3.3. クエリビルダによるクエリの作成¶
クエリビルダではドラッグ&ドロップなどを用いたGUI操作でクエリの作成が行えます。
3.3.1. クエリ編集画面¶
クエリ一覧画面の「新規」をクリックして作成画面を開きます。
クエリ編集画面の詳細は以下の通りです。
図:クエリ編集画面 - 初期表示
- クエリ編集に対する基本的な操作を提供するヘッダです。表示項目は以下の通りです。
項目名 説明 一時保存 クエリ定義をクライアントローカルに一時保存します。保存可能なクエリ定義の個数は1つだけです。クエリ編集画面を開くときに一時保存されているクエリ定義を読み込むことが可能です。保存 クエリ定義を登録します。削除 クエリ定義を削除します。新規作成時には「削除」ボタンは表示されません。SQLの表示 クエリ定義からSQL文を生成してダイアログで表示します。 SQLで編集 クエリの作成方法をSQLビルダへと変更します。変更時には現在のクエリ定義から生成したSQL文がSQLビルダのエディタ上に表示されます。なお、抽出条件として動的パラメータを利用している場合は展開されて表示されます。Viewの作成 クエリ定義から生成されるSQL文をベースにしたCREATE VIEW文を生成してダイアログで表示します。また、作成したViewはテーブルと同じようにクエリに組み込むことが可能です。詳細は「物理Viewの作成と表示」を参照してください。プレビュー クエリ定義から生成されるSQL文の実行結果をダイアログで表示します。 デザイナの拡大・縮小 デザイナの表示倍率を変更します。100%をクリックすると初期表示時の倍率にリセットされます。エンティティ一覧 エンティティ(テーブル・ビュー・リソース)一覧の表示/非表示を切り替えます。 カラム/抽出条件一覧 カラム一覧、抽出条件一覧の表示/非表示を切り替えます。 プロパティ プロパティ(クエリ定義情報・接続ID)の表示/非表示を切り替えます。 ? サイトツアーが呼び出されます。 コラム
一時保存後に保存を行わずにクエリ編集画面を閉じた場合は、該当のクエリ定義の編集を行う際に以下のダイアログが表示されます。
ダイアログは保存または更新されるまで、編集画面を開く度に表示されます。コラム
カラム一覧および抽出条件一覧のサイトツアーは選択中のタブのみ表示されます。もう一方のタブのサイトツアーを呼び出す際は、タブを変更し「カラム/抽出条件一覧」のヘッダに表示されている「?」ボタンをクリックしてください。カラム一覧または抽出条件一覧のサイトツアーのみ呼び出されます。コラム
SQLビルダは2020 Spring(Yorkshire)から利用可能です。また、「SQLで編集」のリンクは「SQLビルダ」か「管理者」の認可が無ければ表示されません。認可についての詳細は「ViewCreator全体の権限設定」を参照してください。注意
クエリビルダで作成し保存したクエリを、SQLビルダに切り替えた場合、クエリビルダに戻すことはできません。クエリビルダで作成し保存したクエリを残したい場合は、SQLビルダで新規クエリとして保存を行うか、コピー機能を利用してください。注意
すでにデータ参照で利用しているクエリの場合は、SQLビルダでの編集に切り替えることはできません。
- 接続IDに紐づくエンティティの一覧を表示します。タブを切り替えることでテーブル一覧、ビュー一覧、リソース一覧が表示されます。ビューの詳細は「物理Viewの作成と表示」を参照してください。リソースの詳細は「外部データソースの利用」を参照してください。
- テーブルやビューを配置し結合条件などを設定するデザイナ部分です。
- クエリの名称や説明、接続IDなどのプロパティを表示します。クエリ定義情報は保存ダイアログで入力を行います。
コラム
SQLビルダへの切り替えはテナントデータベースかシェアドデータベースを利用している場合のみ可能です。外部データソースを利用している場合はSQLビルダへの切り替えはできません。
- デザイナ部分の全体図を表します。青い枠に囲まれた部分が現在の描写範囲で、ドラッグすることで描写範囲を変更できます。
3.3.2. テーブルの追加¶
「テーブル一覧」から追加するテーブルをダブルクリックすることで、デザイナにテーブルウィンドウが表示されます。
「カギ」アイコンは主キーを表します。
図:クエリ編集画面 - テーブル追加
テーブルおよびビューの一覧は、接続IDに紐づくテーブルの一覧を表示します。
ただし、 intra-mart Accel Platform が内部のみで利用する一部のテーブルは一覧に表示されません。
また、検索キー入力により表示するテーブルとビューを絞り込むことができます。
「除く」を選択した場合は、記入した文字を含まないテーブルとビューが一覧に表示されます。
図:クエリ編集画面 - テーブル一覧
コラム
クエリのエクスポートデータ(XML)内の<db-source>タグの内容を書き換えることで
接続IDの変更に対応できます。
注意
複数の接続IDをまたがったクエリは作成できません。
3.3.3. 結合条件の作成¶
任意のフィールドから別のエンティティのフィールドへドラッグ&ドロップすることで結合条件を作成できます。
図:クエリ編集画面 - 結合条件
結合条件(結合線)が描画されます。
図:クエリ編集画面 - 結合線
結合線を右クリックすると左結合(LEFT OUTER JOIN)や右結合(RIGHT OUTER JOIN)に変更できます。
※初期設定では内部結合(INNER JOIN)です。
また、選択中の結合線はDELETEキーで削除できます。
図:クエリ編集画面 - 結合条件変更
注意
エンティティがリソースの場合は、結合条件を作成できません。
3.3.4. カラムの追加¶
フィールドをダブルクリックすると、そのフィールドをクエリのカラムとして追加できます。
図:クエリ編集画面 - カラム追加
項目名 説明 上へ/下へ カラムの表示順を入れ替えます。 テーブル/ビュー/リソース デザイナに追加されているエンティティを選択可能です。 カラム/フィールド クエリで利用するカラムを選択します。「テーブル/ビュー/リソース」で選択されたエンティティが持つカラムを選択可能です。ソート クエリからグラフ集計を作成した場合に適用されます。それ以外の場合は、データ参照で設定されたソート順が適用されます。キャプション カラムに対するラベル名を設定します。データ参照作成時に項目名の初期値としてセットされる他、計算式において変数名として利用できます。削除 カラム一覧からカラムを削除します。 ? 選択中のタブ(カラム一覧または抽出条件一覧)のサイトツアーが呼び出されます。
3.3.5. SQLの表示とプレビュー¶
画面上部の「SQLの表示」を選択すると作成したクエリのSQL文、「プレビュー」を選択すると作成したクエリの実行結果を確認できます。
図:クエリ編集画面 - SQLの表示
図:クエリ編集画面 - プレビュー
コラム
タイムスタンプ型のカラムは、プレビュー時はISO 8601 形式の日時フォーマットで表示されます。
例:2017-08-01T12:34:56.789Z
3.3.6. クエリを保存する¶
画面上部の「保存」ボタンで作成したクエリを登録します。
図:クエリ編集画面 - 保存
クエリ定義情報の保存または更新ダイアログが表示されます。
図:クエリ編集画面 - 保存ダイアログ
項目名 説明 クエリコード クエリ定義を識別する一意のコードを設定します。クエリコードは必須項目で、利用可能な文字は半角英数字とアンダースコアです。新規作成時のみ入力可能で、編集はできません。クエリ名 クエリ名を設定します。必須項目です。説明 クエリ定義の説明を設定できます。任意項目です。
注意
既存のクエリの編集は、管理者ユーザかそのクエリを作成したユーザのみが実行できます。