7.1.3.2. Racco契約マスタ¶
本項では、Racco契約マスタの設定方法を説明します。
7.1.3.2.1. 概要¶
Racco契約マスタは、連携する「Racco」の契約情報を管理します。メンテナンス、インポートの2種類の方法でマスタ設定が可能です。また、マスタ設定をエクスポート可能です。
7.1.3.2.2. メンテナンス¶
本項では、メンテナンス機能を利用したマスタ設定方法を説明します。
7.1.3.2.2.1. 新規登録¶
「サイトマップ」→「Kaiden!」→「Racco」→「Racco契約」をクリックします。 一覧画面表示後、「新規登録」をクリックします。 登録/更新画面で必要な情報を入力し、「登録」をクリックします。
契約システムID「Racco」に登録しているシステムIDを入力します。 契約企業コード「Racco」に登録している企業コードを入力します。 契約企業名契約企業名をロケール別に入力します。 Basic認証ID(日次)「Racco宿泊実績データ取得 」で使用する、「Racco」へ接続する認証ID(日次データ取得用)を入力します。 Basic認証パスワード(日次)「Racco宿泊実績データ取得 」で使用する、「Racco」へ接続する認証パスワード(日次データ取得用)を入力します。 Basic認証ID(月次)「Racco宿泊実績データ取得 」で使用する、「Racco」へ接続する認証ID(月次データ取得用)を入力します。 Basic認証パスワード(月次)「Racco宿泊実績データ取得 」で使用する、「Racco」へ接続する認証パスワード(月次データ取得用)を入力します。 宿泊手配SSOURL「Racco」へシングルサインオンする際のURLを入力します。 実績CSV取得URL「Racco宿泊実績データ取得 」で使用する、「Racco」からデータを取得するURLを入力します。 暗号化キー「Racco」へ接続する際使用する暗号化キーを入力します。 初期化ベクタ「Racco」へ接続する際使用する初期化ベクタを入力します。 提携チャネルコード「Racco」に登録している提携チャネルコードを入力します。 精算単位精算単位を選択します。運用途中で変更しないでください。 担当者所属会社担当者が所属する会社を選択します。 担当者担当者を選択します。 備考契約に関する備考を入力します。コラム
「Racco宿泊実績データ取得 」でデータを取得する際、ユーザが特定できない場合、担当所属会社、担当者に振替を行います。コラム
「担当者所属会社」、「担当者」は、一覧画面の検索基準日を検索基準日としています。 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。 新規登録することができました。
7.1.3.2.2.2. 更新¶
「サイトマップ」→「Kaiden!」→「Racco」→「Racco契約」をクリックします。 一覧画面で「検索」をクリックします。コラム
検索欄に検索したいRacco契約の以下の項目を入力して「検索」をクリックすると、結果を一覧に表示します。
契約システムID 契約企業コード 契約企業名 備考 一覧画面の対象データが表示されている行をクリックします。コラム
一覧機能の操作方法は、 一覧画面の操作 を参照してください。 登録/更新画面で情報を編集し、「更新」をクリックします。次の項目は編集不可項目です。
- 契約システムID
- 契約企業コード
確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。 更新することができました。
7.1.3.2.3. インポート¶
本項では、インポート機能を利用したマスタ設定方法を説明します。
7.1.3.2.3.1. インポートデータ作成¶
インポートするデータを作成し、ストレージにアップロードします。作成するインポートデータの形式は、次の通りです。
ファイル形式ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のファイル形式です。
ファイル名 import.csv 文字コード UTF-8 区切り文字 , 囲み文字 “ データ形式
No(列) 項目名 必須 最大文字数 備考 1 契約システムID ○ 10 2 契約企業コード ○ 30 3 ロケールID ○ 50 ja:日本語en:英語zh_CN:中国語4 契約企業名 ○ 250 5 Basic認証ID(日次) ○ 100 6 Basic認証パスワード(日次) ○ 100 7 Basic認証ID(月次) ○ 100 8 Basic認証パスワード(月次) ○ 100 9 宿泊手配シングルサインオンURL ○ 1000 10 実績CSV取得URL ○ 1000 11 暗号化キー ○ 100 12 初期化ベクタ ○ 100 13 提携チャネルコード ○ 100 14 精算単位 ○ 100 lump:一括精算indv:個別精算15 担当者所属会社コード ○ 100 16 担当者 ○ 100 17 備考 250 データサンプル"sample","sample","en","sample","samplesample","samplesample","samplesample","samplesample","https://xxxxxxxxxxxxxx","https://xxxxxxxxxxxxxx","samplesample","samplesample","sample","lump","comp_sample_01","aoyagi","SAMPLE" "sample","sample","ja","サンプル","samplesample","samplesample","samplesample","samplesample","https://xxxxxxxxxxxxxx","https://xxxxxxxxxxxxxx","samplesample","samplesample","sample","lump","comp_sample_01","aoyagi","SAMPLE" "sample","sample","zh_CN","样品","samplesample","samplesample","samplesample","samplesample","https://xxxxxxxxxxxxxx","https://xxxxxxxxxxxxxx","samplesample","samplesample","sample","lump","comp_sample_01","aoyagi","SAMPLE"コラム
上記は、日本語・英語・中国語の3ロケールを持つ場合のファイル例です。項目を省略する場合でも、「”」で囲んでください。 アップロード先ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のアップロード先です。
ディレクトリ kaiden/generic/master/r_travel_contract ファイル名 import.csv コラム
インストール直後などはアップロード先のディレクトリが作成されていません。ディレクトリの作成方法やファイルのアップロード方法は、次のドキュメントを参照してください。
7.1.3.2.3.2. ジョブネットの設定¶
インポート機能用のジョブネットの設定を行います。
「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。 ジョブネット一覧(画面左部)の「Racco契約」をクリックします。 「編集」をクリックします。 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。コラム
設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。コラム
複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー) kaiden-job-base-racco-import-01-contract Kaiden! / Racco / インポート /Racco契約 編集後、「更新」をクリックします。 確認ポップアップの「決定」をクリックします。 ジョブネットが設定されました。コラム
ジョブネットの設定(実行)後、メンテナンス機能でインポートが正しく実行されたことを確認してください。
7.1.3.2.3.3. 実行パラメータ¶
設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値 エラースキップ error_skip 処理でエラー発生時の後続処理をスキップするか設定します。(省略時:false) ロック待ち時間 lock_wait ロックの待ち時間を設定します。(省略時:10秒) コンダクター conductor ジョブの各処理間で実行されるコンダクターを設定します。カンマ区切りで複数指定できます。AbstractGenericJobConductorを継承したクラスのコンポーネント名を指定してください。(省略時:コンダクターを使用しません。) インポートファイルのパス file_path インポートファイルのstorage以降のパスを設定します。(省略時:kaiden/generic/master/r_travel_contract/import.csv) 処理後のインポートファイルの操作モード file_mode 処理後のインポートファイルの操作モードを設定します。(省略時:1)
1 : 操作なし 2 : コピー(copy) 3 : アーカイブ(move) 4 : 正常終了(警告含)時アーカイブ(move)、エラー終了時操作なし 5 : 正常終了(警告含)時操作なし、エラー終了時アーカイブ(move) 6 : 削除(delete) 7 : 正常終了(警告含)時削除(delete)、エラー終了時操作なし 8 : 正常終了(警告含)時操作なし、エラー終了時削除(delete) アーカイブ先パス archive_path インポートファイルのアーカイブ先パスを設定します。(省略時:kaiden/generic/master/r_travel_contract/import_{YMDHMSN}.csv) 文字コード character インポートファイルの文字コードを設定します。(省略時:UTF-8)
UTF-8 SHIFT-JIS 区切り文字 delimiter インポートファイルの区切り文字を設定します。(省略時:,)
, : カンマ \t : タブ 囲み文字 enclosing インポートファイルの囲み文字を設定します。(省略時:”)
” : ダブルクォーテーション 読込開始行数 start_rows インポートファイルの読込開始行数を設定します。(省略時:0) マスタID masterId インポートするマスタのIDを設定します。Racco契約マスタインポートの場合は、ジョブ設定の実行パラメータに「r_travel_contract」を設定しています。{YMDHMSN}:「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式
7.1.3.2.4. エクスポート¶
本項では、エクスポート機能を利用したマスタ設定取得方法を説明します。
7.1.3.2.4.1. ジョブネットの設定¶
エクスポート機能用のジョブネットの設定を行います。
「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。 ジョブネット一覧(画面左部)の「Racco契約」をクリックします。 「編集」をクリックします。 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。コラム
設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。コラム
複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー) kaiden-job-base-racco-export-01-contract Kaiden! / Racco / エクスポート /Racco契約 編集後、「更新」をクリックします。 確認ポップアップの「決定」をクリックします。 ジョブネットが設定されました。
7.1.3.2.4.2. ファイル取得¶
エクスポートファイルを次のエクスポート先から取得します。
エクスポート先ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のエクスポート先です。
ディレクトリ kaiden/generic/master/r_travel_contract ファイル名 export.csv データ形式エクスポートファイルのデータ形式です。
項目 項目名 備考 contractSystemId 契約システムID corporateCd 契約企業コード localeId ロケールID ja:日本語en:英語zh_CN:中国語corporateName 契約企業名 basicIdDaily Basic認証ID(日次) basicPasswordDaily Basic認証パスワード(日次) basicIdMonthly Basic認証ID(月次) basicPasswordMonthly Basic認証パスワード(月次) ssoUrl 宿泊手配シングルサインオンURL csvGetUrl 実績CSV取得URL encryptionKey 暗号化キー initializationVector 初期化ベクタ partnerChannelCode 提携チャネルコード paymentUnitCd 精算単位 lump:一括精算indv:個別精算chargeCompanyCd 担当者所属会社 chargeUserCd 担当者 note 備考
7.1.3.2.4.3. 実行パラメータ¶
設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値 エラースキップ error_skip 処理でエラー発生時の後続処理をスキップするか設定します。(省略時:false) ロック待ち時間 lock_wait ロックの待ち時間を設定します。(省略時:10秒) コンダクター conductor ジョブの各処理間で実行されるコンダクターを設定します。カンマ区切りで複数指定できます。AbstractGenericJobConductorを継承したクラスのコンポーネント名を指定してください。(省略時:コンダクターを使用しません。) エクスポートモード export_mode エクスポートの処理モードを設定します。(省略時:1)
1 : 全件出力モード 3 : 更新日モード(エクスポート対象データの検索対象以降に更新されたレコードを出力) エクスポート対象データの検索対象日 target_date エクスポートモード3を設定した場合、エクスポート対象データの検索対象日(yyyy/mm/dd)を設定します。(省略時:ジョブの実行日) シフト日数 shift_date エクスポートモード3を設定した場合、エクスポート対象データの検索対象日に対する増減日数を設定します。「-2147483648~2147483647」の範囲で設定してください。(省略時:0) エクスポートファイルのパス file_path エクスポートファイルのstorage以降のパスを設定します。(省略時:kaiden/generic/master/r_travel_contract/export.csv) エクスポート時の既存ファイルの操作モード file_mode エクスポート時の既存ファイルの操作モードを設定します。(省略時:1)
1 : 既存ファイルに追記 2 : 既存ファイルを削除し、エクスポート 3 : エクスポートファイルをアーカイブ(移動)し、エクスポート アーカイブ先パス archive_path エクスポート時の既存ファイルの操作モードが3の場合、エクスポートファイルのアーカイブ先パスを設定します。(省略時:kaiden/generic/master/r_travel_contract/export_{YMDHMSN}.csv) 文字コード character エクスポートファイルの文字コードを設定します。(省略時:UTF-8)
UTF-8 SHIFT-JIS 区切り文字 delimiter エクスポートファイルの区切り文字を設定します。(省略時:,)
, : カンマ \t : タブ 囲み文字 enclosing エクスポートファイルの囲み文字を設定します。(省略時:”)
” : ダブルクォーテーション none : 囲み文字なし エクスポートファイルのヘッダー出力有無 header_row エクスポートファイルのヘッダー出力有無を設定します。(省略時:false)
true : ヘッダー出力有 false : ヘッダー出力無 マスタID masterId エクスポートするマスタのIDを設定します。Racco契約マスタエクスポートの場合は、ジョブ設定の実行パラメータに「r_travel_contract」を設定しています。{YMDHMSN}:「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式