intra-mart Accel Kaiden! 経費旅費 / 管理者操作ガイド 第27版 2024-04-01

7.3.4.2. JCS宿泊実績データ取得

本項では、「JCS」から宿泊実績データを取得/登録する方法を説明します。

7.3.4.2.1. 概要

JCS宿泊実績データ取得は、指定されたJCS契約マスタの情報に基づき「JCS」に接続し、宿泊実績データを取得します。
JCS契約マスタの「シームレスログインURL」を使用して「JCS」と通信します。
ジョブ実行日時点で有効なユーザがJCSユーザマッピングマスタに登録されていない場合、JCS契約マスタの「担当者所属会社」、「担当者」を利用会社、利用者に設定します。
JCS宿泊実績データ取得後、JCS宿泊実績データ登録ジョブを実行して取得したデータを登録します。
登録したデータはBTMサービス利用実績データメンテナンスで参照可能です。

コラム

チェックアウト済のデータと、チェックアウト後に変更が発生したデータを日々取得してください。
変更データ取得フラグ、チェックアウト開始日、チェックアウト終了日を未設定にして毎日実行すると、前日にチェックアウトした宿泊実績を日々取得できます。
また、変更データ取得フラグを「true」に設定し、予約ステータス更新日時開始日、予約ステータス更新日時終了日を未設定にして毎日実行すると、前日に予約ステータスを変更し、システム日付時点でチェックアウト済の宿泊実績データを取得します。

コラム

宿泊予約を変更した場合、金額が同じデータが複数取り込まれる場合があります。
精算が必要なデータのみ精算申請し、精算が不要なデータはBTMサービス利用実績データメンテナンスで精算不要にメンテナンスしてください。

注意

JCS宿泊実績データ取得を、日に3回以上実施しないでください。
詳細はJCSにお問い合わせください。

7.3.4.2.2. ジョブネットの設定

ジョブネットの設定を行います。
  1. 「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。
  2. ジョブネット一覧(画面左部)の「JCS宿泊実績データ取得」をクリックします。
    ../../../../../_images/jobnet_0172.png
  3. 「編集」をクリックします。
    ../../../../../_images/jobnet_0272.png
  4. 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。
    ../../../../../_images/jobnet_0372.png

    コラム

    設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。
    トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。

    コラム

    複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。
    ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。

    ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
    ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー)
    kaiden-job-base-jcs-external-import Kaiden! / JCS/ 外部 / JCS宿泊実績データ取得
    kaiden-job-base-jcs-external-entry Kaiden! / JCS/ 外部 / JCS宿泊実績データ登録
  5. 編集後、「更新」をクリックします。
    ../../../../../_images/jobnet_0472.png
  6. 確認ポップアップの「決定」をクリックします。
    ../../../../../_images/jobnet_0572.png
  7. ジョブネットが設定されました。
    ../../../../../_images/jobnet_0672.png

    コラム

    ジョブネットの設定(実行)後、BTMサービス利用実績データメンテナンスでデータ取得が正しく実行されたことを確認してください。

7.3.4.2.2.1. 実行パラメータ

設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
各実行パラメータに記載がない場合、「JCS宿泊実績データ取得」、「JCS宿泊実績データ登録」両方のジョブで使用されます。
名称 キー 説明/設定値
エラースキップ
error_skip
会社別処理でエラー発生時の後続処理をスキップするか設定します。
(省略時:false)
ロック待ち時間
lock_wait
ロックの待ち時間を設定します。
(省略時:10秒)
コンダクター
conductor
ジョブの各処理間で実行されるコンダクターを設定します。
カンマ区切りで複数指定できます。
AbstractGenericJobConductorを継承したクラスのコンポーネント名を指定してください。
(省略時:コンダクターを使用しません。)
提携先識別CD
jcs_cd
宿泊実績取得元のJCS契約マスタで設定した「提携先識別CD」を設定します。
「提携先識別CD」を設定する場合、「エージェントCD」、「企業CD」が必須です。
(省略時:登録済みの全契約を対象とします。)
エージェントCD
agent_cd
宿泊実績取得元のJCS契約マスタで設定した「エージェントCD」を設定します。
「エージェントCD」を設定する場合、「提携先識別CD」、「企業CD」が必須です。
(省略時:登録済みの全契約を対象とします。)
企業CD
agent_cd
宿泊実績取得元のJCS契約マスタで設定した「企業CD」を設定します。
「企業CD」を設定する場合、「提携先識別CD」、「エージェントCD」が必須です。
(省略時:登録済みの全契約を対象とします。)
チェックアウト日開始日
checkout_from
「JCS宿泊実績データ取得」で取得するデータの開始日(yyyy/MM/dd)を設定します。
設定した場合、「チェックアウト日開始日」から「チェックアウト日終了日」の期間内にチェックアウトしたデータを取得します。
変更データ取得フラグが「false」の場合使用します。
(省略時:ジョブ実行日の前日)
チェックアウト日終了日
checkout_to
「JCS宿泊実績データ取得」で取得するデータの開始日(yyyy/MM/dd)を設定します。
設定した場合、「チェックアウト日開始日」から「チェックアウト日終了日」の期間内にチェックアウトしたデータを取得します。
変更データ取得フラグが「false」の場合使用します。
(省略時:ジョブ実行日の前日)
予約ステータス更新日時開始日
update_from
「JCS宿泊実績データ取得」で取得するデータの開始日(yyyy/MM/dd)を設定します。
設定した場合、「予約ステータス更新日時開始日」から「予約ステータス更新日時終了日」の期間内に「JCS」で予約ステータスが更新されたデータを取得します。
変更データ取得フラグが「true」の場合使用します。
(省略時:ジョブ実行日の前日)
予約ステータス更新日時終了日
update_to
「JCS宿泊実績データ取得」で取得するデータの開始日(yyyy/MM/dd)を設定します。
設定した場合、「予約ステータス更新日時開始日」から「予約ステータス更新日時終了日」の期間内に「JCS」で予約ステータスが更新されたデータを取得します。
変更データ取得フラグが「true」の場合使用します。
(省略時:ジョブ実行日の前日)
変更データ取得フラグ
is_change
「JCS宿泊実績データ取得」で変更データの取得有無を設定します。
(省略時:false)
  • true : システム日付時点でチェックアウト済で、「予約ステータス更新日時開始日/終了日」で指定した期間に変更が発生したデータを取得します。
  • false : 「チェックアウト日開始日/終了日」で指定した期間にチェックアウトしたデータを取得します。

7.3.4.2.3. 取得データ

  • 取得データ
    取得データが登録される形式です。
    「k10t_btm_use_data」に登録されます。
    項目名 備考
    relation_service_id JCS(固定値)  
    result_id 予約番号  
    company_cd 会社コード IM-共通マスタ(会社)
    user_cd ユーザコード IM-共通マスタ(ユーザ)
    relation_no 連携パラメータ2 予約の連携番号
    contract_system_id 提携先識別CD  
    corporate_cd エージェントCD  
    relation_auth_user_id 連携パラメータその他 JCS」の従業員コード
    relation_exe_user_id 連携パラメータその他 JCS」の従業員コード
    date1 宿泊日 チェックイン日
    date2 チェックアウト日  
    date3 履歴作成日時  
    date4 キャンセル日時  
    summary1 宿名  
    summary2 プラン名  
    summary3 部屋タイプ名  
    summary4 都道府県名  
    summary5 エリア名  
    amount1 金額
    精算に使用する金額
    amount2 支払い金額
    予約ステータスが「予約」、「変更」の場合、 「支払い金額」-「使用クーポン額」、
    「キャンセル」の場合、「精算料金」が設定されます。
    amount3 精算料金
    予約ステータスが「予約」、「変更」の場合、 支払い金額(現ポイント差引額)と同様、
    「キャンセル」の場合、キャンセル料が設定されます。
    amount4 支払い金額(現ポイント差引額) 「支払い金額」-「使用ポイント額」-「使用クーポン額」が設定されます。
    amount5 使用クーポン額  
    status1 予約ステータス
    0:予約
    1:変更
    2:キャンセル
    status2 決済種別
    0:現地払
    1:カード決済
    2:法人一括決済
    quantity1 宿泊日数  
    quantity2 部屋数  
    quantity3 大人人数(男性)  
    quantity4 大人人数(女性)