3.4.1. 勤務予定/実績データ¶
本項では、ジョブを利用した勤務予定/実績データのインポート方法を説明します。
3.4.1.1. 概要¶
勤務予定/実績データのインポートでは、各従業員の日別の勤務予定/実績データをインポートします。勤務予定(勤務シフト)のインポートや、他システムやタイムカードなどで管理している勤務実績をインポートする際に使用します。勤務予定/実績データのインポートには、次の注意点があります。
勤務情報のインポートは、勤務表が入力可能な期間のみに制限されます。コラム
次の条件に一致する場合はインポートできません。
- 該当期間の勤務体系がオープンしていない。
- 従業員が該当期間に勤務体系に所属していない。
- 該当期間の勤務表が提出済みである。
各種マスタの設定上、勤務表から入力できない勤務情報はインポートできません。 インポートした日々の勤務予定、勤務実績は承認済みのステータスが設定されます。 勤務表提出は自動的に行われません。
3.4.1.2. ファイル作成¶
インポートするデータを作成し、ストレージにアップロードします。作成するインポートデータの形式は、次の通りです。
ファイル形式ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のファイル形式です。
ファイル名 daily_record_import.csv 文字コード UTF-8 区切り文字 , 囲み文字 “ データ形式勤務内訳の項目なし(従来通り)
No(列) 項目名 必須 最大文字数 備考 1 処理種別 ○ 1 0:登録1:取消2 会社コード ○ 100 3 ユーザコード ○ 100 4 対象日 ○ 10 yyyy/MM/dd形式 5 勤務状況コード ○ 10 処理種別「1:取消」の場合は省略可 6 勤務開始日時 16 yyyy/MM/dd HH:mm形式 7 勤務終了日時 16 yyyy/MM/dd HH:mm形式 8 摘要 1000 9 振替休日 10 yyyy/MM/dd形式 10 振替出勤日 10 yyyy/MM/dd形式 11 休憩・控除・時間年休コード01 100 12 休憩・控除・時間年休開始日時01 16 yyyy/MM/dd HH:mm形式 13 休憩・控除・時間年休終了日時01 16 yyyy/MM/dd HH:mm形式 14 休憩・控除・時間年休摘要01 1000 ~ 繰り返し項目のため、途中省略 ~
47 休憩・控除・時間年休コード10 100 48 休憩・控除・時間年休開始日時10 16 yyyy/MM/dd HH:mm形式 49 休憩・控除・時間年休終了日時10 16 yyyy/MM/dd HH:mm形式 50 休憩・控除・時間年休摘要10 1000 勤務内訳の項目あり
No(列) 項目名 必須 最大文字数 備考 1 処理種別 ○ 1 0:登録1:取消2 会社コード ○ 100 3 ユーザコード ○ 100 4 対象日 ○ 10 yyyy/MM/dd形式 5 勤務状況コード ○ 10 処理種別「1:取消」の場合は省略可 6 勤務開始日時 16 yyyy/MM/dd HH:mm形式 7 勤務終了日時 16 yyyy/MM/dd HH:mm形式 8 摘要 1000 9 振替休日 10 yyyy/MM/dd形式 10 振替出勤日 10 yyyy/MM/dd形式 11 出社フラグ 1 0:出社しない場合1:出社した場合12 在宅勤務フラグ 1 0:在宅勤務を行わない場合1:在宅勤務を行った場合13 その他フラグ 1 0:その他を行わない場合1:その他を行った場合14 在宅勤務時間 5 HH:mm形式 15 通勤費実費精算区分コード 100 310006-1:なし310006-2:往復310006-3:片道16 休憩・控除・時間年休コード01 100 17 休憩・控除・時間年休開始日時01 16 yyyy/MM/dd HH:mm形式 18 休憩・控除・時間年休終了日時01 16 yyyy/MM/dd HH:mm形式 19 休憩・控除・時間年休摘要01 1000 ~ 繰り返し項目のため、途中省略 ~
52 休憩・控除・時間年休コード10 100 53 休憩・控除・時間年休開始日時10 16 yyyy/MM/dd HH:mm形式 54 休憩・控除・時間年休終了日時10 16 yyyy/MM/dd HH:mm形式 55 休憩・控除・時間年休摘要10 1000 代休/休日出勤の項目あり
No(列) 項目名 必須 最大文字数 備考 1 処理種別 ○ 1 0:登録1:取消2 会社コード ○ 100 3 ユーザコード ○ 100 4 対象日 ○ 10 yyyy/MM/dd形式 5 勤務状況コード ○ 10 処理種別「1:取消」の場合は省略可 6 勤務開始日時 16 yyyy/MM/dd HH:mm形式 7 勤務終了日時 16 yyyy/MM/dd HH:mm形式 8 摘要 1000 9 振替休日 10 yyyy/MM/dd形式 10 振替出勤日 10 yyyy/MM/dd形式 11 代休 10 yyyy/MM/dd形式 12 休日出勤日 10 yyyy/MM/dd形式 13 休憩・控除・時間年休コード01 100 14 休憩・控除・時間年休開始日時01 16 yyyy/MM/dd HH:mm形式 15 休憩・控除・時間年休終了日時01 16 yyyy/MM/dd HH:mm形式 16 休憩・控除・時間年休摘要01 1000 ~ 繰り返し項目のため、途中省略 ~
49 休憩・控除・時間年休コード10 100 50 休憩・控除・時間年休開始日時10 16 yyyy/MM/dd HH:mm形式 51 休憩・控除・時間年休終了日時10 16 yyyy/MM/dd HH:mm形式 52 休憩・控除・時間年休摘要10 1000 客観時間乖離理由の項目あり
No(列) 項目名 必須 最大文字数 備考 1 処理種別 ○ 1 0:登録1:取消2 会社コード ○ 100 3 ユーザコード ○ 100 4 対象日 ○ 10 yyyy/MM/dd形式 5 勤務状況コード ○ 10 処理種別「1:取消」の場合は省略可 6 勤務開始日時 16 yyyy/MM/dd HH:mm形式 7 勤務終了日時 16 yyyy/MM/dd HH:mm形式 8 摘要 1000 9 振替休日 10 yyyy/MM/dd形式 10 振替出勤日 10 yyyy/MM/dd形式 11 客観時間乖離理由 1000 12 休憩・控除・時間年休コード01 100 13 休憩・控除・時間年休開始日時01 16 yyyy/MM/dd HH:mm形式 14 休憩・控除・時間年休終了日時01 16 yyyy/MM/dd HH:mm形式 15 休憩・控除・時間年休摘要01 1000 ~ 繰り返し項目のため、途中省略 ~
48 休憩・控除・時間年休コード10 100 49 休憩・控除・時間年休開始日時10 16 yyyy/MM/dd HH:mm形式 50 休憩・控除・時間年休終了日時10 16 yyyy/MM/dd HH:mm形式 51 休憩・控除・時間年休摘要10 1000 データサンプル"0","comp_sample_01","user_000001","2014/04/01","0001","2014/04/01 09:00","2014/04/02 01:05","年度初めのため深夜まで残業","","","1234","2014/04/01 12:00","2014/04/01 13:00","休憩1","1234","2014/04/01 19:00","2014/04/01 19:30","休憩2","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","" "0","comp_sample_01","user_000001","2014/04/01","0001","2014/04/01 09:00","2014/04/02 01:05","年度初めのため深夜まで残業","","","1","1","1","03:00","310006-2","1234","2014/04/01 12:00","2014/04/01 13:00","休憩1","1234","2014/04/01 19:00","2014/04/01 19:30","休憩2","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","" "0","comp_sample_01","user_000001","2014/04/01","0001","2014/04/01 09:00","2014/04/02 01:05","年度初めのため深夜まで残業","","","2014/04/01","2014/04/02","1234","2014/04/01 12:00","2014/04/01 13:00","休憩1","1234","2014/04/01 19:00","2014/04/01 19:30","休憩2","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","" "0","comp_sample_01","user_000001","2014/04/01","0001","2014/04/01 09:00","2014/04/02 01:05","年度初めのため深夜まで残業","","","PCアップデートのため乖離","1234","2014/04/01 12:00","2014/04/01 13:00","休憩1","1234","2014/04/01 19:00","2014/04/01 19:30","休憩2","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","","" "0","comp_sample_01","user_000001","2014/04/02","0001","2014/04/02 09:00","2014/04/02 18:00" "1","comp_sample_01","user_000001","2014/04/02"コラム
上記サンプルは、1~4行目が登録時、5行目が取消時のファイル例です。1行目はジョブパラメータで項目を追加しない場合の全項目を記述しています。2行目は勤務内訳の項目ありの場合の全項目を記述しています。3行目が代休/休日出勤の項目ありの場合の全項目を記述しています。4行目が客観時間乖離理由の項目ありの場合の全項目を記述しています。5行目はNo.8以降の項目の記述を、6行目はNo.5以降の項目の記述を省略しています。記述を省略した項目は「“”」として扱われます。コラム
「勤務内訳の項目あり」のNo.11~No.14の項目はジョブパラメータの「勤務内訳」に”1”:勤務内訳の項目ありに設定した場合のみデータ形式に追加されます。“0”:勤務内訳を項目なしに設定した場合またはジョブパラメータを省略した場合、データ形式から除外されます。「代休/休日出勤の項目あり」のNo.11、No.12の項目はジョブパラメータの「代休/休日出勤」に”1”:代休/休日出勤の項目ありに設定した場合のみデータ形式に追加されます。“0”:代休/休日出勤の項目なしに設定した場合またはジョブパラメータを省略した場合、データ形式から除外されます。ジョブパラメータの「勤務内訳」と「代休/休日出勤」を両方「1」にした場合、「代休/休日出勤の項目あり」のNo.12の項目の次に「勤務内訳の項目あり」のNo.11~No.14の項目が追加されます。「客観時間乖離理由の項目あり」のNo.11の項目はジョブパラメータの「客観時間乖離理由」に”1”:客観時間乖離理由の項目ありに設定した場合のみデータ形式に追加されます。“0”:客観時間乖離理由の項目なしに設定した場合またはジョブパラメータを省略した場合、データ形式から除外されます。ジョブパラメータの「勤務内訳」、「代休/休日出勤」、「客観時間乖離理由」を全て「1」にした場合、「代休/休日出勤の項目あり」のNo.12の項目の次に「勤務内訳の項目あり」のNo.11~No.14の項目が追加されます。また、「勤務内訳の項目あり」のNo.14の項目の次に「客観時間乖離理由の項目あり」のNo.11の項目が追加されます。 アップロード先ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のアップロード先です。
ディレクトリ kaiden/import/daily_record ファイル名 daily_record_import.csv コラム
インストール直後などはアップロード先のディレクトリが作成されていません。ディレクトリの作成方法やファイルのアップロード方法は、次のドキュメントを参照してください。
3.4.1.3. ジョブネットの設定¶
インポート機能用のジョブネットの設定を行います。
「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。 ジョブネット一覧(画面左部)の「勤務情報データインポート」をクリックします。 「編集」をクリックします。 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。コラム
設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。コラム
複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー) kaiden-job-labor-import-dailyRecord Kaiden! / 勤務管理 / 勤務情報データインポート 編集後、「更新」をクリックします。 確認ポップアップの「決定」をクリックします。 ジョブネットが設定されました。コラム
ジョブネットの設定(実行)後、勤務表でインポートが正しく実行されたことを確認してください。
3.4.1.4. 実行パラメータ¶
設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値 取込区分 target_stage 取り込むデータの区分を設定します。(省略時:0)
0 : 対象データを 勤務予定 としてインポートする 1 : 対象データを 勤務実績 としてインポートする 2 : 対象データを 保存 としてインポートする 勤務内訳 work_breakdown 勤務内訳の項目有無を設定します。(省略時:0)
0 : 勤務内訳の項目なし 1 : 勤務内訳の項目あり 代休/休日出勤 holiday_work_and_compensation 代休/休日出勤の項目有無を設定します。(省略時:0)
0 : 代休/休日出勤の項目なし 1 : 代休/休日出勤の項目あり 客観時間乖離理由 objective_time_deviation_reason 客観時間乖離理由の項目有無を設定します。(省略時:0)
0 : 客観時間乖離理由の項目なし 1 : 客観時間乖離理由の項目あり 処理対象会社コード company_cd インポートを行う会社の会社コードを設定します。(省略時:登録済みの全会社を対象とします。) インポートファイル target_file インポートファイルのstorage以降のパスを設定します。(省略時:kaiden/import/daily_record/daily_record_import.csv) 文字コード character インポートファイルの文字コードを設定します。(省略時:UTF-8)
UTF-8 SHIFT-JIS 区切り文字 delimiter インポートファイルの区切り文字を設定します。(省略時:,)
, : カンマ \t : タブ 囲み文字 enclosing インポートファイルの囲み文字を設定します。(省略時:”)
” : ダブルクォーテーション 読込開始行数 start_rows インポートファイルの読込開始行数を設定します。(省略時:0) アーカイブファイル archive_file インポートファイルのアーカイブ先を設定します。(省略時:kaiden/archive/import/daily_record/daily_record_import_{YMDHMSN}.csv) ファイル削除判定 delete_flag インポートファイルの削除有無を設定します。(省略時:false)
true : 削除する false : 削除しない{YMDHMSN}:「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式