10.1.2. モジュールのアップデート¶
項目
10.1.2.2. アップデート対象の選択¶
前述の「古いリポジトリ情報の削除」を実施している事が前提です。
画面右上の「アップデート」アイコンをクリックします。
アップデート方法を選択します。通常は「全てのモジュールをアップデートする(推奨)」を選択してください。選択後、「次へ(N)」をクリックします。 ベースモジュールのアップデート対象を選択します。選択後、「次へ(N)」をクリックします。注意
既存モジュールのバージョンがすべて同一の場合(上図では「8.0.2」を指します)、同一バージョン(「8.0.2(*)」)に対して適用できるモジュールは存在しません。同一バージョン(「8.0.2(*)」)を選択しても、一覧には表示されません。 アプリケーションのアップデート対象を選択します。ベースモジュールのアップデート対象で選択したバージョンに基づくアプリケーションとそのバージョンが選択できます。選択後、「次へ(N)」をクリックします。アップデート内容を確認し「終了(E)」をクリックします。
アップデート情報を取得し、既存プロジェクトのモジュール情報が変更されます。
アップデート対象がプロジェクトに反映されます。
10.1.2.3. IM-Juggling で必要なメンテナンス作業(アップデートによる設定項目のメンテナンス等)¶
アップデート版を適用前に環境を構築している場合、個別作業が必要です。個別作業の詳細は、
を参照してください。コラム
※ intra-mart Accel Platform 以外のアプリケーションについては、各セットアップガイドを参照してください。
10.1.2.4. WARファイルの出力¶
前述の IM-Juggling 上の設定が完了したら WARファイルの出力 を行います。
10.1.2.5. WARファイルのアンデプロイ¶
現在稼働している環境のアンデプロイを行います。Resin の場合は、 WAR ファイルのアンデプロイ を参照してください。Resin 以外の Web Application Server については、各製品ベンダから提供されているドキュメントを参照してください。注意
セッション情報の永続化を行っている場合に、アップデート後にアクセスすると例外が出力されることがあります。詳しくは以下を参照ください。
再デプロイ前に永続化したセッション情報を削除しておくことで回避できます。
Resin の session_store を true に設定してセッション情報の永続化を行っている場合
<%RESIN_HOME%/resin-data/app-0/distcache> を削除することで永続化したセッション情報を削除できます。 セッション管理モジュールを利用していて、セッション情報の永続化を設定している場合
永続化先のデータベースにて im_http_session テーブルを truncate することで永続化したセッション情報を削除できます。また、アップデート後の初回アクセス時にブラウザに保存されているクッキーを削除することで回避することも可能です。
10.1.2.6. Web Application Server の更新¶
アップデートではシステム要件の改変により、 Web Application Server の更新が必要となる場合があります。Resin の場合は次の通りです。コラム
最新版の Resin は製品メディアイメージ/Products/tools/iAP/Resinディレクトリまたは、次のサイトよりダウンロードして利用する事ができます。※ダウンロードには製品のライセンスキーが必要です。
既存の Resin 環境を停止します。コラム
必要に応じて、Windowsサービスの解除、Linuxデーモンの解除が必要です。詳細は、 分散構成の場合 や 複数のIPアドレスが設定されている場合 を参照してください。コラム
既存の Resin 環境は以後利用する事はないため、必要に応じて退避等を行ってください。 アップデート版で提供される最新版の Resin をインストールします。詳細は、 Web Application Server( Resin ) を参照してください。コラム
必要に応じて、Windowsサービスの登録、Linuxデーモンの登録が必要です。詳細は、 Windowsサービスへの登録 や RHEL6の場合 を参照してください。 既存の Resin 環境で設定していた内容を新しい Resin 環境へ反映します。例:<%RESIN_HOME%/conf/resin.properties>ファイル内のJVMの設定等注意
Resin 以外の Web Application Server においてシステム要件の改変が発生した場合、各製品の更新方法については、各製品ベンダから提供されているドキュメントを参照してください。データベース製品についても同様です。
10.1.2.7. WARファイルの再デプロイ¶
アップデート版を反映したWARファイルにてデプロイを行います。Resin は、 デプロイ を参照してください。WebSphere Application Server 9.0.5 は、セットアップガイド for WebSphere 」を参照してください。Oracle WebLogic Server 12c R2(12.2.1) は、セットアップガイド for WebLogic 」を参照してください。注意
再デプロイを行ったが、追加したモジュール(資材)がデプロイ先に反映されないといった事象が発生した場合は、「 Resin でWARファイルの再デプロイが正常にできない場合 」を参照してください。
10.1.2.9. テナント環境セットアップ¶
Web Application Server を起動後、テナント環境セットアップを実施します。システム管理者でログインします。メニューから「テナント環境セットアップ」をクリックします。下図のように、「テナント環境は最新です。セットアップが必要なモジュールはありません。」という旨のメッセージが表示されていれば、テナント環境セットアップは正常に完了しています。
下図のように、「テナント環境セットアップ」ボタンが表示されている場合、テナント環境セットアップは未完了です。「テナント環境セットアップ」ボタンをクリックしセットアップを再度実施します。![]()
注意
Web Server を経由してテナント環境セットアップを行う場合、Web Server のタイムアウト設置値を変更します。または、Web Application Server 経由でセットアップを実施する事を推奨します。コラム
サンプルをセットアップするボタンは処理結果に関わらず、常に表示される仕様です。このため、サンプルデータ投入中にエラーが発生した場合、再度セットアップを実施するとデータベース で一意制約違反が発生します。この場合は、「アンインストール」を行い、改めてセットアップからやり直す事を推奨します。
10.1.2.10. テナント環境セットアップ後の各種メンテナンス¶
アップデート版を適用前に環境を構築している場合、個別作業が必要です。詳細は、 テナント環境セットアップ後の各種メンテナンス(アップデートによるメンテナンス) を参照してください。