8. 使用方法¶
IM-Workflow アプリケーション汎用アーカイブ の使用方法を説明します。ここでは IM-Workflow のサンプルを用いて実行します。
事前準備¶
IM-Workflow アプリケーション汎用アーカイブ は、完了案件に対するデータをアーカイブする機能ですので、事前にアーカイブ指定日の設定、ワークフローの作成、アーカイブするテーブルの用意、アーカイブテーブルマスタ(archive_table_mst)にアーカイブする為の情報を登録する必要があります。
アーカイブ指定日の設定¶
アーカイブ指定日を設定するにはワークフローパラメータを更新します。
ワークフロー管理者でログインし、「サイトマップ」-「ワークフロー管理者」-「ワークフローパラメータ」をクリックします。
「アーカイブの設定(archive-config)」と「アーカイブ期間(archive-period)」の設定を変更します。今回のサンプルでは以下の設定を行うことで、申請基準日が「2014/12/31」までの完了案件をアーカイブするように設定します。
パラメータ 設定値 archive-config specified-date archive-period 2014/12/31
コンテンツ定義登録¶
ワークフローのコンテンツ定義に IM-Workflow アプリケーション汎用アーカイブ を登録します。ここでは IM-Workflow のサンプルに同梱されている「JavaEE開発モデル」のコンテンツを利用して説明します。
ワークフロー管理者でログインし、「サイトマップ」-「ワークフロー管理者」-「コンテンツ定義」をクリックします。
「JavaEE開発モデル」を選択します。
「バージョン」タブ -「編集」-「ユーザプログラム」タブ -「新規作成」の順でクリックします。
「 IM-Workflowのコンテンツ定義の作成 」を参照し、「案件退避処理」と「過去案件削除」のユーザプログラムを登録します。
アーカイブテーブルマスタ登録¶
アーカイブテーブルマスタにアーカイブ対象テーブルの情報を登録します。以下はsample_imw_t_purchase というテーブルを対象とする場合の設定例です。詳細は 「 アーカイブテーブルマスタデータの作成 」を参照してください。
カラム名 設定値 アプリケーションID sample_purchase テーブル名 sample_imw_t_purchase 処理順 1 システム案件IDカラム名 system_matter_id ユーザデータIDカラム名 user_data_id ユーザデータID使用フラグ 1 コラム
PostgreSQL の場合のINSERT文の例です。INSERT INTO archive_table_mst(application_id, table_name, process_num, system_matter_id_col_name, user_data_id_col_name, user_data_id_flg, create_user_code, update_user_code, create_date, update_date)VALUES(‘sample_purchase’, ‘sample_imw_t_purchase’, 1, ‘system_matter_id’, ‘user_data_id’, ‘1’, ‘system’, ‘system’, current_timestamp, current_timestamp)
アーカイブジョブ実行¶
テナント管理者でログインし、アーカイブジョブを実行します。ジョブネットモニタを参照し、アーカイブジョブが終了したことを確認します。
アーカイブ先のテーブルが作成されていることを確認します。今回は申請基準日が2014年1月ですので「sample_imw_t_purchase_201401」テーブルが作成されていることを確認します。 アーカイブ対象テーブル(sample_imw_t_purchase)からデータが削除され、アーカイブ先テーブル(sample_imw_t_purchase_201401)に移行されていることを確認します。アーカイブ対象テーブル(sample_imw_t_purchase)
アーカイブ先テーブル(sample_imw_t_purchase_201401)
コラム
申請基準日の年月が異なるアーカイブ対象のレコードが複数存在した場合、アーカイブ先のテーブルは申請年月ごとに複数テーブルが作成されます。例)アーカイブ対象テーブル(「sample_imw_t_purchase」)に以下の申請基準日をもつレコードが存在したとします。(下記いずれもアーカイブ対象のレコードとします)・レコードA:申請基準日が「2013/12/31」・レコードB:申請基準日が「2014/01/01」アーカイブジョブを実行すると以下のテーブルが作成されます。・「sample_imw_t_purchase_201312」・「sample_imw_t_purchase_201401」
過去案件削除¶
過去案件削除処理は、 IM-Workflow のアーカイブジョブで自動で削除するのではなく、過去案件画面より対象の案件を削除したタイミングで連動して削除する仕組みです。また、アーカイブテーブルは月単位で作成する為、削除した段階でアーカイブテーブルのデータが0件になっても、アーカイブテーブルそのものは削除されません。
ワークフロー管理者でログインし、「サイトマップ」-「ワークフロー管理者」-「過去案件」をクリックします。
参照対象年月を選択し、決定をクリックします。
削除対象の過去案件を選択し、削除アイコンをクリックします。
過去案件が削除されたことを確認します。
アーカイブ先テーブル(sample_imw_t_purchase_201401)からデータが削除されていることを確認します。