6.7. 案件終了処理(トランザクションなし)¶
案件終了処理(トランザクションなし)とは、案件終了処理のトランザクションとは独立した処理です。案件が終了する時に、一度実行されます。案件終了処理(トランザクションなし)は、直前のアクション処理や到達処理とは独立した処理です。そのため、案件終了処理(トランザクションなし)でエラーが発生した場合、直前の処理を戻す(ロールバック)ことはできません。また、案件終了処理(トランザクションなし)は、案件終了処理の前に実行されます。そのため、案件終了処理でエラーが発生した場合、案件終了処理(トランザクションなし)は実施済みとなり、処理を戻す(ロールバック)ことはできません。このプログラム中で、データベースの登録/更新/削除処理を行う場合は、独自にDBトランザクション制御を行ってください。下記の場合に実行されます。
- 最後の承認者が”承認”を行った場合
- 承認者が”承認終了”を行った場合
- 承認者が”否認”を行った場合
- 申請者が”取止め”を行った場合
- 案件操作で終了ノードに到達した場合
6.7.1. パラメータ¶
案件終了処理(トランザクションなし)では、以下の情報をパラメータとして受け取る事ができます。
No パラメータ(物理名) パラメータ(論理名) 属性 詳細 1 loginGroupId ログイングループID 文字列 処理実行時のログイングループIDログイングループIDは、テナントIDと同値です。2 localeId ロケールID 文字列 処理実行時のロケールID 3 targetLocales ターゲットロケールID 文字列[] システムで利用しているロケールID 4 contentsId コンテンツID 文字列 該当案件のコンテンツID 5 contentsVersionId コンテンツバージョンID 文字列 該当案件のコンテンツバージョンID 6 routeId ルートID 文字列 該当案件のルートID 7 routeVersionId ルートバージョンID 文字列 該当案件のルートバージョンID 8 flowId フローID 文字列 該当案件のフローID 9 flowVersionId フローバージョンID 文字列 該当案件のフローバージョンID 10 applyBaseDate 申請基準日 文字列 申請基準日(”yyyy/MM/dd”) 11 processDate 処理日 文字列 処理日(”yyyy/MM/dd”) 12 systemMatterId システム案件ID 文字列 該当案件のシステム案件ID 13 userDataId ユーザデータID 文字列 該当案件のユーザデータID 14 parameter 実行プログラムパス 文字列 該当処理の実行プログラムパス 15 actFlag 代理フラグ 文字列 ”0”:本人にて処理 ”1”:代理者にて処理 16 lastProcessNodeId 最終処理ノードID 文字列 最終処理のノードID 17 lastAuthUserCd 最終処理権限者コード 文字列 最終処理の処理権限者コード 18 lastExecUserCd 最終処理実行者コード 文字列 最終処理の処理実行者コード 19 lastResultStatus 最終処理結果ステータス 文字列 最終処理の処理結果ステータス [1]
[1] ・・・コード値は、「 APIドキュメントのIM-Workflow CodeList 」を参照してください。
6.7.2. 返却値¶
案件終了処理(トランザクションなし)では、以下の情報を返却します。(任意/必須・・・●:必須 △:任意)
スクリプト開発モデル
No 返却値(物理名) 返却値(論理名) 属性 必須/任意 詳細 1 resultFlag 結果フラグ 真偽値 △ true:成功 false:失敗指定しない場合、成功(true)として扱います。2 message 結果メッセージ 文字列 △ 結果フラグが失敗の場合のみ、設定します。 ※ 結果メッセージを設定した場合、例外ログにエラーメッセージを出力します。コラム
結果フラグとして”false”(失敗)を設定した場合の動作は以下の通りです。
- 該当の案件終了処理(トランザクションなし)以外に設定されている後続の案件終了処理(トランザクションなし)は実行されません。
JavaEE開発モデル
返却値はありません。※ 「jp.co.intra_mart.foundation.workflow.exception.WorkflowExternalException」をスローした場合、引数に設定したエラーメッセージを例外ログに出力します。詳細は「 APIドキュメント 」を参照してください。コラム
WorkflowExternalException をスローした場合の動作は以下の通りです。
- 該当の案件終了処理(トランザクションなし)以外に設定されている後続の案件終了処理(トランザクションなし)は実行されません。