7.3.4.2. JCS宿泊実績データ取得¶
本項では、「JCS」から宿泊実績データを取得/登録する方法を説明します。
7.3.4.2.1. 概要¶
JCS宿泊実績データ取得は、指定されたJCS契約マスタの情報に基づき「JCS」に接続し、宿泊実績データを取得します。JCS契約マスタの「シームレスログインURL」を使用して「JCS」と通信します。ジョブ実行日時点で有効なユーザがJCSユーザマッピングマスタに登録されていない場合、JCS契約マスタの「担当者所属会社」、「担当者」を利用会社、利用者に設定します。JCS宿泊実績データ取得後、JCS宿泊実績データ登録ジョブを実行して取得したデータを登録します。登録したデータはBTMサービス利用実績データメンテナンスで参照可能です。コラム
チェックアウト済のデータと、チェックアウト後に変更が発生したデータを日々取得してください。変更データ取得フラグ、チェックアウト開始日、チェックアウト終了日を未設定にして毎日実行すると、前日にチェックアウトした宿泊実績を日々取得できます。また、変更データ取得フラグを「true」に設定し、予約ステータス更新日時開始日、予約ステータス更新日時終了日を未設定にして毎日実行すると、前日に予約ステータスを変更し、システム日付時点でチェックアウト済の宿泊実績データを取得します。コラム
宿泊予約を変更した場合、金額が同じデータが複数取り込まれる場合があります。精算が必要なデータのみ精算申請し、精算が不要なデータはBTMサービス利用実績データメンテナンスで精算不要にメンテナンスしてください。注意
JCS宿泊実績データ取得を、日に3回以上実施しないでください。詳細はJCSにお問い合わせください。
7.3.4.2.2. ジョブネットの設定¶
ジョブネットの設定を行います。
「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。 ジョブネット一覧(画面左部)の「JCS宿泊実績データ取得」をクリックします。 「編集」をクリックします。 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。コラム
設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。コラム
複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー) kaiden-job-base-jcs-external-import Kaiden! / JCS/ 外部 / JCS宿泊実績データ取得 kaiden-job-base-jcs-external-entry Kaiden! / JCS/ 外部 / JCS宿泊実績データ登録 編集後、「更新」をクリックします。 確認ポップアップの「決定」をクリックします。 ジョブネットが設定されました。コラム
ジョブネットの設定(実行)後、BTMサービス利用実績データメンテナンスでデータ取得が正しく実行されたことを確認してください。
7.3.4.2.2.1. 実行パラメータ¶
設定が可能な実行パラメータは次の通りです。各実行パラメータに記載がない場合、「JCS宿泊実績データ取得」、「JCS宿泊実績データ登録」両方のジョブで使用されます。
名称 キー 説明/設定値 エラースキップ error_skip 会社別処理でエラー発生時の後続処理をスキップするか設定します。(省略時:false) ロック待ち時間 lock_wait ロックの待ち時間を設定します。(省略時:10秒) コンダクター conductor ジョブの各処理間で実行されるコンダクターを設定します。カンマ区切りで複数指定できます。AbstractGenericJobConductorを継承したクラスのコンポーネント名を指定してください。(省略時:コンダクターを使用しません。) 提携先識別CD jcs_cd 宿泊実績取得元のJCS契約マスタで設定した「提携先識別CD」を設定します。「提携先識別CD」を設定する場合、「エージェントCD」、「企業CD」が必須です。(省略時:登録済みの全契約を対象とします。) エージェントCD agent_cd 宿泊実績取得元のJCS契約マスタで設定した「エージェントCD」を設定します。「エージェントCD」を設定する場合、「提携先識別CD」、「企業CD」が必須です。(省略時:登録済みの全契約を対象とします。) 企業CD agent_cd チェックアウト日開始日 checkout_from 「JCS宿泊実績データ取得」で取得するデータの開始日(yyyy/MM/dd)を設定します。設定した場合、「チェックアウト日開始日」から「チェックアウト日終了日」の期間内にチェックアウトしたデータを取得します。変更データ取得フラグが「false」の場合使用します。(省略時:ジョブ実行日の前日) チェックアウト日終了日 checkout_to 「JCS宿泊実績データ取得」で取得するデータの開始日(yyyy/MM/dd)を設定します。設定した場合、「チェックアウト日開始日」から「チェックアウト日終了日」の期間内にチェックアウトしたデータを取得します。変更データ取得フラグが「false」の場合使用します。(省略時:ジョブ実行日の前日) 予約ステータス更新日時開始日 update_from 「JCS宿泊実績データ取得」で取得するデータの開始日(yyyy/MM/dd)を設定します。設定した場合、「予約ステータス更新日時開始日」から「予約ステータス更新日時終了日」の期間内に「JCS」で予約ステータスが更新されたデータを取得します。変更データ取得フラグが「true」の場合使用します。(省略時:ジョブ実行日の前日) 予約ステータス更新日時終了日 update_to 「JCS宿泊実績データ取得」で取得するデータの開始日(yyyy/MM/dd)を設定します。設定した場合、「予約ステータス更新日時開始日」から「予約ステータス更新日時終了日」の期間内に「JCS」で予約ステータスが更新されたデータを取得します。変更データ取得フラグが「true」の場合使用します。(省略時:ジョブ実行日の前日) 変更データ取得フラグ is_change 「JCS宿泊実績データ取得」で変更データの取得有無を設定します。(省略時:false)
true : システム日付時点でチェックアウト済で、「予約ステータス更新日時開始日/終了日」で指定した期間に変更が発生したデータを取得します。 false : 「チェックアウト日開始日/終了日」で指定した期間にチェックアウトしたデータを取得します。
7.3.4.2.3. 取得データ¶
取得データ取得データが登録される形式です。「k10t_btm_use_data」に登録されます。
項目名 値 備考 relation_service_id JCS(固定値) result_id 予約番号 company_cd 会社コード IM-共通マスタ(会社) user_cd ユーザコード IM-共通マスタ(ユーザ) relation_no 連携パラメータ2 予約の連携番号 contract_system_id 提携先識別CD corporate_cd エージェントCD relation_auth_user_id 連携パラメータその他 JCS」の従業員コード relation_exe_user_id 連携パラメータその他 JCS」の従業員コード date1 宿泊日 チェックイン日 date2 チェックアウト日 date3 履歴作成日時 date4 キャンセル日時 summary1 宿名 summary2 プラン名 summary3 部屋タイプ名 summary4 都道府県名 summary5 エリア名 amount1 金額 精算に使用する金額amount2 支払い金額 予約ステータスが「予約」、「変更」の場合、 「支払い金額」-「使用クーポン額」、「キャンセル」の場合、「精算料金」が設定されます。amount3 精算料金 予約ステータスが「予約」、「変更」の場合、 支払い金額(現ポイント差引額)と同様、「キャンセル」の場合、キャンセル料が設定されます。amount4 支払い金額(現ポイント差引額) 「支払い金額」-「使用ポイント額」-「使用クーポン額」が設定されます。 amount5 使用クーポン額 status1 予約ステータス 0:予約1:変更2:キャンセルstatus2 決済種別 0:現地払1:カード決済2:法人一括決済quantity1 宿泊日数 quantity2 部屋数 quantity3 大人人数(男性) quantity4 大人人数(女性)