アップデート¶
事前作業¶
intra-mart Accel Platform 2013 Winter(Felicia) 環境のフルバックアップ(データベース、設定ファイル、Storage 等)を行ってください。
intra-mart Accel Platform 2013 Winter(Felicia) 以前の場合、intra-mart Accel Platform 2013 Winter(Felicia) へのバージョンアップを行ってください。
以降の説明において以下の表記を用います。
- アップデート対象の intra-mart Accel Platform 2013 Winter(Felicia) の Storage のルートを [%STORAGE_ROOT%] と表記します。
設定ファイルの編集¶
ご利用の環境に合わせて、以下のアップデートツール設定ファイル([%UPDATE_TOOL_ROOT%]/build.properties)を編集します。
設定項目 設定内容 tenant.id intra-mart Accel Platform 2013 Winter(Felicia) 環境のテナントIDを指定します。基本的には「default」ですが、intra-mart WebPlatform からの移行として intra-mart Accel Platform 2013 Winter(Felicia) 環境を構築している場合、アップデート元のログイングループIDを指定します。system.database.class intra-mart Accel Platform 2013 Winter(Felicia) 環境のシステムデータベースのJDBCドライバクラス名を指定します。Oracleの場合:oracle.jdbc.driver.OracleDriverSQLServerの場合:com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerDriverPostgreSQLの場合:org.postgresql.DriverDB2の場合:com.ibm.db2.jcc.DB2Driver※ご利用のDB環境に合わせて1つのみ指定してください。system.database.url intra-mart Accel Platform 2013 Winter(Felicia) 環境のシステムデータベースの接続URLを指定します。Oracleの場合:jdbc:oracle:thin:@localhost:1521:dbnameSQLServerの場合:jdbc:sqlserver://localhost:1433;DatabaseName=dbnamePostgreSQLの場合:jdbc:postgresql://localhost:5432/dbname※ご利用のDB環境に合わせてlocalhost, dbnameを変更し、1つのみ指定してください。system.database.user intra-mart Accel Platform 2013 Winter(Felicia) 環境のシステムデータベースの接続ユーザを指定します。 system.database.password intra-mart Accel Platform 2013 Winter(Felicia) 環境のシステムデータベースの接続パスワードを指定します。 tenant.database.class intra-mart Accel Platform 2013 Winter(Felicia) 環境のテナントデータベースのJDBCドライバクラス名を指定します。Oracleの場合:oracle.jdbc.driver.OracleDriverSQLServerの場合:com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerDriverPostgreSQLの場合:org.postgresql.DriverDB2の場合:com.ibm.db2.jcc.DB2Driver※ご利用のDB環境に合わせて1つのみ指定してください。tenant.database.url intra-mart Accel Platform 2013 Winter(Felicia) 環境のテナントデータベースの接続URLを指定します。Oracleの場合:jdbc:oracle:thin:@localhost:1521:dbnameSQLServerの場合:jdbc:sqlserver://localhost:1433;DatabaseName=dbnamePostgreSQLの場合:jdbc:postgresql://localhost:5432/dbname※ご利用のDB環境に合わせてlocalhost, dbnameを変更し、1つのみ指定してください。tenant.database.user intra-mart Accel Platform 2013 Winter(Felicia) 環境のテナントデータベースの接続ユーザを指定します。 tenant.database.password intra-mart Accel Platform 2013 Winter(Felicia) 環境のテナントデータベースの接続パスワードを指定します。 storage.path intra-mart Accel Platform 2013 Winter(Felicia) 環境のストレージパスを指定します。 target.path アップデートツールが書き込むことができる空のフォルダを用意し、そのパスを指定します。ここで指定したフォルダにアップデートツールが IM-Workflow の設定ファイルを出力します。注意
システムデータベース、テナントデータベースの接続先が同じである場合、tenant.database.class, tenant.database.url, tenant.database.user, tenant.database.password にはsystem.database.class, system.database.url, system.database.user, system.database.password と同じ値を設定してください。注意
設定ファイルに定義する値には、日本語を使用できません。
注意
設定ファイルに定義するパスの設定には、区切り文字に「/(スラッシュ)」のみを使用してください。
コラム
以降、target.path に指定したディレクトリを [%TARGET_ROOT%] と表記します
アップデート¶
intra-mart Accel Platform 2013 Winter(Felicia) を停止してください。
ターミナル、またはコマンドプロンプトを起動し、カレントディレクトリが [%UPDATE_TOOL_ROOT%] になるよう移動します。
次のコマンドを実行します。Java 17 で運用する場合
Windows> SET ANT_OPTS=--add-opens=java.xml/com.sun.org.apache.xerces.internal.jaxp=ALL-UNNAMED > ant Linux# env ANT_OPTS=--add-opens=java.xml/com.sun.org.apache.xerces.internal.jaxp=ALL-UNNAMED antJava 17 より前のバージョンで運用する場合antコラム
デバッグログを出力する場合、次のようにして実行してください。ant -d「BUILD SUCCESSFUL」と表示されれば成功です。IM-Juggling より intra-mart Accel Platform 2013 Winter(Felicia) のプロジェクトを intra-mart Accel Platform 2014 Spring(Granada) にアップデートします。
以下の2ファイルを IM-Juggling プロジェクトに移動してください。
* im-workflow-designer-config.xml [%TARGET_ROOT%]/WEB-INF/conf/im-workflow-designer-config.xml ↓↓↓↓↓↓ [IM-Juggling プロジェクト]/conf/im-workflow-designer-config.xml * im-workflow-system-config.xml [%TARGET_ROOT%]/WEB-INF/conf/im-workflow-system-config.xml ↓↓↓↓↓↓ [IM-Juggling プロジェクト]/conf/im-workflow-system-config.xml注意
IM-Workflowのシステム単位の設定「ノードアイコン保存ディレクトリ(node-icon-dir)」のみ、アップデート前の情報を引き継がず、デフォルト値(”products/im_workflow/icon/”)が適用されます。理由は、 intra-mart Accel Platform 2013 Winter(Felicia) から intra-mart Accel Platform 2014 Spring(Granada) へのアップデートに伴い、ノードアイコンの永続化先がパブリックストレージからシステムストレージへと大きく変更となったためです。ノードアイコン保存ディレクトリを変更して運用している、またはノードアイコンを標準のアイコンから変更して運用している場合は、ユーザモジュールによるアイコン配置を行う必要があります。対応方法については「 IM-Workflow システム設定 」を参照してください。war を作成します。
- ストレージパスには intra-mart Accel Platform 2013 Winter(Felicia) と同じパス([%STORAGE_ROOT%])を指定します。
- データベースも同様に intra-mart Accel Platform 2013 Winter(Felicia) と同じデータベースを指定します。
intra-mart Accel Platform 2013 Winter(Felicia) の war をアンデプロイし、前の手順で作成した intra-mart Accel Platform 2014 Spring(Granada) の war をデプロイします。
システム管理者でログインします。
LDAP認証を使用している場合
テナント環境セットアップを行う前に、「テナント管理」画面にてLDAP連携・設定情報を更新する必要があります。LDAP連携・設定情報の更新に関しては、「システム管理者操作ガイド」-「LDAP連携・設定」を参照してください。IMBoxを使用している場合
テナント環境セットアップを行う前に、「テナント管理」画面にてCassandra接続情報を更新する必要があります。その際にCassandra接続情報の初期値は、Cassandraサーバ接続設定(cassandra-config.xml)の値が設定されます。Cassandra接続情報の更新に関しては、「システム管理者操作ガイド」-「Apache Cassandra接続情報」を参照してください。注意
Cassandra接続情報のクラスタ名には、<%CASSANDRA_HOME%/conf/cassandra.yaml>ファイルのクラスタ名と同じ値を設定してください。 更新の際には、必ずテスト接続を行い、以下のメッセージが表示されることを確認してください。
- 接続認証設定なしの場合、「テスト接続に成功しましたが、指定したキースペースは既に存在しています。」
- 接続認証設定ありの場合、「テスト接続に成功しました。」
テナント環境セットアップを行います。
テナント環境セットアップの完了後、以下について設定します。
IM-ContentsSearchを使用している場合
「Solr接続設定」画面で intra-mart Accel Platform 2013 Winter(Felicia) で利用していたSolrサーバ接続設定を登録し、「テナント管理」画面にてSolr接続情報を更新する必要があります。「Solr接続設定 新規登録」画面の初期値は、Solrサーバ接続設定(solr-config.xml)の値が設定されます。Solr接続情報の更新に関しては、「システム管理者操作ガイド」-「Apache Solr接続情報」を参照してください。テナント毎に割り当てるライセンス数を設定します。
intra-mart Accel Platform 2014 Spring(Granada) 以降ではバーチャルテナント機能の追加にあたって利用するテナントごとにアカウントライセンス、アプリケーションライセンスの上限数を設定をする必要があります。「テナント管理」画面のライセンス設定より、利用中のテナントに対してライセンス上限数を設定してください。操作の詳細は「システム管理者操作ガイド」-「ライセンス設定」を参照してください。注意
設定を行わない場合、上限数 「0」が割り当てられてしまうため、必ず行う必要があります。
以上で intra-mart Accel Platform 2013 Winter(Felicia) から intra-mart Accel Platform 2014 Spring(Granada) へのアップデートは完了です。