IM-PDFDesigner FullPack for Accel Platform IM-LogicDesigner連携 操作ガイド 第8版 2024-04-01

5.1.2. IOWebDOC(iod)定義 ( 複数ページ定義 )

5.1.2.1. 入力値

outputFile <storage> *
docInfo <object>
  ├─ title <string>
  ├─ subTitle <string>
  ├─ author <string>
  └─ application <string>
security <object>
  ├─ openPassword <string>
  ├─ securityPassword <string>
  ├─ allowPrint <boolean>
  ├─ allowEdit <boolean>
  ├─ allowCopy <boolean>
  └─ allowAnnotate <boolean>
reportData <object>
  ├─ global <object>
  │     ├─ id <storage、または、string>
  │     ...
  └─ rows#1_n <object[]>
         ├─ id <storage、または、string>
         ...
項目名     必須/任意 配列/リスト 説明
outputFile     必須 storage なし
出力ファイル
必ずマッピングしてください。
指定する拡張子によって出力形式が異なります。
ファイルの拡張子が「.iod」の場合はIODファイル、「.pdf」の場合はPDFファイルが出力されます。
上記拡張子以外、または、拡張子が未指定の場合は、PDFファイルが出力されます。
docInfo     任意 object なし PDF文書情報
  title   任意 string なし タイトル
  subTitle   任意 string なし サブタイトル
  author   任意 string なし 作成者
  application   任意 string なし アプリケーション
security     任意 object なし PDFセキュリティ情報
  openPassword   任意 string なし 文書を開くパスワード
  securityPassword   任意 string なし セキュリティパスワード
  allowPrint   任意 boolean なし
true:印刷を許可する
false:印刷を許可しない
  allowEdit   任意 boolean なし
true:編集を許可する
false:編集を許可しない
  allowCopy   任意 boolean なし
true:転載を許可する
false:転載を許可しない
  allowAnnotate   任意 boolean なし
true:注釈追加・変更を許可する
false:注釈追加・変更を許可しない
reportData     任意 object なし 帳票データ
  global   任意 object なし 固定データ
    id 任意 storage 、または、 string なし
識別子番号を持たない帳票項目
このプロパティは帳票レイアウトファイルの、識別子番号を持たない識別子毎に生成され、識別子名が項目名になります。
帳票項目がイメージボックスの場合は storage 、イメージボックス以外の場合は string になります。
  rows#1_n   任意 object 配列
行データ
項目名の末尾に、1ページごとの最大行数が追加されます。
例えば、1ページに15行存在する帳票レイアウトファイルの場合、「rows#1_15」という項目名になります。
配列の要素1が1行目、要素2が2行目という形で対応します。
    id 任意 storage 、または、 string なし
識別子番号を持つ帳票項目
このプロパティは帳票レイアウトファイルの、識別子番号を持つ識別子毎に生成され、識別子番号を除外した識別子名が項目名になります。
帳票項目がイメージボックスの場合は storage 、イメージボックス以外の場合は string になります。

コラム

識別子番号とは、識別子の末尾に「#数値」と番号付けされたものを指します。

例えば「no#1」の場合は、「#1」が識別子番号となります。

識別子番号は、連票形式のデータとして、同じ列の項目に同じ名前の識別子を設定する際に使用します。

1行目は「no#1」、2行目は「no#2」のように行数に合わせて番号付けします。

../../../_images/iod_multi_1.png

注意

ユーザ定義を作成する際、次の帳票レイアウトファイルを使用するとエラーが発生します。

  • 各列の行数が一律でない場合

  • 識別子番号が「#1」からの連番でない場合

    • 例1:no#1, no#50, no#100
    • 例2:no#2, no#3, no#4

注意

ユーザ定義を作成する際、次の識別子は、末尾が識別子番号として認識されないため、「reportData.global.id」の項目として扱われます。

  • 末尾の数値部分の先頭が「0」の場合(例:no#01, no#02, no#03)
  • 末尾に「#」と「数値」以外が含まれている場合(例:no#A, no#A2, no#3A)

注意

「reportData.rows#1_n」にデータを指定する際、自由に行数分のデータ(要素数)を指定することが可能です。

n(1ページごとの最大行数分)より多い行数(要素数)を指定した場合、超過した分のデータは2ページ目以降に出力されます。

「reportData.global」の値は、2ページ目以降も同じ値が出力されます。

注意

IODの形式で出力する際に、「docInfo」、および、「security」を設定しても、その中間IODファイルからのPDFファイル作成時には設定が引き継がれません。

上記設定は、「 帳票作成(中間IOD結合)タスク 」にてPDFファイルを作成する際に設定してください。

5.1.2.2. 返却値

outputFile <storage>
項目名 配列/リスト 説明
outputFile storage なし
出力ファイル
ファイルの拡張子が「.iod/.pdf」以外、または、拡張子が未指定の場合は、末尾に「.pdf」が追加されたパスとなります。