3.13.4. 案件操作・ノード移動の処理ルール¶

案件操作・ノード移動では下表「移動先」で示すノードに処理を移動できます。

案件操作・ノード移動「進む」＜ ：移動できる＞

ノード名	移動先	備考
開始ノード
終了ノード		移動後に案件が完了します
申請ノード
承認ノード
システムノード
動的承認ノード
横配置ノード		展開後の承認ノードには移動ができます
縦配置ノード		展開後の承認ノードには移動ができます
同期開始ノード
同期終了ノード
分岐開始ノード
分岐終了ノード
確認ノード

コラム

以降では、「分岐開始ノード」「分岐終了ノード」による分岐ルートに関する詳細説明が登場します。

分岐ルートにおける動作仕様は、「同期開始ノード」「同期終了ノード」による同期ルートにおいても同様に適用されます。

ノード移動・進む

• 終了ノードの方向にノード上の処理を移動できます。

  この場合、移動元と移動先の間にあるノードの処理状態には影響を与えません。

終了ノードへのノード移動

• 終了ノードに処理を移動できます。この場合、案件が完了します。

ノード移動・戻る

• 開始ノードの方向にノード上の処理を移動できます。

  この場合、移動元と移動先の間にあるノードに対して、処理の取り消しと保留解除が行われます。

分岐前から分岐内へ移動

• 分岐前から分岐内にノード上の処理を移動できます。

  分岐内の複数ノードに処理を移動できます。

  この場合、移動元と移動先の間にあるノードの処理状態には影響を与えません。

分岐後から分岐内へ移動

• 分岐後から分岐内にノード上の処理を移動できます。

  分岐内の複数ノードに処理を移動できます。

分岐内から分岐前へ移動

• 分岐内から分岐前にノード上の処理を移動できます。

  この場合、分岐内のノードに対して、処理の取り消しと保留解除が行われます。

分岐内から分岐後へ移動

• 分岐内から分岐後にノード上の処理を移動できます。

  この場合、分岐中の他ノードも分岐後に処理が移動します。

  通常の分岐処理では分岐の結合条件に従い分岐後に移動しますが、案件操作ではこの結合条件を無視して移動できます。

分岐内から分岐開始ノードに移動

• 分岐内の他ノードに対して、処理の取り消しと保留解除が行われます。
• 案件操作で分岐開始ノードに移動した場合、該当のノードに設定されている分岐条件は実行されません。

  そのため、処理が分岐開始ノードで停滞します。

分岐内から分岐終了ノードに移動

• 分岐終了ノードに移動した場合は、分岐内の他ノードの処理状態には影響を与えません。

• 案件操作で分岐終了ノードに移動した場合、該当のノードに設定されている分岐結合条件は実行されません。

  そのため、処理が分岐終了ノードで停滞します。

分岐内の別ルートへ移動

• 分岐内の別ルートへは直接移動できません。

  移動する場合は一旦、分岐開始または分岐終了ノードに移動してから、分岐内の別ノードに移動してください。