3.4. SQLビルダによるクエリの作成¶
SQLビルダではSQLを直接入力してクエリの作成が行えます。
3.4.1. クエリ編集画面¶
クエリビルダの「SQLで編集」をクリックしてSQLビルダの作成画面を開きます。
クエリ編集画面の詳細は以下の通りです。
図:クエリ編集画面 - 初期表示
- クエリ編集に対する基本的な操作を提供するヘッダです。表示項目は以下の通りです。
項目名 説明 一時保存 クエリ定義をクライアントローカルに一時保存します。保存可能なクエリ定義の個数は1つだけです。クエリ編集画面を開くときに一時保存されているクエリ定義を読み込むことが可能です。保存 クエリ定義を登録します。正常なSQLを記述し、カラム一覧に反映をクリックした後でないとクエリの登録はできません。削除 クエリ定義を削除します。新規作成時には「削除」ボタンは表示されません。プレビュー 作成したクエリの実行結果をダイアログで表示します。正常なSQLを記述し、カラム一覧に反映をクリックした後でないとプレビューの表示はできません。カラム/抽出条件一覧 カラム一覧、抽出条件一覧の表示/非表示を切り替えます。 プロパティ プロパティ(クエリ定義情報・接続ID)の表示/非表示を切り替えます。 ? サイトツアーが呼び出されます。 コラム
一時保存後に登録または更新を行わずにクエリ編集画面を閉じた場合は、該当のクエリ定義の編集を行う際に以下のダイアログが表示されます。ダイアログは登録または更新されるまで、編集画面を開く度に表示されます。
- SQLを記述するエディタ部分です。
注意
SQLはSELECT文のみ利用可能です。また、SQLはサブクエリとして実行されます。ご利用のデータベースに合わせてSQLを記述してください。
- クエリの名称や説明、接続IDなどのプロパティを表示します。クエリ定義情報は保存ダイアログで入力を行います。
コラム
SQLビルダではテナントデータベースかシェアドデータベースのみ利用可能です。外部データソースは利用できません。
- クエリのカラムを設定する部分です。「カラム一覧に反映」ボタンをクリックすることによって、エディタに記述したSQLからカラムを抽出し反映します。なお、SQLビルダでは抽出条件一覧は利用できません。
3.4.2. カラムの追加¶
SQLを記述後、「カラム一覧に反映」をクリックするとSQLからカラム情報が抽出され、一覧に反映されます。
図:クエリ編集画面 - カラム追加
項目名 説明 カラム一覧に反映 エディタに記述したSQLからカラムを抽出し、一覧に反映します。不正なSQLやSELECT文以外のSQLを記述した場合はカラム一覧に反映できません。カラム/フィールド クエリで利用するカラムです。「カラム一覧に反映」をクリックすることによって追加されます。キャプション カラムに対するラベル名を設定します。データ参照作成時に項目名の初期値としてセットされる他、計算式において変数名として利用できます。
3.4.3. プレビュー¶
「プレビュー」を選択すると作成したクエリの実行結果を確認できます。
図:クエリ編集画面 - プレビュー
コラム
タイムスタンプ型のカラムは、プレビュー時はISO 8601 形式の日時フォーマットで表示されます。
例:2017-08-01T12:34:56.789Z
3.4.4. クエリを保存する¶
画面上部の「保存」ボタンで作成したクエリを登録します。
図:クエリ編集画面 - 保存
クエリ定義情報の保存または更新ダイアログが表示されます。
図:クエリ編集画面 - 保存ダイアログ
項目名 説明 クエリコード クエリ定義を識別する一意のコードを設定します。クエリコードは必須項目で、利用可能な文字は半角英数字とアンダースコアです。新規作成時のみ入力可能で、編集はできません。クエリ名 クエリ名を設定します。必須項目です。説明 クエリ定義の説明を設定できます。任意項目です。
コラム
クエリビルダで作成し保存したクエリを、SQLビルダに切り替えた場合、「保存」ボタンをクリックすると「上書き保存」か「新規クエリとして保存」が選択できます。「新規クエリとして保存」を選択した場合は、クエリビルダで作成された既存のクエリは変更されず、新規クエリとして保存します。注意
クエリビルダで作成し保存したクエリを、SQLビルダに切り替え、「上書き保存」を行った場合、クエリビルダに戻すことはできません。また、SQLビルダで作成したクエリを、クエリビルダで編集することはできません。注意
既存のクエリの編集は、管理者ユーザかそのクエリを作成したユーザのみが実行できます。