intra-mart Accel Kaiden! 経費旅費 / 管理者操作ガイド 第27版 2024-04-01

7.10.3.1. Microsoft Azureの準備

本項では、「Microsoft 365」と連携するために必要なMicrosoft Azureの準備を行います。
本項の内容はMicrosoft Azure管理者 向けの作業です。
Microsoft 365、Microsoft Azureの詳細や具体的な操作方法はMicrosoft社のドキュメントを参照してください。
本項に記載の設定方法はMicrosoft社の仕様変更により変わる場合があります。

7.10.3.1.1. ディレクトリにアプリケーションを設定する

7.10.3.1.1.1. アプリケーションを登録する

「Microsoft Azure」の管理ポータルから 「Microsoft 365」との連携に必要な情報をアプリケーションとして登録します。
  1. 「Microsoft Azure」の管理ポータルに Microsoft Azure管理者ユーザでサインインします。
  2. 「Microsoft Entra ID」を選択します。
  3. 「アプリの登録」を選択し、アプリケーションを新規登録します。
    • 名前
      任意の名前を入力します。
    • サポートされているアカウントの種類
      任意
    • リダイレクトURI
      ベースURL + /kaiden/v2/util/microsoft365/redirect

7.10.3.1.1.2. アプリケーションを設定する

「Microsoft Azure」の管理ポータルから登録したアプリケーションの構成を変更します。
  1. 登録したアプリケーションを選択し、「APIのアクセス許可」を選択し、アプリケーションのアクセス許可を設定します。
    • Microsoft GraphのUser.Readの委任されたアクセス許可
      「Microsoft 365連携ユーザ設定」で、ユーザIDを取得する場合アクセス許可を設定します。
    • Microsoft GraphのCalendars.ReadBasicの委任されたアクセス許可
      「カレンダーデータ検索(Microsoft 365)」で、カレンダー情報を取得する場合アクセス許可を設定します。
  2. 「証明書とシークレット」を選択し、新しいクライアントシークレットを作成します。
    • 説明
      任意の内容を入力します。
    • 有効期限
      任意の有効期限を選択します。

    注意

    クライアントシークレットは設定の保存後に一度のみ表示されます。
    「Microsoft 365連携設定」にクライアントシークレットを設定するため、表示内容を退避させてください。

    コラム

    クライアントシークレット有効期限が切れた場合は、新しいクライアントシークレットを再発行する必要があります。

    コラム

    設定したアプリケーションの「ディレクトリ(テナント)ID」、「アプリケーション(クライアント)ID」、「リダイレクトURI」、「クライアントシークレット」は「Microsoft 365連携設定」に設定します。