IM-PDFDesigner for Accel Platform 2024 Spring リリースノート 初版 2024-04-01

5. システム要件

当バージョンにおけるシステム要件は次の通りです。

5.1. サーバ要件

5.1.1. intra-mart Accel Platform

  • intra-mart Accel Platform 2024 Spring ( Standard Edition 、 Advanced Edition 、 Enterprise Edition 、 Basic Edition 、 Advance Edition 、 Professional Edition )
  • 利用する intra-mart Accel Platform の サーバ要件 に準じます。

注意

intra-mart Accel Platform ( スタンドアローン構成 )は、連携エンジン IOWebDOC 3.x 、または、 IOWebDOC 1.x が必要です。

そのため、連携エンジンを動作させるための要件が、サーバ要件に追加となります。

追加となる要件については「 追加で必要なメモリ容量・ディスク容量について 」を参照してください。

5.1.2. PDF帳票サーバ

種別 製品名
OS
Windows Server 2016 日本語版(64bit)

Windows Server 2019 日本語版(64bit)

Windows Server 2022 日本語版(64bit)

Red Hat Enterprise Linux 7.x(64bit)

Red Hat Enterprise Linux 8.x(64bit)

Red Hat Enterprise Linux 9.x(64bit)

Amazon Linux 2

Amazon Linux 2023
ハードウェア 各OSの安定稼動が可能となるPC
クラウドサービス
Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)

Microsoft Azure Virtual Machines

Oracle Cloud Infrastructure Compute
必要メモリ容量(JVM) 推奨する最小構成 2GB 以上
JDK
Oracle JDK 8

Oracle JDK 11

Oracle JDK 17

OpenJDK 11

OpenJDK 17

Amazon Corretto 11

Amazon Corretto 17
Web Application Server
Apache Tomcat 8.5.x

Apache Tomcat 9.0.x

注意

PDF帳票サーバ で使用するJDKのバージョンは、 intra-mart Accel Platform で使用するJDKのバージョンと揃えてください。

注意

PDF帳票サーバ ( 分散構成 )は、連携エンジン IOWebDOC 3.x が必要です。

そのため、連携エンジンを動作させるための要件が、サーバ要件に追加となります。

追加となる要件については「 追加で必要なメモリ容量・ディスク容量について 」を参照してください。

5.1.3. 追加で必要なメモリ容量・ディスク容量について

連携エンジン IOWebDOC を動作させるために、対象サーバにメモリ容量、および、ディスク容量が追加で必要です。

必要な容量については、次の通りです。

種別 製品名
必要メモリ容量(連携エンジン) 2GB以上
必要ディスク容量(連携エンジン)

次の合計値

  • 10GB以上( PDF帳票サーバ の場合は20GB以上)
  • 一時ファイルを作成するために必要な空きディスク容量

注意

帳票を大量出力する案件の場合は、処理量に応じてメモリ容量を追加してください。

注意

一時ファイルを作成するために必要な空きディスク容量は、ファイルの大きさや利用頻度によって異なります。

IM-PDFDesigner for Accel Platform は、次の一時ディレクトリを使用します。

  • OSの一時ディレクトリ
  • Javaの一時ディレクトリ(java.io.tmpdir)
  • intra-mart Accel Platform の一時ディレクトリ

一時ディレクトリの空き容量が不足している場合、PDF帳票の出力に失敗する可能性があります。

5.2. クライアント要件

利用する intra-mart Accel Platform の クライアント要件 に準じます。

5.3. 帳票デザインツール要件

種別 製品名
OS
Windows 10 日本語版(32bit、64bit)

Windows 11 日本語版(64bit)
帳票デザインツール
IOWebDOC 1.x

IOWebDOC 3.x

注意

帳票デザインツールの詳細なバージョンについては「 IM-PDFDesigner for Accel Platform セットアップガイド 」-「 帳票デザインツール・連携エンジンバージョン 」を参照してください。

5.4. ライセンス要件

1ライセンス分の IM-PDFDesigner for Accel Platform には、次のライセンスがそれぞれ1つずつ含まれます。

ライセンス名 概要
帳票デザインツールライセンス 帳票デザインツールを導入するために必要なライセンスです。
連携エンジンライセンス 連携エンジンを導入するために必要なライセンスです。

システム構成によって必要なライセンス数が異なります。

IM-PDFDesigner for Accel Platform と IM-PDFDesigner FullPack for Accel Platform とでライセンス体系が異なります。

5.4.1. IM-PDFDesigner FullPack for Accel Platform

  • IM-PDFDesigner FullPack for Accel Platform では、「 連携エンジン IOWebDOC をインストールする数」分のライセンスが必要となります。
  • スタンドアローン構成 で利用する場合、インストールする 連携エンジン IOWebDOC は、サーバOSへの1つのみとなるため、必要なライセンスは1つとなります。
  • 分散構成 で利用する場合、各PDF帳票サーバへ 連携エンジン IOWebDOC をインストールする必要があるため、PDF帳票サーバ分のライセンスが必要となります。
  • Web Application Server 数、WARファイル数、CPU数、および、コア数には依存しません。

5.4.2. IM-PDFDesigner for Accel Platform

  • IM-PDFDesigner for Accel Platform では、使用するWARファイルが同一/不同であるかに関わらず、「配置するWARファイルの総計」分のライセンスが必要となります。

    コラム

    • ケース1

      それぞれ異なる3つのWARファイル(A,B,C)を、1つの Web Application Server に配置する場合、3ライセンスが必要となります。

      Web Application Server :A,B,C

    • ケース2

      同一のWARファイル(A)を、3つの Web Application Server にそれぞれ配置する場合、3ライセンスが必要となります。

      1つ目の Web Application Server :A
      2つ目の Web Application Server :A
      3つ目の Web Application Server :A
    • ケース3

      それぞれ異なる5つのWARファイル(A,B,C,D,E)を、2つの Web Application Server に振り分け配置する場合、5ライセンスが必要となります。

      1つ目の Web Application Server :A,B,C
      2つ目の Web Application Server :D,E

      ※当該ケースは、それぞれのサーバが別システムであるような場合です。負荷分散目的で同じシステムを2つのサーバで運用するケースは、後述のケース4に該当します。

    • ケース4

      それぞれ異なる3つのWARファイル(A,B,C)を、2つの Web Application Server にそれぞれ同じように配置する場合、6ライセンスが必要となります。

      1つ目の Web Application Server :A,B,C
      2つ目の Web Application Server :A,B,C
  • IM-PDFDesigner for Accel Platform は スタンドアローン構成 のみ対応します。 分散構成 は対応していません。

  • CPU数、および、コア数には依存しません。

5.5. 言語(帳票)

帳票に対応している言語は次の通りです。

  • 日本語
  • 英語
  • 中国語(簡体字)

注意

連携エンジン IOWebDOC 1.x は中国語(簡体字)に対応していません。中国語(簡体字)を使用する場合は IOWebDOC 3.x を導入してください。

5.6. フォント(帳票)

帳票に対応しているフォントは次の通りです。

  • 日本語の場合

    • MS 明朝
    • MS ゴシック
    • IPA明朝
    • IPAゴシック
    • BIZ UDMincho
    • BIZ UDGothic
  • 英語の場合

    • Courier New
  • 中国語(簡体字)の場合

    • SimHei

コラム

等幅フォントであれば、上記以外(サポート対象外)のフォントも利用が可能です。

また、利用する場合は、印字結果を確認してから利用してください。

注意

Linux では次のフォントは利用できません。

  • MS 明朝
  • MS ゴシック

注意

連携エンジン IOWebDOC 1.x は中国語(簡体字)のフォントに対応していません。中国語(簡体字)のフォントを使用する場合は IOWebDOC 3.x を導入してください。

注意

Accel-Mart を含む Linux 環境では、PDF帳票出力時に IPAフォント を使用します。

そのため、 Linux 環境でPDF帳票を出力する場合は、帳票レイアウト開発環境( Windows 環境)に IPAフォント をインストールし、帳票レイアウトに IPAフォント を指定してください。

帳票レイアウトに IPAフォント を指定せずに、 Linux 環境でPDF帳票を出力した場合、指定したフォント通りに文字が出力されない可能性があります。

注意

BIZ UDMincho 、および、 BIZ UDGothic は、Google Fontsが公開している BIZ UDフォント を利用してください。

5.7. 異体字の出力

連携エンジン IOWebDOC 3.x では、一部の字形のみ、異体字を出力することが可能です。

注意

出力できる異体字は、フォントが対応している字形のみです。

次のフォントは一部の字形に対応しているため、異体字を出力する場合は、適切なフォントを次から選び、使用してください。

  • MS 明朝
  • MS ゴシック
  • BIZ UDMincho
  • BIZ UDGothic

対応している字形の例は、次の通りです。

../../_images/index_1.PNG

注意

異体字は、IVS(Ideographic Variation Sequence/異体字シーケンス)形式で指定してください。

注意

IM-PDFDesigner for Accel Platform の、埋め込む文字列を引数に直接指定するAPIを使用して異体字を出力する場合は、PDF帳票出力時の文字エンコード形式に”UnicodeLittle”を指定してください。

次はプログラムの記載例です。

const iodoc = new IODoc(iodPath, "");
iodoc.setCharset("UnicodeLittle");

// 後続処理を記載

5.8. データファイルの文字コード

IM-PDFDesigner for Accel Platform のAPIで扱うデータファイルの文字コードは UTF-8(BOMあり) です。

注意

BOM(バイトオーダーマーク)が必要です。

注意

連携エンジン IOWebDOC 3.x が対応しているデータファイルの文字コードは UTF-8(BOMあり) です。

文字コードが UTF-8(BOMあり) の場合は、実装水準1に対応しています。また、結合文字は含まれません。

注意

連携エンジン IOWebDOC 1.x は UTF-8 に対応していません。 IOWebDOC 1.x が対応しているデータファイルの文字コードは Shift_JIS です。

注意

intra-mart Accel Platform では UTF-8 以外の文字コードは対応していません。