intra-mart Accel Platform ViewCreator for IM-Workflow 連携ガイド 第3版 2020-04-01

3.1. サンプル1 特定のフローの完了案件一覧を作成する

IM-Workflow の特定のフローに対し、完了案件一覧を作成します。

3.1.1. このサンプルについて

このサンプルでは、 IM-Workflow と IM-FormaDesigner で作成した特定のフローに対する完了案件の一覧を ViewCreator で作成します。
作成した一覧の項目に、ワークフローの案件へのリンクを設定すると、リンクから案件の詳細画面を表示できます。
本項では、Formaアプリケーションのサンプルとして登録されている「【サンプル】稟議書」のフローを例として、完了案件の一覧を作成します。
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3.1.2. このサンプルでできること

  • ViewCreator から IM-Workflow の詳細画面を表示するリンクを張ることができます。
  • IM-Workflow の特定のフローに対し、任意項目を表示し、サマリやグラフの表示ができます。

コラム

サマリ集計やグラフ集計の詳細な設定方法は、「 ViewCreator 管理者操作ガイド 」を参照してください。

3.1.3. このサンプルで参照するテーブルの情報

このサンプルで利用するテーブルの情報を説明します。
  • アプリケーションのテーブル(imfr_ut_%アプリケーションID%)
    メインフォームに配置した画面アイテムの入力データを格納するテーブルです。
    案件毎に1レコード作成されます。
    カラム 説明
    データ登録ID(insert_id)
    ユーザコンテンツ側が案件を一意に特定するためのIDです。
    完了案件テーブルのユーザデータIDと結合するカラムです。
    画面アイテム入力値
    (imfr_ud_%フィールド識別ID%)
    各画面アイテムにて入力、または選択された値を保持します。

  • 完了案件テーブル(imw_t_cpl_matter)
    完了案件情報を格納するテーブルです。
    案件毎に1レコード作成されます。
    カラム 説明
    システム案件ID(system_matter_id)
    ワークフロー側が案件を一意に特定するためのIDです。
    ユーザデータID(insert_id)
    ユーザコンテンツ側が案件を一意に特定するためのID です。
    アプリケーションのテーブルのユーザデータIDと結合するカラムです。
    案件番号(matter_number) 画面、帳票でユーザが案件を識別するためのIDです。
    申請基準日(apply_base_date) ワークフローが処理を行う際の基準日です。

コラム

アプリケーションのテーブル名の確認方法は、「 アプリケーションのテーブル情報を確認する 」を参照してください。

コラム

IM-Workflow のテーブル定義情報の詳細は、「 IM-Workflow テーブル定義書 」を参照してください。

3.1.4. クエリを作成する

IM-Workflow の特定のフローの完了案件に対応するクエリを作成します。
  1. サイトマップ→「ViewCreator」→「クエリ一覧」をクリックします。
  2. 「クエリ一覧」で「新規」をクリックします。
    ../../_images/sample1_1_1.png
  3. 「クエリ名」、「説明」を入力します。
    ../../_images/sample1_1_2.png
  4. 「テーブル一覧」から下記のテーブルを検索し、テーブルをドラッグして右側に配置します。
    • imfr_ut_sample_ringi
    • imw_t_cpl_matter
    ../../_images/sample1_1_3.png
  5. 配置したテーブルを下記の通りに結合します。
    • imfr_ut_sample_ringi、imw_t_cpl_matter

      • データ登録ID(imfr_sd_insert_id)
      • ユーザデータID(user_data_id)
    ../../_images/sample1_1_4.png
  6. 「カラム一覧」に各テーブルから下記のカラムを追加します。
    一覧画面に表示するカラム名を変更したい場合には、キャプションに表示したい名称を設定します。
    • imfr_ut_sample_ringi

      • データ登録ID(imfr_sd_insert_id)
      • その他に一覧に表示したい項目に対応する入力項目のカラム
    • imw_t_cpl_matter

      • システム案件ID(system_matter_id)
      • 案件番号(matter_number)
      • 案件名(matter_name)
      • 申請基準日(apply_base_date)
    ../../_images/sample1_1_5.png
  7. 追加が終わったら「登録」をクリックします。
    ../../_images/sample1_1_6.png
  8. 以上で、リスト集計のベースとなるクエリが作成できました。

コラム

案件数が多くリスト集計の表示に時間がかかる場合は、抽出条件を設定することで改善する可能性があります。
「抽出条件一覧」で申請基準日を条件に追加すると、リストに表示する案件のデータ数を制限できます。
また、申請基準日を条件に追加して改善しない場合、該当カラムにインデックスの設定を検討してください。
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3.1.5. リスト集計画面を作成する

作成したクエリから「リスト集計」を作成します。
リストに表示する項目から IM-Workflow の詳細画面を表示できるように、リンクを設定します。
  1. クエリが登録された後に、「登録」(更新)の右の「データ参照新規作成」をクリックします。

    ../../_images/sample1_2_1.png
  2. データ参照名などの情報を入力します。

    ../../_images/sample1_2_2.png
  3. 一覧に表示する項目を設定するために、表示したい項目の表示のチェックボックスをオンにします。
    また、数値や日付項目のフォーマットを「フォーマット」で設定します。
    ../../_images/sample1_2_3.png
  4. 案件番号のカラム「matter_number」から案件の詳細画面を表示できるように、リンクを設定します。
    リンクを設定するために「matter_number」のタイプを「プログラム」に変更します。
    ../../_images/sample1_2_4.png
  5. リンク先として、 IM-Workflow の詳細画面を呼び出すためのパスを設定します。
    image_icon_1 」をクリックし、連携プログラムパスにリンクする IM-Workflow の画面のパスを入力し、「OK」をクリックします。
    ../../_images/sample1_2_5.png
    設定する画面 連携プログラムパス
    詳細画面 im_workflow/common/switch/switch_content_detail

  6. リクエストパラメータとして、連携先のプログラムへ渡すパラメータを設定します。
    リクエストパラメータに固定値を追加するため、「計算式を追加」をクリックし、下図のように設定します。
    ../../_images/sample1_2_6.png
  7. パラメータ名を以下の通りに設定します。
    ../../_images/sample1_2_9.png
    カラム 設定値
    システム案件ID(system_matter_id) imwSystemMatterId
    データ登録ID(imfr_sd_insert_id) imwUserDataId
    ページ種別 imwPageType

    コラム

    IM-Workflow の詳細画面へのリンクの詳細は、「 IM-Workflow の詳細画面への遷移URL 」を参照してください。
  8. 一覧で自由に申請基準日の期間を設定して、表示する案件を検索できるように「検索設定」を以下のように設定します。

    ../../_images/sample1_2_7.png
  9. 「登録して一覧へ戻る」をクリックして、リスト集計画面(データ参照)を保存します。

    ../../_images/sample1_2_8.png
  10. 以上で、リスト集計画面の作成が完了しました。

コラム

作成した画面の参照権限の設定方法は、「 ViewCreator 管理者操作ガイド - 参照権の設定 」を参照してください。