intra-mart Accel Platform ローコード開発ファーストステップガイド 第3版 2026-04-01

4.2. 設計フェーズ

設計フェーズでは、要件定義書にまとめたアプリケーションの機能を実現するために、intra-mart のローコード開発ツールを用いて設計を進めていきます。

4.2.1. データベース設計を行う

4.2.1.1. データ設計

データ設計では、要件定義書からデータベースを使用する業務を抽出し、どのようなデータ構造にするかを決めていきます。

4.2.1.1.1. IM-共通マスタを確認する

intra-mart Accel Platform では、各業務でよく利用される情報を IM-共通マスタとして管理しています。IM-共通マスタに登録しているデータ以外に、必要なデータがないかを確認していきましょう。

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コラム

IM-共通マスタについて、詳細は以下のリンク先を参照してください。

4.2.1.1.2. 各ツールの仕様書を確認する

開発で使用する各ツールの仕様書から、どのようなデータが必要なのかを事前に確認しておくと良いでしょう。Accel Studio のアプリケーション管理機能では、各ツールでどのようなローコード資材をリソースとして管理しているのかを仕様書で確認します。また、データベースはサーバ側の処理になるため、IM-LogicDesigner や IM-Repository についても仕様書で確認しておきましょう。

コラム

各ツールの仕様書について、詳細は以下のリンク先を参照してください。

4.2.1.1.3. 既存のデータベースを活用する

すでに既存のデータベースがある場合は、以下のいずれかの方法によりデータを有効活用できます。
(1) intra-mart Accel Platform から、他のシステムで使用しているデータベースに接続する
(2) intra-mart Accel Platform のデータベースサーバにインストールする
(3) IM-Repository の機能で、テーブルからエンティティを作成する

コラム

データベースの接続やインストール、テーブルからのエンティティ作成について、詳細は以下のリンク先を参照してください。

4.2.1.2. 変数設計

変数設計では、要件定義書から変数を洗い出し、システムで使用する変数の名前・型・意味を決めていきます。ローコード開発では、主に IM-LogicDesigner と IM-BloomMaker で変数を使用します。

4.2.1.2.1. IM-LogicDesigner の変数について

IM-LogicDesigner では、ロジックフローで扱うデータの記憶領域に固有の名称を与えるものとして変数を利用します。

ロジックフローについては、4.3の開発フェーズで作成していきます。変数を利用したフローでどのような活用方法があるのかについて、事前に確認してみてください。

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コラム

IM-LogicDesigner の変数を利用したフローについて、詳細は以下のリンク先を参照してください。

4.2.1.2.2. IM-BloomMaker の変数について

IM-BloomMaker では、アプリケーションの画面が保持する情報として変数を利用します。

画面については、4.3の開発フェーズで作成していきます。変数の定義方法や変数の仕組みと注意点について、事前に確認してみてください。

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4.2.1.2.3. Accel Studio での共通化について

Accel Studio を利用すれば、IM-LogicDesigner や IM-BloomMaker で利用する定数の共通化が行えます。頻出する定数などを共通化しておけば、開発の手間の削減やアプリケーションの品質向上に繋がります。
また、Accel Studio では、 IM-BloomMaker の多言語情報の共通化も可能です。画面上で頻出する単語や専門用語などを多言語メッセージとして定義しておけば、効率的な画面開発が行えます。

これらの共通で利用できる機能を設計段階で定義し、各アプリケーションで利用する、といった活用をすると良いでしょう。

コラム

Accel Studio 上での共通利用可能なユーティリティの詳細は、以下のリンク先を参照してください。

設計フェーズの後にデータベース設計を変更すると、影響範囲が大きくなり、修正に大変手間が掛かります。そのため、データ設計や変数設計には十分注意してください。適切にデータベース設計を行うことは、アプリケーションの性能向上につながります。

4.2.2. プロトタイピングを進める

データベース設計を過不足なく行った後、ローコード開発ツールを使ったプロトタイピングを実施します。プロトタイピングとは、設計フェーズで画面や処理の開発時に活用するパーツを作成することを指しています。設計フェーズで作成したプロトタイプ部品(画面や処理など)を組み合わせて開発を進めることで、次の開発フェーズで工数の削減が可能です。

intra-mart では、IM-BloomMaker や IM-LogicDesigner を使用して、プロトタイピングを進めることができます。Accel Studio の「アプリケーション詳細」を開き、「画面」タブと「ロジック」タブからそれぞれ設定を行っていきます。

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コラム

Accel Studio の「画面」タブと「ロジック」タブの設定ついて、詳細は以下のリンク先を参照してください。

4.2.2.1. IM-BloomMaker のプロトタイピング

IM-BloomMaker のプロトタイピングでは、画面を以下のように分けて考えます。

  • 画面遷移やアカウント情報の確認機能を担当するヘッダ部分
  • データ入力のためのフォーム部分
  • サイトマップやポリシーへの遷移を担当するフッタ部分

各部分の見た目と画面要素に紐づける処理をエレメントセットにまとめるなどを行うことにより、プロトタイプ部品が作成できます (処理のプロトタイプ作成については、IM-LogicDesigner のプログラミングにも関わってきます)。アプリケーションで複数の画面を開発する場合に、作成したプロトタイプ部品を繰り返し使用することにより、各ページの実装にかかる工数を削減できます。

コラム

IM-BloomMaker のプロトタイピングの作成について、詳細は以下のリンク先を参照してください。

4.2.2.2. IM-LogicDesigner のプロトタイピング

IM-LogicDesigner のプロトタイピングでは、4.1の要件定義フェーズで洗い出した要件を実現するために、特定のビジネスロジックをユーザ定義やプロトタイプ部品として作成したり、アプリケーションで汎用的に使用することのできるロジックフローを作成します。アプリケーションで類似の処理を開発する場合に、作成したプロトタイプ部品を繰り返し使用することにより、処理実装にかかる工数を削減できます。

コラム

IM-LogicDesigner のプロトタイピングの作成について、詳細は以下のリンク先を参照してください。

4.2.3. プロトタイプ部品を管理する

プロトタイピングを進めながら、プロトタイプ部品(画面や処理など)の開発ルールを共有し、開発の標準化を目指しましょう。開発のルールを策定することで、4.3の開発フェーズや4.4の試験フェーズをスムーズに進めることができます。

intra-mart では、各ツールの機能を利用することで、設計フェーズで作成した画面や処理などを管理します。

  • Accel Studio のテンプレート化機能:ユーザが作成したテンプレートをテンプレートデータとして登録する
  • IM-BloomMaker のテンプレート化機能:ユーザが作成した画面をテンプレートとして登録する
  • IM-BloomMaker のエレメントセット作成機能:エレメント・変数・アクションを組み合わせて一つのパーツとして登録する
  • IM-LogicDesigner のパーツ化機能:ユーザが作成した処理をユーザ定義として登録する

各ツールでプロトタイプ部品(画面や処理など)を登録しておき、4.3の開発フェーズで使用しましょう。

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コラム

各ツールにおけるプロトタイプ部品の作成機能について、詳細は以下のリンク先を参照してください。