環境変数¶
Linux での環境変数の設定手順を示します。
次のコマンドを実行し、< %IOWEBDOC_HOME% >のパスを環境変数へ登録します。
< %IOWEBDOC_HOME% >を< /usr/local/webdoc >として説明します。
環境変数名 設定値 IODOC %IOWEBDOC_HOME% (末尾の”/”スラッシュは不要) $ IODOC=/usr/local/webdoc $ export IODOC
次のコマンドを実行し、< %IOWEBDOC_HOME% /iodoc.sh >に実行権限を追加後、環境変数を追加します。
$ chmod +x /usr/local/webdoc/iodoc.sh $ . /usr/local/webdoc/iodoc.sh
コラム
コマンドを実行することで、次の環境変数が追加されます。
環境変数名 設定値 PATH $IODOC/bin LD_LIBRARY_PATH $IODOC/lib 次のコマンドを実行し、 連携エンジン IOWebDOC のバージョンが表示されれば、環境変数の設定は完了です。
$ iowebver
注意
systemd などサービス起動する場合、起動ユーザ(ログインユーザ)は指定できますが、.bashrc などに設定された環境変数を全く継承しません。 resinの起動スクリプト(サービス)に直接、環境変数を設定してください。
注意
systemd の Environment / EnvironmentFile では環境変数は展開されない為、 設定する際は、環境変数ごとに明確にPATHを記載してください。
【NG】
IODOC=/usr/local/webdoc
PATH=$IODOC/bin:$PATH
LD_LIBRARY_PATH=$IODOC/lib
【OK】
IODOC=/usr/local/webdoc
PATH=/usr/local/webdoc/bin:/usr/bin
LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/webdoc/lib
ファイルの権限設定¶
Resin を実行するユーザ以外でインストーラの圧縮ファイルを解凍してしまった場合、または、権限ユーザを変更する場合の手順を示します。
実行権限の設定¶
実行(execute)権限を設定する手順を示します。
< %IOWEBDOC_HOME% /bin >に移動します。
< %IOWEBDOC_HOME% >を< /usr/local/webdoc >として説明します。
$ cd /usr/local/webdoc/bin/
全てのファイルに実行権限を付与します。
$ chmod +x *
参照権限の設定¶
参照(Read)権限を設定する手順を示します。
< %IOWEBDOC_HOME% /lib >内のファイルに参照権限を設定します。
< %IOWEBDOC_HOME% /lib >に移動します。
< %IOWEBDOC_HOME% >を< /usr/local/webdoc >として説明します。
$ cd /usr/local/webdoc/lib/
全てのファイルに参照権限を付与します。
$ chmod +r *
< %IOWEBDOC_HOME% /etc >内のファイルに参照(Read)権限を設定します。
< %IOWEBDOC_HOME% /etc >に移動します。
< %IOWEBDOC_HOME% >を< /usr/local/webdoc >として説明します。
$ cd /usr/local/webdoc/etc/
全てのファイルに参照権限を付与します。
$ chmod +r *
注意
サブディレクトリがある場合は、サブディレクトリ、および、サブディレクトリ内のファイルにも同様の権限を設定してください。