4.2. intra-mart WebPlatform から intra-mart Accel Platform への移行¶
intra-mart WebPlatform から intra-mart Accel Platform への移行に伴う、 IM-PDF デザイナー Ver.7.x から IM-PDFDesigner for Accel Platform への移行手順を示します。
4.2.1. 既存ファイル群の退避¶
移行元環境から、次のファイルを退避します。
- IM-PDF デザイナー Ver.7.x の API を使用しているソースコード一式
- 帳票レイアウトファイル(dlf、iod、def、clf、ddl、cdd)
- データファイル(DAT形式、CSV形式)
- その他関連ファイル(埋め込み用画像ファイル、外部変数ファイル、外字ファイル、フォントファイル 等)
注意
既存ファイル群の設置場所は、お客様により異なります。
設置場所については、「 PDF-Designer Ver.7.0.2プログラマーズ・ガイド 」-「 サンプルプログラム 」を参考に確認してください。
4.2.2. 環境構築¶
移行先環境に、 IM-PDFDesigner for Accel Platform を構築します。
セットアップ手順は、「 IM-PDFDesigner for Accel Platform セットアップガイド 」を参照してください。
注意
ライセンスの再登録が必要です。
IM-PDF デザイナー Ver.7.x から IM-PDFDesigner for Accel Platform への移行時には、ライセンスが再発行されます。
注意
移行元環境で使用しているフォントや外字が、移行先環境にインストールされているか確認してください。
インストールされていない場合、PDF帳票の見た目が崩れる、または、文字化けする可能性があります。
4.2.3. 退避したファイル群の調整¶
帳票レイアウトファイルを、移行先環境の 帳票デザインツール IOWebDOC を使用し変換します。
ファイル拡張子が、dlfの場合
帳票デザインツール IOWebDOC の IODOC を起動します。
ツールバーの「ファイル」-「開く」を選択し、帳票レイアウトファイルを開きます。
ツールバーの「ファイル」-「上書き保存」を選択し、ファイル形式を変更して上書き保存します。
保存時の「ファイル形式」は、最新バージョンを選択してください。
コラム
dlfファイルが存在しない場合、拡張子がiodのファイルを使用してください。
iodファイルは、dlfファイルから帳票デザインツール固有の情報を除外しただけのファイルです。
dlfファイルと同様に帳票レイアウトファイルとして扱えるため、上記手順にてファイルの調整が可能です。
ファイル拡張子が、def、または、clfの場合
- 帳票デザインツール IOWebDOC の IOCELA を起動します。
- ツールバーの「ファイル」-「開く」を選択し、帳票レイアウトファイルを開きます。
- ツールバーの「ファイル」-「上書き保存」を選択し、上書き保存します。
ファイル拡張子が、ddlの場合
- 帳票デザインツール IOWebDOC の IODBDOC を起動します。
- ツールバーの「ファイル」-「開く」を選択し、帳票レイアウトファイルを開きます。
- ツールバーの「ファイル」-「上書き保存」を選択し、上書き保存します。
ファイル拡張子が、cddの場合
- 帳票デザインツール IOWebDOC の CDDエディタ を起動します。
- 起動した CDDエディタ の「新規作成」画面で、「キャンセル」ボタンをクリックします。
- ツールバーの「ファイル」-「開く」を選択し、cddファイルを開きます。
- ツールバーの「ファイル」-「上書き保存」を選択し、上書き保存します。
データファイルを、移行先環境で対応する文字コードに変換します。
対応する文字コードについては、「 IM-PDFDesigner for Accel Platform リリースノート 」の「 データファイルの文字コード 」を参照してください。
注意
上位システムから出力されるデータファイルを使用する場合は、対応する文字コードでデータファイルを出力するようにプログラムを修正してください。
ソースコードを、 IM-PDFDesigner for Accel Platform の API に基づき修正します。
注意
IM-PDF デザイナー Ver.7.x から IM-PDFDesigner for Accel Platform への移行時は、ソースコードの修正が必要です。
詳細については、「 IM-PDF デザイナー Ver.7.x の一部のクラス、メソッドは、 IM-PDFDesigner for Accel Platform では廃止されています 」を参照してください。
注意
データセット前に、対応する文字コードに変換するようにプログラムを修正してください。
注意
setCharset メソッドが追加されています。
PDF出力時の文字コードを指定するようにプログラムを修正してください。
サンプルソース
var pdf = new IODoc(iodPath, ""); pdf.setCharset( "UnicodeLittle" ); // 後続処理を記載
4.2.4. 調整したファイル群の設置¶
調整したファイル群一式を、移行先環境へ設置します。
設置場所については、「 IM-PDFDesigner for Accel Platform プログラミングガイド 」-「 サンプルプログラム・データの設置場所 」を参考に設置してください。
注意
移行元環境で、独自の設定やファイルを使用している場合には、移行先環境への設定漏れやファイルの設置漏れがないか確認してください。
4.2.5. 動作確認¶
動作確認を実施します。
IM-PDFDesigner for Accel Platform を使用し、PDF帳票ファイルを作成します。
埋め込みデータや入力データの文字列、表や図などが想定通りに出力されているか確認します。
出力したPDF帳票ファイルの見た目が崩れている場合には、帳票レイアウトファイルを調整してください。
注意
帳票レイアウトファイル毎に出力内容が異なります。全ての帳票レイアウトファイルについて動作確認が必要です。
注意
想定通りに出力されない場合には、「 IM-PDFDesigner for Accel Platform トラブルシューティング 」を参照してください。
以上で、 IM-PDF デザイナー Ver.7.x から IM-PDFDesigner for Accel Platform への移行作業は完了です。