11.1. クラスタリング¶
intra-mart Accel Platform では分散環境を構築する方法は以下の2通りあります。
コラム
弊社では resin-data に関する障害を回避するために Resin をクラスタリングせずに分散環境を構築することを推奨しています。Resin 運用時の注意点については開発者ブログ「Resin利用時の安定運用について」を参照してください。
11.1.3. Resin をクラスタリングした際との比較¶
「Resin をクラスタリングしての分散環境」の手順を基にして分散環境を構築した場合と、「intra-mart Accel Platform の分散環境(Resin をクラスタリングせずに構築)」の手順を基にして分散環境を構築した場合の違いについて説明します。
11.1.3.1. resin-admin¶
- Resin のクラスタリング機能を利用する場合何処か 1 つの resin-admin にログインする事で、すべてのサーバ情報を参照できます。
- Resin のクラスタリング機能を利用しない場合それぞれのサーバで resin-admin にログインする必要があります。また、ログインしたサーバの情報のみが表示されます。
11.1.3.2. セッションフェイルオーバー¶
- Resin のクラスタリング機能を利用する場合Resin の機能にてセッションフェイルオーバーができます。
- Resin のクラスタリング機能を利用しない場合「セッション管理モジュール」機能にてセッションフェイルオーバーができます。
コラム
Resin のクラスタリング機能を利用しない場合ではセッション情報を内部データベースに保持しなくなるため、内部データベースが壊れる可能性を大幅に減らすことができます。
11.1.3.3. ログ・PDFレポートファイル名¶
- Resin のクラスタリング機能を利用する場合ログファイル名は「<jvm-app-N.log>」(N は 0 からサーバ台数 - 1 まで)で出力されます。PDFレポートファイル名は「<app-N-${event}-${timestamp}.pdf>」(N は 0 からサーバ台数 - 1 まで)で出力されます。
- Resin のクラスタリング機能を利用しない場合ログファイル名は「jvm-app-0.log」で出力されます。PDFレポートファイル名は「<app-0-${event}-${timestamp}.pdf>」で出力されます。