4.1. サンプル6 BAM情報からノード別の平均作業時間の一覧を作成する¶
IM-BIS のBAM情報からノード別の平均作業時間の一覧を作成します。
4.1.1. このサンプルについて¶
このサンプルでは、完了案件に対し、ノード毎の平均ウエイト時間、作業時間を算出します。
4.1.2. このサンプルでできること¶
- 各フローに対し、処理時間が長いノードを確認できます。
- 各フローに対し、処理の着手が遅いノードを確認できます。
4.1.3. このサンプルで参照するテーブルの情報¶
このサンプルで利用するテーブルの情報を説明します。
- BAM時間テーブル(imbis_t_bam_time)
処理者、処理開始日時、作業開始日時、処理終了日時の情報を格納するテーブルです。ワークフローのタスク単位に1レコード作成されます。
カラム 説明 処理実行者コード(exec_user_code) 処理実行者のユーザコードが格納されます。処理開始日時(process_start_time) 対象のタスク(ノード)に到達した時点の日時が格納されます。作業開始日時(task_start_time) 処理実行者が画面を表示した日時が格納されます。 処理終了日時(process_end_time) 対象のタスク(ノード)の処理が終了した日時が格納されます。
- 完了案件テーブル(imw_t_cpl_matter)
完了案件情報を格納するテーブルです。案件毎に1レコード作成されます。
カラム 説明 システム案件ID(system_matter_id) ワークフロー側が案件を一意に特定するためのIDです。ユーザデータID(insert_id) ユーザコンテンツ側が案件を一意に特定するためのID です。アプリケーションのテーブルのユーザデータIDと結合するカラムです。案件番号(matter_number) 画面、帳票でユーザが案件を識別するためのIDです。 申請基準日(apply_base_date) ワークフローが処理を行う際の基準日です。
- 完了案件タスクテーブル(imw_t_cpl_matter_task)
完了案件のワークフローのタスクが格納されるテーブルです。
カラム 説明 システム案件ID(system_matter_id) ワークフロー側が案件を一意に特定するためのIDです。ノードID(node_id) ノードを一意に特定するためのIDです。開始日(start_date) タスクが登録された日時です。
- 完了案件ロケールテーブル(imw_t_cpl_matter_locale)
ロケール毎に保持する情報を格納するテーブルです。申請時点でロケール毎に1レコード作成されます。フロー名を取得するために利用します。
カラム 説明 システム案件ID(system_matter_id) ワークフロー側が案件を一意に特定するためのIDです。ロケールID(locale_id) ロケールを一意に特定するためのID です。フロー名(flow_name) フロー名です。
- BAM処理時間ビュー(imbis_v_bam_time)
BAM時間テーブルからウエイト時間、処理時間を算出するビューです。ウエイト時間は、該当ノードの処理が可能になってから処理を開始するまでの時間に該当します。処理時間は、該当ノードの処理が可能になってから処理を完了するまでの時間に該当します。「 サンプル6 (BAM情報)ノード別平均作業時間 」よりDDLをダウンロードして、ご利用の環境のDBに登録してください。
コラム
ワークフローのテーブル定義情報の詳細は、「 IM-Workflow テーブル定義書 」を参照してください。
コラム
BAMのテーブル定義情報の詳細は、「 BAMのテーブル情報 」を参照してください。
4.1.4. クエリを作成する¶
IM-BIS のBAM情報に対してクエリを作成します。
サイトマップ→「ViewCreator」→「クエリ一覧」をクリックします。 「クエリ一覧」で「新規」をクリックします。 「クエリ名」、「説明」を入力します。 「テーブル一覧」のビュータブから下記のビューを検索し、ドラッグして右側に配置します。 「カラム一覧」に下記のカラムを追加します。一覧画面に表示するカラム名を変更したい場合には、キャプションに表示したい名称を設定します。 追加が終わったら「登録」をクリックします。 以上で、リスト集計のベースとなるクエリが作成できました。
コラム
案件数が多くリスト集計の表示に時間がかかる場合は、バッチ処理にてビューで表示しているBAM処理時間を、別テーブルに格納することを検討してください。
4.1.5. リスト集計画面を作成する¶
作成したクエリから「リスト集計」を作成します。
クエリが登録された後に、「登録」(更新)の右の「データ参照新規作成」をクリックします。
データ参照名などの情報を入力します。平均時間を算出するため、「集計パターン」を「サマリ」に変更します。 一覧に表示する項目を設定するために、表示したい項目の表示のチェックボックスをオンにします。数値や日付項目のフォーマットを「フォーマット」で設定します。また、表示データのソート順を「ソート順」で設定します。 ノード単位平均を算出するため、「タイプ」を設定します。フロー名、フローID、ノード名、ノードIDを「グループ化」に変更します。ノード別に表示するため、「グループ化」対象の中で、ノード名を最も下の行となるように変更します。ウエイト時間、作業時間を「平均」に変更します。コラム
「表示設定」で、処理時間が長いカラムの文字色変更や表示非表示等の設定できます。詳細な設定方法は、「 ViewCreator 管理者操作ガイド 」を参照してください。
「登録して一覧へ戻る」をクリックして、リスト集計画面(データ参照)を保存します。
以上で、リスト集計画面の作成が完了しました。
コラム
作成した画面の参照権限の設定方法は、「 ViewCreator 管理者操作ガイド - 参照権の設定 」を参照してください。