの全会社を対象とします。) コンダクター conductor ジョブの各処理間で実行されるコンダクターを設定します。カンマ区切りで複数指定できます。AbstractGenericJobConductorを継承したクラスのコンポーネント名を指定してください。(省略時:コンダクターを使用しません。) インポートモード import_mode インポートの処理モードを設定します。(省略時:1)
1 : 単一期間(差分)モード 2 : 単一期間(一新)モード 3 : 単一期間(入替)モード 4 : 複数期間(差分)モード 5 : 複数期間(入替)モード 開始日 start_date インポート期間の開始日(yyyy/MM/dd)を設定します。(省略時:ジョブの実行日) 終了日 end_date インポート期間の終了日(yyyy/MM/dd)を設定します。(省略時:システムの終了日) シフト日数 shift_date インポート期間の開始日に対する増減日数を設定します。「-2147483648~2147483647」の範囲で設定してください。(省略時:0) インポートファイルのパス file_path インポートファイルのstorage以降のパスを設定します。(省略時:kaiden/generic/master/deptAnalysis/import_header.csv、import_detail.csv) 処理後のインポートファイルの操作モード file_mode 処理後のインポートファイルの操作モードを設定します。(省略時:1)
1 : 操作なし 2 : コピー(copy) 3 : アーカイブ(move) 4 : 正常終了(警告含)時アーカイブ(move)、エラー終了時操作なし 5 : 正常終了(警告含)時操作なし、エラー終了時アーカイブ(move) 6 : 削除(delete) 7 : 正常終了(警告含)時削除(delete)、エラー終了時操作なし 8 : 正常終了(警告含)時操作なし、エラー終了時削除(delete) アーカイブ先パス archive_path インポートファイルのアーカイブ先パスを設定します。(省略時:kaiden/generic/master/deptAnalysis/import_header_{YMDHMSN}.csv, import_detail_{YMDHMSN}.csv) 文字コード character インポートファイルの文字コードを設定します。(省略時:UTF-8)
UTF-8 SHIFT-JIS 区切り文字 delimiter インポートファイルの区切り文字を設定します。(省略時:,)
, : カンマ \t : タブ 囲み文字 enclosing インポートファイルの囲み文字を設定します。(省略時:”)
” : ダブルクォーテーション 読込開始行数 start_rows インポートファイルの読込開始行数を設定します。(省略時:0) ガジェットクラス gadgetClass インポートするマスタのガジェットクラスを設定します。組織別分析マスタインポートの場合は、ジョブ設定の実行パラメータに「master」を設定しています。 ガジェットバリエーション gadgetVariation インポートするマスタのガジェットバリエーションを設定します。組織別分析マスタインポートの場合は、ジョブ設定の実行パラメータに「deptAnalysis」を設定しています。{YMDHMSN}:「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式
5.19.4. エクスポート¶
本項では、エクスポート機能を利用したマスタ設定方法を説明します。
5.19.4.1. ジョブネットの設定¶
エクスポート機能用のジョブネットの設定を行います。
「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。 ジョブネット一覧(画面左部)の「組織別分析」をクリックします。 「編集」をクリックします。 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。コラム
設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。コラム
複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー) kaiden-job-master-export-deptAnalysis 勤務管理 / マスタ / エクスポート / 組織別分析 編集後、「更新」をクリックします。 確認ポップアップの「決定」をクリックします。 ジョブネットが設定されました。
5.19.4.2. ファイル取得¶
エクスポートファイルを次のエクスポート先から取得します。
エクスポート先ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のエクスポート先です。
ディレクトリ kaiden/generic/master/deptAnalysis ファイル名 export_header.csvexport_detail.csv データ形式エクスポートファイルのデータ形式です。export_header.csv
項目 項目名 備考 companyCd 会社コード departmentSetCd 組織セットコード departmentCd 組織コード termCd 期間コード startDate 開始日 yyyy/MM/dd形式 endDate 終了日 yyyy/MM/dd形式 deleteFlag 削除フラグ 0:有効1:無効export_detail.csv
項目 項目名 備考 companyCd 会社コード departmentSetCd 組織セットコード departmentCd 組織コード termCd 期間コード localeId ロケールID ja:日本語en:英語zh_CN:中国語tupleId タプルID rowNumber 行番号 analysisCd 分析コード analysisName 分析名
5.19.4.3. 実行パラメータ¶
設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値 エラースキップ error_skip 会社別処理でエラー発生時の後続処理をスキップするか設定します。(省略時:false) ロック待ち時間 lock_wait ロックの待ち時間を設定します。(省略時:10秒) 処理対象会社グループセットコード company_group_set_cd 処理対象会社グループコード company_group_cd 処理対象会社コード company_cd エクスポートを行う会社の会社コードを設定します。(省略時:登録済みの全会社を対象とします。) コンダクター conductor ジョブの各処理間で実行されるコンダクターを設定します。カンマ区切りで複数指定できます。AbstractGenericJobConductorを継承したクラスのコンポーネント名を指定してください。(省略時:コンダクターを使用しません。) エクスポートモード export_mode エクスポートの処理モードを設定します。(省略時:1)
1 : 全件出力モード 2 : 期間モード(エクスポート対象データの検索対象日が含まれる期間を出力) 3 : 更新日モード(エクスポート対象データの検索対象以降に更新されたレコードを出力) エクスポート対象データの検索対象日 target_date エクスポートモード2、3を設定した場合、エクスポート対象データの検索対象日(yyyy/mm/dd)を設定します。(省略時:ジョブの実行日) シフト日数 shift_date エクスポートモード2、3を設定した場合、エクスポート対象データの検索対象日に対する増減日数を設定します。「-2147483648~2147483647」の範囲で設定してください。(省略時:0) エクスポートファイルのパス file_path エクスポートファイルのstorage以降のパスを設定します。(省略時:kaiden/generic/master/deptAnalysis/export_header.csv, export_detail.csv) エクスポート時の既存ファイルの操作モード file_mode エクスポート時の既存ファイルの操作モードを設定します。(省略時:1)
1 : 既存ファイルに追記 2 : 既存ファイルを削除し、エクスポート 3 : エクスポートファイルをアーカイブ(移動)し、エクスポート アーカイブ先パス archive_path エクスポート時の既存ファイルの操作モードが3の場合、エクスポートファイルのアーカイブ先パスを設定します。(省略時:kaiden/generic/master/deptAnalysis/export_header_{YMDHMSN}.csv, export_detail_{YMDHMSN}.csv) 文字コード character エクスポートファイルの文字コードを設定します。(省略時:UTF-8)
UTF-8 SHIFT-JIS 区切り文字 delimiter エクスポートファイルの区切り文字を設定します。(省略時:,)
, : カンマ \t : タブ 囲み文字 enclosing エクスポートファイルの囲み文字を設定します。(省略時:”)
” : ダブルクォーテーション none : 囲み文字なし エクスポートファイルのヘッダー出力有無 header_row エクスポートファイルのヘッダー出力有無を設定します。(省略時:false)
true : ヘッダー出力有 false : ヘッダー出力無 ガジェットクラス gadgetClass エクスポートするマスタのガジェットクラスを設定します。組織別分析マスタエクスポートの場合は、ジョブ設定の実行パラメータに「master」を設定しています。 ガジェットバリエーション gadgetVariation エクスポートするマスタのガジェットバリエーションを設定します。組織別分析マスタエクスポートの場合は、ジョブ設定の実行パラメータに「deptAnalysis」を設定しています。{YMDHMSN}:「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式