IM-PDFDesigner FullPack for Accel Platform IM-LogicDesigner連携 操作ガイド 第8版 2024-04-01

4.3. ロジックフロー定義を作成する

FullPack版 IM-LogicDesigner 連携 を利用したロジックフロー定義の作成方法について示します。

コラム

ロジックフロー定義の詳細については、「 IM-LogicDesigner ユーザ操作ガイド 」-「 ロジックフロー定義 」を参照してください。

4.3.1. タスクを配置する

「ロジックフロー定義編集」画面にて、作成する処理に合わせて次のタスクを配置し、ロジックフロー定義を作成します。

  • IOWebDOC(iod)定義
  • IOWebDOC(ddl)定義
  • 帳票作成(中間IOD結合)タスク

コラム

次の入力値はstorage型です。

タスク 入力値
IOWebDOC(iod)定義 出力ファイルを表す入力値「outputFile」
IOWebDOC(ddl)定義 出力ファイルを表す入力値「outputFile」
帳票作成(中間IOD結合)タスク
中間ファイルを表す入力値「iodFiles」
出力ファイルを表す入力値「outputFile」

storage型は、string型やストレージ操作タスクで取得したstorage型などからマッピングしてください。

ストレージ操作タスクの詳細については、「 IM-LogicDesigner仕様書 」-「 ストレージ操作 」を参照してください。

4.3.2. マッピングの設定を行う

配置した各タスクで「マッピング設定」画面を開き、入力値のマッピングの設定を行います。

各タスクの共通、および、固有のマッピング設定は、次の通りです。

  • 共通の設定

    • 出力ファイル
    • 文書情報
    • セキュリティ情報
  • 固有の設定

    • IOWebDOC(iod)定義 :帳票データ
    • IOWebDOC(ddl)定義 :帳票データ
    • 帳票作成(中間IOD結合)タスク :中間ファイル

また、マッピングの設定を行う前に「入出力設定」画面で入出力設定を行ってください。

コラム

入力値の詳細については、次を参照してください。

  • IOWebDOC(iod)定義 ( 単ページ定義 ):「 入力値
  • IOWebDOC(iod)定義 ( 複数ページ定義 ):「 入力値
  • IOWebDOC(ddl)定義 :「 入力値
  • 帳票作成(中間IOD結合)タスク :「 入力値

4.3.2.1. 共通の設定

4.3.2.1.1. 出力ファイル

出力ファイルを表す入力値は「outputFile」です。

「outputFile」は必須のプロパティです。必ずマッピングしてください。

../../_images/logicflow_1.png

コラム

「outputFile」はstorage型です。string型やストレージ操作タスクで取得したstorage型などからマッピングしてください。

4.3.2.1.2. 文書情報

PDF帳票の文書情報を表す入力値は「docInfo」です。

「docInfo」は任意のプロパティです。

../../_images/logicflow_2.png

コラム

「docInfo」自体をマッピングしない場合、出力されるPDF帳票の全ての文書情報は空になります。

「docInfo」配下のプロパティを個別でマッピングした場合、マッピングしていない対象の文書情報は空になります。

4.3.2.1.3. セキュリティ情報

PDF帳票のセキュリティ情報を表す入力値は「security」です。

「security」は任意のプロパティです。

../../_images/logicflow_3.png

コラム

「security」自体をマッピングしない場合、出力されるPDF帳票にセキュリティは付与されません。

「security」配下のプロパティを個別でマッピングする場合、マッピング設定は次の通りです。

  • 文書を開くパスワードを表す入力値「security.openPassword」をマッピングしない場合、出力されるPDF帳票に文書を開くパスワードは付与されません。
  • 文書を開くパスワードを表す入力値「security.openPassword」、および、セキュリティパスワードを表す入力値「security.securityPassword」をマッピングしない場合、他の項目でセキュリティを付与するようにデータが設定されていても、出力されるPDF帳票にセキュリティは付与されません。

注意

文書を開くパスワードを表す入力値「security.openPassword」、および、セキュリティパスワードを表す入力値「security.securityPassword」にマッピングされているデータが空の場合、他の項目でセキュリティを付与するようにデータが設定されていても、出力されるPDF帳票にセキュリティは付与されません。

4.3.2.2. 固有の設定

4.3.2.2.1. IOWebDOC(iod)定義

4.3.2.2.1.1. 単ページ定義

帳票データを表す入力値は「reportData」です。

「reportData」は任意のプロパティです。

../../_images/logicflow_4.png

コラム

「reportData」自体をマッピングしない場合、出力されるPDF帳票の全ての帳票データは空になります。

「reportData」配下のプロパティを個別でマッピングした場合、マッピングしていない対象の帳票データは空になります。

4.3.2.2.1.2. 複数ページ定義

帳票データを表す入力値は「reportData」です。

固定データ(ヘッダーやフッターのデータ)を表す入力値は「reportData.global」です。

行データを表す入力値は「reportData.rows#1_n」です。

「reportData」、「reportData.global」、および、「reportData.rows#1_n」は任意のプロパティです。

../../_images/logicflow_5.png

コラム

次のプロパティ自体をマッピングしない場合、出力されるPDF帳票の全ての帳票データは空になります。

  • 「reportData」
  • 「reportData.global」
  • 「reportData.rows#1_n」

配下のプロパティを個別でマッピングした場合、マッピングしていない対象の帳票データは空になります。

4.3.2.2.2. IOWebDOC(ddl)定義

帳票データを表す入力値は「reportData」です。

  • 外部変数(ヘッダーやフッターのデータ)を表す入力値は「reportData.global」です。

    「reportData.global」は任意です。

  • 行データを表す入力値は「reportData.rows」です。

    行のカラムデータを表す入力値は「reportData.rows.col」です。

    「reportData.rows」、および、「reportData.rows.col」は必須です。必ずマッピングしてください。

../../_images/logicflow_6.png

コラム

「reportData.global」自体をマッピングしない場合、出力されるPDF帳票の全ての外部変数は空になります。

「reportData.global」配下のプロパティを個別でマッピングした場合、マッピングしていない対象の外部変数は空になります。

注意

次のケースは、フロー実行時にエラーが発生します。

  • 「reportData」自体がマッピングされていない場合

  • 「reportData.rows」がマッピングされていない場合

  • 「reportData.rows」にマッピングされているデータが空の配列の場合

  • 「reportData.rows.col」の一部がマッピングされていない場合

    「reportData.rows.col」は全てマッピングする必要があります。

    次のような場合、「col3」とマッピングしていないため、エラーが発生します。

    source <object[]>       reportData.rows <object[]>
       value1 <string> ------> col1 <string>
       value2 <string> ------> col2 <string>
                               col3 <string>

4.3.2.2.3. 帳票作成(中間IOD結合)タスク

中間ファイル(IODファイル)を表す入力値は「iodFiles」です。

「iodFiles」は必須のプロパティです。必ずマッピングしてください。

../../_images/logicflow_7.png

コラム

「iodFiles」はstorage型の配列です。string型やストレージ操作タスクで取得したstorage型などからマッピングしてください。