5. システム要件¶
当バージョンにおけるシステム要件は次の通りです。
5.1. サーバ要件¶
5.1.1. intra-mart Accel Platform¶
- intra-mart Accel Platform 2025 Spring ( Standard Edition 、 Advanced Edition 、 Enterprise Edition 、 Basic Edition 、 Advance Edition 、 Professional Edition )
- 利用する intra-mart Accel Platform の サーバ要件 に準じます。
注意
intra-mart Accel Platform ( スタンドアローン構成 )は、次の 連携エンジン IOWebDOC が必要です。
- IM-PDFDesigner for Accel Platform : IOWebDOC 3.x 、または、 IOWebDOC 1.x
- IM-PDFDesigner FullPack for Accel Platform : IOWebDOC 3.x
そのため、連携エンジンを動作させるための要件が、サーバ要件に追加となります。
追加となる要件については「 追加で必要なメモリ容量・ディスク容量について 」を参照してください。
5.1.2. PDF帳票サーバ¶
種別 | 製品名 |
---|---|
OS | Windows Server 2016 日本語版(64bit)
Windows Server 2019 日本語版(64bit)
Windows Server 2022 日本語版(64bit)
Red Hat Enterprise Linux 8.x(64bit)
Red Hat Enterprise Linux 9.x(64bit)
Amazon Linux 2
Amazon Linux 2023
|
ハードウェア | 各OSの安定稼動が可能となるPC |
クラウドサービス | Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)
Microsoft Azure Virtual Machines
Oracle Cloud Infrastructure Compute
|
必要メモリ容量(JVM) | 推奨する最小構成 2GB 以上 |
JDK | Oracle JDK 8
Oracle JDK 11
Oracle JDK 17
Oracle JDK 21
OpenJDK 17
OpenJDK 21
Amazon Corretto 11
Amazon Corretto 17
Amazon Corretto 21
|
Web Application Server | Apache Tomcat 9.0.x |
注意
PDF帳票サーバ で使用するJDKのバージョンは、 intra-mart Accel Platform で使用するJDKのバージョンと揃えてください。
注意
PDF帳票サーバ ( 分散構成 )は、連携エンジン IOWebDOC 3.x が必要です。
そのため、連携エンジンを動作させるための要件が、サーバ要件に追加となります。
追加となる要件については「 追加で必要なメモリ容量・ディスク容量について 」を参照してください。
5.1.3. 追加で必要なメモリ容量・ディスク容量について¶
連携エンジン IOWebDOC を動作させるために、対象サーバにメモリ容量、および、ディスク容量が追加で必要です。
必要な容量については、次の通りです。
種別 | 製品名 |
---|---|
必要メモリ容量(連携エンジン) | 2GB以上 |
必要ディスク容量(連携エンジン) | 次の合計値
|
注意
帳票を大量出力する案件の場合は、処理量に応じてメモリ容量を追加してください。
注意
一時ファイルを作成するために必要な空きディスク容量は、ファイルの大きさや利用頻度によって異なります。
IM-PDFDesigner for Accel Platform は、次の一時ディレクトリを使用します。
- OSの一時ディレクトリ
- Javaの一時ディレクトリ(java.io.tmpdir)
- intra-mart Accel Platform の一時ディレクトリ
一時ディレクトリの空き容量が不足している場合、PDF帳票の出力に失敗する可能性があります。
5.2. クライアント要件¶
利用する intra-mart Accel Platform の クライアント要件 に準じます。( FullPack版 Web版帳票デザインツール イントラマート連携 を利用する場合、 macOS 、および、スマートフォンを除く )
注意
FullPack版 Web版帳票デザインツール イントラマート連携 を利用する場合、 macOS 、および、スマートフォンはサポート対象外です。
5.3. クライアント版帳票デザインツール 要件¶
種別 | 製品名 |
---|---|
OS | Windows 10 日本語版(32bit、64bit)
Windows 11 日本語版(64bit)
|
クライアント版帳票デザインツール | IOWebDOC 1.x
IOWebDOC 3.x
|
注意
クライアント版帳票デザインツール の詳細なバージョンについては「 IM-PDFDesigner for Accel Platform セットアップガイド 」-「 帳票デザインツール・連携エンジンバージョン 」を参照してください。
5.4. ライセンス要件¶
1ライセンス分の IM-PDFDesigner for Accel Platform には、次のライセンスがそれぞれ1つずつ含まれます。
ライセンス名 | 概要 |
---|---|
帳票デザインツールライセンス | 帳票デザインツールを導入するために必要なライセンスです。 |
連携エンジンライセンス | 連携エンジンを導入するために必要なライセンスです。 |
システム構成によって必要なライセンス数が異なります。
IM-PDFDesigner for Accel Platform と IM-PDFDesigner FullPack for Accel Platform とでライセンス体系が異なります。
5.4.1. IM-PDFDesigner FullPack for Accel Platform¶
- IM-PDFDesigner FullPack for Accel Platform では、「 連携エンジン IOWebDOC をインストールする数」分のライセンスが必要となります。
- スタンドアローン構成 で利用する場合、インストールする 連携エンジン IOWebDOC は、サーバOSへの1つのみとなるため、必要なライセンスは1つとなります。
- 分散構成 で利用する場合、各PDF帳票サーバへ 連携エンジン IOWebDOC をインストールする必要があるため、PDF帳票サーバ分のライセンスが必要となります。
- Web Application Server 数、WARファイル数、CPU数、および、コア数には依存しません。
5.4.2. IM-PDFDesigner for Accel Platform¶
IM-PDFDesigner for Accel Platform では、使用するWARファイルが同一/不同であるかに関わらず、「配置するWARファイルの総計」分のライセンスが必要となります。
コラム
ケース1
それぞれ異なる3つのWARファイル(A,B,C)を、1つの Web Application Server に配置する場合、3ライセンスが必要となります。
Web Application Server :A,B,C
ケース2
同一のWARファイル(A)を、3つの Web Application Server にそれぞれ配置する場合、3ライセンスが必要となります。
1つ目の Web Application Server :A2つ目の Web Application Server :A3つ目の Web Application Server :Aケース3
それぞれ異なる5つのWARファイル(A,B,C,D,E)を、2つの Web Application Server に振り分け配置する場合、5ライセンスが必要となります。
1つ目の Web Application Server :A,B,C2つ目の Web Application Server :D,E※当該ケースは、それぞれのサーバが別システムであるような場合です。負荷分散目的で同じシステムを2つのサーバで運用するケースは、後述のケース4に該当します。
ケース4
それぞれ異なる3つのWARファイル(A,B,C)を、2つの Web Application Server にそれぞれ同じように配置する場合、6ライセンスが必要となります。
1つ目の Web Application Server :A,B,C2つ目の Web Application Server :A,B,C
IM-PDFDesigner for Accel Platform は スタンドアローン構成 のみ対応します。 分散構成 は対応していません。
CPU数、および、コア数には依存しません。
5.5. 言語(帳票)¶
帳票に対応している言語は次の通りです。
- 日本語
- 英語
- 中国語(簡体字)
注意
連携エンジン IOWebDOC 1.x は中国語(簡体字)に対応していません。中国語(簡体字)を使用する場合は IOWebDOC 3.x を導入してください。
5.6. フォント(帳票)¶
帳票に対応しているフォントは次の通りです。
日本語の場合
- MS 明朝
- MS ゴシック
- IPA明朝
- IPAゴシック
- BIZ UDMincho
- BIZ UDGothic
英語の場合
- Courier New
中国語(簡体字)の場合
- SimHei
コラム
等幅フォントであれば、上記以外(サポート対象外)のフォントも利用が可能です。
また、利用する場合は、印字結果を確認してから利用してください。
注意
Linux では次のフォントは利用できません。
- MS 明朝
- MS ゴシック
そのため、 Accel-Mart を含む Linux 環境でPDF帳票を出力する際は、初期設定として IPAフォント を使用します。
クライアント版帳票デザインツール IOWebDOC を使用して帳票レイアウトを作成する場合は、開発環境( Windows 環境)に IPAフォント をインストールし、帳票レイアウトに IPAフォント を指定してください。
帳票レイアウトに IPAフォント を指定せずにPDF帳票を出力した場合、帳票レイアウト上の見た目(フォント)とPDF帳票上の見た目(フォント)に差異が発生します。
注意
連携エンジン IOWebDOC 1.x は中国語(簡体字)のフォントに対応していません。中国語(簡体字)のフォントを使用する場合は IOWebDOC 3.x を導入してください。
注意
BIZ UDMincho 、および、 BIZ UDGothic は、Google Fontsが公開している BIZ UDフォント を利用してください。
5.7. 異体字の出力¶
連携エンジン IOWebDOC 3.x では、一部の字形のみ、異体字を出力することが可能です。
注意
出力できる異体字は、フォントが対応している字形のみです。
次のフォントは一部の字形に対応しているため、異体字を出力する場合は、適切なフォントを次から選び、使用してください。
- MS 明朝
- MS ゴシック
- BIZ UDMincho
- BIZ UDGothic
対応している字形の例は、次の通りです。
注意
異体字は、IVS(Ideographic Variation Sequence/異体字シーケンス)形式で指定してください。
注意
IM-PDFDesigner for Accel Platform の、埋め込む文字列を引数に直接指定するAPIを使用して異体字を出力する場合は、PDF帳票出力時の文字エンコード形式に”UnicodeLittle”を指定してください。
次はプログラムの記載例です。
const iodoc = new IODoc(iodPath, "");
iodoc.setCharset("UnicodeLittle");
// 後続処理を記載
5.8. データファイルの文字コード¶
連携エンジン IOWebDOC が対応しているデータファイルの文字コードは、次の通りです。
- IOWebDOC 3.x : UTF-8(BOMあり)
- IOWebDOC 1.x : Shift_JIS
文字コードが UTF-8(BOMあり) の場合は、実装水準1に対応しています。また、結合文字は含まれません。