4.9. 外部データソースの利用¶
目次
4.9.1. インタフェース一覧¶
- VCDataSourceインタフェース
このインタフェースの実装は、複数のVCResourceインスタンスへのアクセスを提供します。新しい外部データソースの設定は、%コンテキストパス%/WEB-INF/conf/viewcreator-config.xmlで行います。
- FileDataSourceクラス
静的なファイルリソースへのアクセスを提供するクラスです。
- VCResourceインタフェース
VCResourceはあらかじめ決められたフォーマットの2次元データを表します。
- CSVResourceクラス
CSVファイルをリソースとして扱います。
- LogResourceクラス
ログファイル(*.log)をリソースとして扱います。
- VCResultSetインタフェース
リソースから取得した結果データセットを表します。コラム
インタフェースの詳細についてはAPIリストを参照してください。jp.co.intra_mart.foundation.viewcreator.expansion.VCDataSourcejp.co.intra_mart.foundation.viewcreator.expansion.VCResourcejp.co.intra_mart.foundation.viewcreator.expansion.VCResultSet
4.9.2. CSVファイルおよびログファイルのリソース登録¶
4.9.2.1. リソースの設定項目¶
項目名 説明 リソース名 ファイルリソースの名称です。半角英数字およびアンダースコアのみ入力可能です。
※RDBにおけるテーブル名に相当します。
エンコーディング テキストファイルのエンコーディングを指定します。デフォルトは「UTF-8」です。 リソースパス ファイルリソースのパスを入力します。相対パスが入力された場合は、ストレージディレクトリ内を検索します。
またファイル名の一部に「*(アスタリスク)」を入力することで、複数のファイルを指定することも可能です。
例)system/platform/system*.log
その場合、対象となるファイルのフォーマットはすべて同じである必要があります。
デフォルトでは相対パスのみ入力が許可されています。
リソースクラス名 オリジナルのリソースクラスを使用する場合にクラス名を入力します。
デフォルトでは、リソースファイルの拡張子が「.log」のファイルはLogResourceクラスが適用され、それ以外のファイルはCSVResourceクラスが適用されます。
クラス名を入力する場合は、VCResourceを実装している必要があります。
データベースとの連携 この設定項目にチェックが付けられた場合、テナントデータベースに新しくテーブルが作成されます。
テキストファイルの内容は、作成されたテーブルにインポートされます。
※テーブル名は、「imvc_rc_」 + リソース名です。
また、この設定を有効にするにはリソースクラスが下記のクラスのサブクラスである必要があります。
jp.co.intra_mart.foundation.viewcreator.expansion.impl.ResourceWithTable
※標準のCSVResourceクラスとLogResourceクラスは上記クラスのサブクラスです。
セパレータ データの区切り文字を指定します。
設定が省略された場合、
CSVResourceクラスのデフォルト値は、「,(カンマ)」
LogResourceクラスのデフォルト値は、「\t(TAB)」です。
日付フォーマット 後述のフィールドのデータ型で「タイムスタンプ」が指定されたフィールドデータのフォーマットパターンを指定します。 最大グループ数 このリソースを使用して「リスト集計」が作成された場合の、「グループ化」列の最大項目数を指定します。
OutOfMemoryErrorを起こさないようにするための設定です。
省略時のデフォルト値は20000です。
フィールド一覧 テキストデータのデータ構成を設定します。1行分のデータをセパレータで区切った要素単位でフィールドを設定します。
データ型は、データの性質に合わせて「文字列、数値、タイムスタンプ」の中から設定します。
タイムスタンプが設定されたフィールドは、日付フォーマットの設定値を用いて解析が行われます。
コラム
リソースパスには「ファイルリソースに設定可能なパス形式」を変更することで、%LOG_DIRECTORY% および絶対パスが設定できます。%LOG_DIRECTORY% は intra-mart Accel Platform が出力するログファイルの出力先に変換されます。ログファイルの出力先については以下を参照してください。「ファイルリソースに設定可能なパス形式」 は 2023 Autumn(Hollyhock)から利用可能です。注意
%LOG_DIRECTORY% および絶対パスは分散環境に対応していません。分散環境で利用する場合、想定していないファイルが取得されたり、ファイルが取得できないことがあります。注意
標準のCSVResourceクラスとLogResourceクラスはソートの実装を提供しません。従って、これらの標準クラスを使用して作成されたリスト集計ではソートに関する全ての機能を利用できません。
コラム
接続IDの名前を「files」ではなく別の名前に変更するには、%コンテキストパス%/WEB-INF/conf/viewcreator-config.xmlを編集します。<data-source> <id>files</id> <class-name>jp.co.intra_mart.foundation.viewcreator.expansion.impl.FileDataSource</class-name> </data-source>
注意
外部データソースを使用するクエリは、以下の制限が適用されます。・クエリに追加できるリソースは1つのみです(JOIN等は一切行えません)。・SQLの生成はできません。・抽出条件で、WHERE句の直接入力はできません・SQLビルダでは外部データソースは利用できません。
4.9.2.2. ファイルリソースとRDBの連携¶
![]()
注意
このチェックを入れて登録処理を行った場合、テーブルの作成と同時にデータのインポートも同時に実行されます。データ量によっては処理が完了するまでに時間がかかる場合があります。
注意
ファイルリソースの設定の削除時に、テーブルの削除(ドロップ)は行われません。必要に応じて手動で削除してください。
4.9.3. ロジックフローの利用¶
コラム
注意
- 2017 Summer(Quadra) 以前の環境から 2017 Winter(Rebecca) 以降にアップデートした環境であること
- viewcreator-config.xml を IM-Juggling で出力していること
<data-source>
<id>LogicFlow</id>
<class-name>jp.co.intra_mart.foundation.viewcreator.expansion.impl.LDFlowDataSource</class-name>
</data-source>
4.9.3.1. ViewCreatorで利用可能なロジックフローの出力設定¶

4.9.3.2. 「ロジックフロー管理」画面¶

項目名 | 説明 |
---|---|
検索条件 | 条件を指定し、ロジックフローを検索します。 |
ViewCreatorで使用する | (
![]() ![]() (
![]() ![]() |
フロー定義ID | ロジックフローのフロー定義IDが表示されます。 |
フロー定義名 | ロジックフローのフロー定義名が表示されます。 |
フローカテゴリ | ロジックフローのカテゴリが表示されます。 |
プレビュー | アイコンをクリックすると「ロジックフロー定義のプレビュー」画面が表示されます。 |
4.9.3.3. ロジックフローを検索する¶
画面中央の「検索条件」をクリックします。
検索フィールドが表示されます。
<画面項目>
項目 説明 フロー定義ID 検索するロジックフローのフロー定義IDを表す文字列(の一部)を入力します。 フロー定義名 検索するロジックフローの定義名を表す文字列(の一部)を入力します。 フローカテゴリ 検索するロジックフローが属するフローカテゴリを指定します。 「検索」ボタン ロジックフローを検索します。 「クリア」ボタン 入力した検索条件をクリアします。
コラム
検索フィールドにおけるフローカテゴリのドロップダウンリストは、カテゴリの階層に関係なく、すべてのカテゴリをフラットなリストとして表示します。
検索条件を入力し、「検索」をクリックします。
検索結果が表示されます。
コラム
フローカテゴリ選択時の検索結果には、選択されたフローカテゴリの直下に存在するフローのみが表示されます。
4.9.3.4. クエリの作成¶


注意