intra-mart Accel Platform ViewCreator 管理者操作ガイド 第36版 2025-04-01

6.1.1. IM-LogicDesigner を利用して取得したタイムスタンプ型のレコードを ViewCreator のデータ参照のリスト集計で表示する。

このチュートリアルでは、IM-LogicDesigner を利用して取得したタイムスタンプ型のレコードを ViewCreator のデータ参照のリスト集計で表示する例を紹介します。
具体的には、IM-LogicDesigner のロジックフローを利用してデータベースから取得したユーザデータを一覧として表示する画面を作成します。
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図:完成イメージ

注意

タイムスタンプ型および日付型のレコードをユーザごとのアカウントタイムゾーンを考慮して表示したい場合は、「intra-mart Accel Platform タイムゾーン仕様書」を参照した上で本チュートリアルをお試しください。
また、本サンプルのアカウントタイムゾーンは「America/Los_Angeles」です。

コラム

IM-LogicDesigner の詳細については、「IM-LogicDesigner仕様書」を参照してください。

6.1.1.1. ロジックフローを作成する

はじめに、 ViewCreator で利用するロジックフローを作成します。
具体的には、 SQLユーザ定義を利用してデータベースのレコードを取得するロジックフローを作成します。
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図:ロジックフロー
  1. まず、データベースからレコードを取得するためのSQL定義を作成します。
    ユーザ定義の新規作成手順は「ユーザ定義を新規登録する」を参照してください。
  2. 「SQL定義編集」画面を表示したら、「ユーザ定義共通設定」を以下のように設定します。

    項目名 設定値
    ユーザ定義ID fetch_imm_user_records
    ユーザ定義名:標準 fetch_imm_user_records
    ユーザカテゴリ 任意のものを選択してください。
  3. 次に、「SQL定義」を以下のように設定します。

    ../../../_images/appendix_2_3.png
    図:「SQL定義編集」画面 - SQL定義の設定
    項目名 設定値
    データベース種別
    問い合わせしたいデータベースを選択してください。
    今回は、TENANT を選択します。
    クエリ種別 SELECT
    次に、「クエリ」を以下のように設定します。
    SELECT
      user_cd,
      start_date,
      end_date,
      user_name,
      create_date
    FROM
      imm_user
    
  4. 「クエリ」が設定できたら、「データ定義を取得する」をクリックし、「クエリ」をもとに生成される「返却値」を反映します。

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    図:「SQL定義編集」画面 - 返却値の取得
  5. 内容に問題がなければ、画面下部の「登録」をクリックして、SQL定義を保存します。

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    図:「SQL定義編集」画面 - SQL定義の保存
  6. 「サイトマップ」→「LogicDesigner」→「フロー定義一覧」からロジックフローを新規作成し、「ロジックフロー定義編集」画面を表示します。
    詳しい手順は「ロジックフローの新規作成画面を表示する」を参照してください。
  7. 「開始タスク」、「fetch_imm_user_records(直前で作成したSQL定義)」「終了タスク」を配置し、順に接続します。
    タスクはパレット上部の「パレット内検索」に名前を入力すると検索できます。
    ../../../_images/appendix_2_6.png
    図:「ロジックフロー定義編集」画面 - タスクの接続
  8. ヘッダの「入出力設定」をクリックし、出力値を以下のように設定し、「決定」をクリックします。
    ロジックフローの出力結果をViewCreator でリソースとして利用するには、指定された出力設定にする必要があります。
    詳しくは「ViewCreatorで利用可能なロジックフローの出力設定」を参照してください。
    ../../../_images/appendix_2_7.png
    図:「入出力設定」画面 - 出力の設定
    出力値
    result <object[]>
    user_cd
    <string>
    result の配下に配置する
    user_name
    <string>
    result の配下に配置する
    start_date
    <sqldate>
    result の配下に配置する
    end_date
    <sqldate>
    result の配下に配置する
    create_date
    <sqltimestamp>
    result の配下に配置する
  9. 「終了」タスクのマッピング設定を開き、ヘッダ内の左上に位置するセレクトボックスをクリックし、以下の項目を選択します。

    • エイリアス一覧 - fetch_imm_user_records1
  10. セレクトボックスの中身が変更されたことを確認したら、右側にある「入力を追加」をクリックします。

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図:「マッピング設定」画面 - 入力の追加
  1. マッピング設定を以下のように設定し、「決定」をクリックします。
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図:「マッピング設定」画面 - 「終了」タスクのマッピング設定
入力(始点) 出力(終点)
fetch_imm_user_records1 <object>
└ records <object[]>
user_cd <string>
出力 <object>
└ result <object[]>
user_cd <string>
fetch_imm_user_records1 <object>
└ records <object[]>
user_name <string>
出力 <object>
└ result <object[]>
user_name <string>
fetch_imm_user_records1 <object>
└ records <object[]>
start_date <sqldate>
出力 <object>
└ result <object[]>
start_date <sqldate>
fetch_imm_user_records1 <object>
└ records <object[]>
end_date <sqldate>
出力 <object>
└ result <object[]>
end_date <sqldate>
fetch_imm_user_records1 <object>
└ records <object[]>
create_date <sqltimestamp>
出力 <object>
└ result <object[]>
create_date <sqltimestamp>
  1. 「新規保存」ボタンをクリックし、以下を設定してロジックフローを保存します。

    • フロー定義ID : fetch_imm_user_records_flow

    • フロー定義名 : fetch_imm_user_records_flow

    • フローカテゴリ :

      • ID : 任意のものを選択してください。
      • 名称 : 任意のものを選択してください。

6.1.1.2. ロジックフローを ViewCreator で利用する

次に、ロジックフローをもとに ViewCreator のデータ参照を作成するための準備を行います。
具体的には、先ほど作成したロジックフローをリソースとして登録し、クエリを作成します。

6.1.1.2.1. ロジックフローを ViewCreator のリソースとして登録する

「ロジックフロー管理」画面で、リソースとして利用したいフローを登録します。

  1. 「サイトマップ」→「ViewCreator」→「外部データソース連携」→「ロジックフロー管理」をクリックします。
  2. フロー定義ID「 fetch_imm_user_records_flow 」の ng_icon アイコンをクリックし、 tick_icon にすることでリソースを登録します。
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図:「ロジックフロー管理」画面 - リソース登録

6.1.1.2.2. クエリの作成

「ロジックフロー管理」画面で登録したリソースをクエリに追加します。
  1. 「サイトマップ」→「ViewCreator」→「クエリ一覧」→「新規」をクリックし、「クエリ編集」画面を表示します。
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図:「クエリ一覧」画面 - クエリ新規作成
  1. 接続IDのプルダウンから「LogicFlow」を選択し、表示される確認ダイアログの「決定」ボタンをクリックします。
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図:「クエリ編集」画面 - 接続IDの選択
  1. リソース一覧に表示される「 fetch_imm_user_records_flow 」をダブルクリックし、テーブルウィンドウを表示します。
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図:「クエリ編集」画面 - リソースの選択
  1. 追加したリソースのテーブルウィンドウから以下のフィールドをダブルクリックし、クエリのカラムとして追加します。
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図:「クエリ編集」画面 - カラム追加
  • user_cd
  • user_name
  • start_date
  • end_date
  • create_date
  1. 各カラムのキャプションを以下のように設定します。
キャプションを設定することで、データ参照画面で表示されるカラム名を変更できます。
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図:「クエリ編集」画面 - キャプション設定
カラム/フィールド キャプション
user_cd ユーザコード
user_name ユーザネーム
start_date 開始日
end_date 終了日
create_date 作成日時
  1. 画面上部の「保存」ボタンをクリックし、以下を設定します。
設定ができたら、「決定」ボタンをクリックし、作成したクエリを登録します。
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図:「クエリ編集」画面 - クエリの保存
  • クエリコード : imm_user_query
  • クエリ名 : imm_user_query

注意

外部データソースを使用するクエリは、以下の制限が適用されます。

・クエリに追加できるリソースは1つのみです(JOIN等は行えません)。
・SQLの生成はできません。
・「抽出条件一覧」は動作しません。「抽出条件一覧」にはフィールドを追加しないでください。
・SQLビルダでは外部データソースは利用できません。

6.1.1.3. データ参照のリスト集計を作成する

ロジックフローをリソースとしたクエリが作成できたら、更にそれを利用してデータ参照を作成します。
今回は集計パターンとしてリスト集計を例に紹介します。

6.1.1.3.1. データ参照の種類の選択

「サイトマップ」→「ViewCreator」→「クエリ一覧」に遷移し、「クエリ名」が「imm_user_query」の リスト集計の list_icon アイコンをクリックして、「データ参照・新規作成」画面に遷移します。
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図:「クエリ一覧」画面 - データ参照の新規作成

6.1.1.3.2. リスト集計の作成

  1. 以下のように設定し、リスト集計を作成します。

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    カテゴリ 項目名 設定値
    データ参照設定 データ参照コード imm_user_list
    データ参照設定 データ参照 imm_user_list
    ../../../_images/appendix_2_19.png

    カテゴリ 項目名 設定値
    タイムゾーン設定 タイムゾーン設定の表示
    • チェックボックスをオンにしてください。
      「タイムゾーン設定を表示する」にチェックをすることで、任意のタイムゾーンを選択し、選択したタイムゾーンで画面表示、CSV出力を行えます。
      注意事項等は「リスト集計の作成」を参照してください。
    カラム一覧 カラム: start_date - フォーマット
    • 空欄にしてください。
      空欄にすることで個人設定の「日付の時刻の形式」で設定したアカウントごとのフォーマットでタイムスタンプ・日付型レコードを表示できます。
      フォーマットを設定した場合は、フォーマットが優先されます。
      フォーマットは、「yyyy/MM/dd HH:mm:ss」のような形式で設定してください。
    カラム一覧 カラム: end_date - フォーマット
    • 空欄にしてください。
    カラム一覧 カラム: create_date - フォーマット
    • 空欄にしてください。

コラム

データ参照画面で表示されるレコードの絞り込みがしたい場合は、「検索設定について」を参照してください。
  1. 画面下部の「登録して一覧へ戻る」ボタンをクリックし、作成したリスト集計を登録します。
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図:「データ参照・新規作成」画面 - データ参照の登録

6.1.1.4. 作成したデータ参照を閲覧する

作成したデータ参照を閲覧します。
  1. データ参照一覧で「imm_user_list」のリンクをクリックし、作成したデータ参照を閲覧します。
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図:「データ参照一覧」画面 - データ参照の選択
  1. imm_user のレコードの一覧が表示されます。
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図:データ参照画面