intra-mart Accel Platform ViewCreator 管理者操作ガイド 第36版 2025-04-01

6.2.2. 独自のテーブルメタデータ情報を追加する

アシスタントによるSQL生成では、テーブルメタデータ情報(テーブル・キャプション情報、サンプルSQL情報、テーブルカテゴリ情報)を利用しています。
お客様が独自に利用しているテーブルのテーブルメタデータ情報を追加するには、下記の手順に従ってテーブルメタデータ情報を用意し、ジョブネットを実行してください。

コラム

アシスタント機能は 2024 Autumn(Jasmine) から利用可能です。

2024 Autumn(Jasmine) から製品標準で提供しているテーブルのテーブルメタデータ情報(テーブル・キャプション情報、サンプルSQL情報、テーブルカテゴリ情報)はテナント環境セットアップ時に登録されます。
そのため、「プロダクトファイルダウンロード」からテーブル定義書をダウンロードし、「テーブル・キャプション登録」画面からインポートする必要はありません。
お客様にて製品標準で提供しているテーブルに対して、テーブル・キャプション情報を登録済みの場合は、テナント環境セットアップではテーブル・キャプション情報は上書きされません。

6.2.2.1. テーブルメタデータ情報の用意

テーブルメタデータ情報(テーブル・キャプション情報、サンプルSQL情報、テーブルカテゴリ情報)について説明します。

6.2.2.1.1. テーブル・キャプション情報

テーブル、および、フィールドに対するキャプションとコメントです。

注意

アシスタントは日本語ロケールの情報を利用しています。
日本語以外を利用している場合でも、テーブル・キャプション情報の日本語ロケールへ登録してください。
※登録内容は日本語である必要はありません。

6.2.2.1.1.1. 「テーブル・キャプション登録」画面を利用する

テーブル・キャプション情報は「テーブル・キャプション登録」画面を利用して登録できます。
6.2.2.1.1.1.1. 画面から登録する
「テーブル・キャプション登録」画面から登録してください。
詳細は、「TableMaintenance 管理者操作ガイド」-「テーブルの拡張情報の設定」を参照してください。
6.2.2.1.1.1.2. インポートする
「テーブル・キャプション登録」画面のインポート機能を利用して登録してください。
インポートの場合、XML定義ファイルを利用することで複数のテーブルに対して一括で登録できます。
詳細は、「TableMaintenance 管理者操作ガイド」-「インポートとエクスポート」を参照してください。

6.2.2.1.1.2. ジョブネットを利用する

ジョブネットを利用してテーブル・キャプション情報を登録できます。
ジョブネットを利用する場合は、XML定義ファイルを用意する必要があります。
用意するXMl定義ファイルのフォーマットは「TableMaintenance 管理者操作ガイド」-「インポートとエクスポート」で扱うXML定義ファイルと同様のフォーマットです。
XML定義ファイルは下記の命名規則に従ったファイル名で作成してください。
  • table_definition_xxx.xml
    ※ xxxの部分は任意
    (例)table_definition_viewcreator.xml
XML定義ファイルを用意した後は「ジョブネットの実行」から登録してください。

6.2.2.1.2. サンプルSQL情報

テーブルを使用したSQL例です。
サンプルSQL情報のフォーマットは下記です。
-- SQLクエリの説明1
-- SQLクエリの説明1
SELECT
  ...
FROM
  ...
WHERE
  ...
ORDER BY ...
;

-- SQLクエリの説明2
-- SQLクエリの説明2
SELECT
  ...
FROM
  ...
WHERE
  ...
ORDER BY ...
;
サンプルSQL情報を作成する上での注意点は下記です。
  • SQLクエリには必ずコメントで説明を記載してください。

  • SQLの最後は ; (セミコロン)で終えて、改行してください。

  • 複数のサンプルクエリを記載する場合は、クエリ間に空白行を入れてください。

  • プリペアドステートメントは使用せずに、データベース操作などでそのまま実行可能な SQL を用意してください。
  • 利用しているデータベースで実行可能な SQL を用意してください。

サンプルSQL情報は下記の命名規則に従ったファイル名で作成してください。
  • example_query_xxx.sql
    ※ xxxの部分は任意
    (例)example_query_viewcreator.sql

6.2.2.1.3. テーブルカテゴリ情報

各テーブルを分類する情報です。
テーブルカテゴリ情報のフォーマットは下記です。
{
    "summary":"カテゴリの要約文を書いてください",
    "description":"カテゴリの詳細説明文を書いてください",
    "tables":[
        {
            "name":"テーブル物理名"
        },
        {
            "name":"テーブル物理名にマッチする正規表現"
        }
    ],
    "categories":[
        {
            "summary":"サブカテゴリの要約文を書いてください",
            "description":"サブカテゴリの詳細説明を書いてください",
            "tables":[],
            "categories":[]
        }
  ]
}
テーブル物理名の記載方法については正規表現も利用できます。
  • (例)sample_table_1, sample_table_2をまとめて指定する場合
    "tables":[
        {
            "name":"^sample_table_.*"
        }
    ]
カテゴリは階層構造で記述できます。

テーブルカテゴリ情報は下記の命名規則に従ったファイル名で作成してください。
  • table_category_xxx.json
    ※ xxxの部分は任意
    (例)table_category_viewcreator.json

6.2.2.2. ジョブネットの実行

各テーブルメタデータ情報は下記のジョブネットから登録できます。
テーブルメタデータ情報の用意」で用意した各テーブルメタデータ情報のファイルを、ストレージパスに設定したストレージの直下に配置してください。
ストレージパスがデフォルト値「vc_tm_common/tablemetadata」の場合のファイル配置の例は下記です。
  • vc_tm_common
    ┗ tablemetadata
    ┣ table_definition_xxx.xml
    ┣ table_category_xxx.json
    ┗ example_query_xxx.sql
    ※ xxxの部分は任意
登録したいテーブルメタデータ情報を配置後、下記の手順でジョブネットを実行してください。
  1. 「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブ管理」→「ジョブネット管理」から、「ジョブネット管理」画面を表示します。

    ../../../_images/appendix_4_1.png

    図:「ジョブネット管理」画面

  2. 「ViewCreator Copilot」のカテゴリをクリックします。

    ../../../_images/appendix_4_2.png

    図:「ジョブネット管理」画面 - 「ViewCreator Copilot」カテゴリのジョブネット選択

  3. 取り込むテーブルメタデータ情報に合わせたジョブネットをクリックし、必要に応じて実行パラメータを変更の上、即時実行をクリックします。

    ../../../_images/appendix_4_3.png

    図:「ジョブネット管理」画面 - 実行パラメータ確認

    ../../../_images/appendix_4_4.png

    図:「ジョブネット管理」画面 - 即時実行クリック

  4. 「ジョブネットモニタ一覧」画面から実行したジョブネットの結果を確認してください。

注意

製品標準で提供しているテーブルに対してテーブル・キャプション情報を独自に登録している場合
ジョブネットを実行すると、製品標準で提供しているテーブルに対して、製品標準のテーブル・キャプション情報に上書きされます。
パブリックストレージ「vc_tm_common/table_info」直下にバックアップファイルが作成されるため、必要に応じて差分を「テーブル・キャプション登録」画面から再登録してください。