4.1.24. 参照者再展開¶
4.1.24.1. ジョブ概要¶
指定されたフローに関する案件の参照者を再展開します。
コラム
ログ出力について
対象の案件が多数の場合を考慮して、100件単位でINFOログを出力します。
トランザクションについて
参照者の再展開処理(データベースに対する削除+更新)のトランザクションは案件単位です。そのため、特定の1つの案件の参照者の再展開処理が失敗しても、他の案件の参照者の再展開処理には影響がありません。
注意
- 処理対象者標準プラグイン結果キャッシュが有効な場合、古い情報で展開される可能性があります。当ジョブを実行する前に、必要に応じて「 処理対象者標準プラグイン結果キャッシュ削除 」ジョブを実行してください。
注意
- 参照者の再展開は案件数によっては処理時間がかかります。頻繁に再展開を必要とする場合、管理グループで参照者を設定することを推奨します。管理グループでの参照者の設定については、 案件の参照権限を付与する方法 を参照ください。
4.1.24.2. 実行パラメータ¶
ジョブに指定するパラメータリストです。
キー 値 名前 必須 デフォルト値 flowId フローID 必須 baseDateType sys-date 基準日種類 必須 sys-date baseDate 基準日 systemMatterId システム案件ID isActvMatter true 未完了案件の参照者の再展開有無いずれか必須 false isCplMatter true 完了案件の参照者の再展開有無いずれか必須 false
flowId(フローID)対象のフローIDを指定します。複数の場合は「,」で区切ります。このフローIDで申請された案件が参照者の再展開の対象です。対象のフローを複数指定した場合には、1つのみ指定した場合よりも処理時間が長くなりますので、注意してください。
baseDateType(再展開の基準日の種類)参照者を再展開する際の基準日の種類を指定します。
設定値 説明 sys-date システム日を基準日として参照者を再展開します。 specified-date 「baseDate」で指定された日付を基準日として参照者を再展開します。 matter 案件のフロー定義の「システム日で展開する」フラグに従い、申請基準日またはシステム日で参照者を再展開します。
注意
参照者の解決のためのフロー定義に関する注意事項です。
"sys-date" または "specified-date" を指定した場合、フロー定義はマスタ定義の情報を使用します。これらを指定した場合の注意事項については「 参照者再展開ジョブ 」をあわせて参照してください。 "matter" を指定した場合、各案件のフロー定義を使用します。案件単位に処理を行うため "sys-date" または "specified-date" より処理時間が長くなります。他のジョブと並行して実行すると更に処理時間が長くなる可能性が高いです。
baseDate(再展開の基準日)参照者を再展開する際の基準日を指定します。「baseDateType」で "specified-date" を指定された場合に有効な設定です。"yyyy/MM/dd" 形式の値を指定してください。
systemMatterId(システム案件ID)参照者を再展開する対象案件のシステム案件IDを指定します。「flowId」によって対象となった案件に対して指定したシステム案件IDが存在する場合のみ参照者を再展開します。複数の場合は「,」で区切ります。設定しない場合はすべての未完了案件/完了案件が対象です。
isActvMatter(未完了案件の参照者の再展開有無)未完了案件の参照者の再展開を行うかを指定します。設定しない場合は未完了案件の参照者の再展開を行いません。なお、「isActvMatter」と「isCplMatter」が、どちらも未設定または false の場合、エラーが発生します。
設定値 説明 true 未完了案件の参照者の再展開を行います。 false 未完了案件の参照者の再展開を行いません。
isCplMatter(完了案件の参照者の再展開有無)完了案件の参照者の再展開を行うかを指定します。設定しない場合は完了案件の参照者の再展開を行いません。なお、「isActvMatter」と「isCplMatter」が、どちらも未設定または false の場合、エラーが発生します。
設定値 説明 true 完了案件の参照者の再展開を行います。 false 完了案件の参照者の再展開を行いません。
4.1.24.3. ジョブネット¶
このジョブが使用するジョブネットです。
参照者再展開