3. 情報収集¶
障害に対する原因を特定するための情報を収集します。
3.1. エラーメッセージ¶
障害が発生した際に画面上に表示されたエラーメッセージを確認します。障害の発生パターンを整理します。
- どのような操作を行った場合に発生したのか
- 再現性があるのか
- 再現性がある場合、どのような条件で発生するのか(特定のフロー/ユーザ)
3.2. 例外ログ¶
操作においてエラーメッセージが表示された際には、プログラム上の例外ログが出力されている可能性があります。事象発生時の例外ログの内容を確認してください。
- iWP / iAF の場合
- 各Service Platformにおける事象発生時の例外ログの内容を確認してください。
- 分散構成の場合には、Service Platformの機能に応じて異なるログが出力されます。
intra-mart Accel Platform の場合
- 各Application Serverにおける事象発生時の例外ログの内容を確認してください。
- 分散構成の場合には、Application Serverにデプロイされている intra-mart Accel Platform の機能に応じて異なるログが出力されます。
コラム
トラブルシューティングで既知の問題として掲載されておりますスタックトレースの行数などは、対象バージョンによって異なることがございます。
3.3. スレッドダンプ¶
例外ログが発生せず、障害が発生している場合、プログラムの処理が途中で止まっている、または無限ループしている可能性があります。実行中スレッドのスタック トレースであるスレッドダンプを取得することで原因を特定します。
iWP / iAF の場合
- Service Platformが起動しているOS上のプロセスを特定します。
- 下記のコマンドの出力結果を取得します。
jstack [Service Platformが起動しているOS上のプロセスID]コラム
iWP / iAF を Windows サービスで起動している場合はスレッドダンプが取得できませんので、コンソール起動に切り替えた上で取得してください。intra-mart Accel Platform の場合
- Application Serverが起動しているOS上のプロセスを特定します。
- 下記のコマンドの出力結果を取得します。
jstack [Application Serverが起動しているOS上のプロセスID]
3.4. 情報収集Tips¶
情報収集を行う際に役立つ情報を紹介します。
コラム
未処理・処理済一覧などの旧一覧にシステム案件IDを確認する方法
各一覧画面を表示した状態で 「Ctrl」 + 「Shift」 + 「I」 キーを押してください。一覧の表示項目として、システム案件IDが追加表示されます。デバッグ時や、情報収集に便利です。Ctrl + Shift + O キーで元にもどります。
案件一覧でシステム案件IDを確認する方法
フロー情報画面のURLから確認してください。