intra-mart Accel Platform IM-Copilot 利用ガイド 第11版 2026-10-01

10.7.1.1.1.1. 作成するロジックフローアシスタントの概要

このセクションでは、IM-LogicDesigner を用いてアシスタントを作成する手順を解説します。
手順に従って進めることで、ストレージ内のファイルを情報源としてユーザの質問に回答するアシスタントを構築できます。
本ドキュメントでは、説明の都合上情報源をストレージ内のファイルに限定していますが、ローコード開発により変更が可能です。
例えば、このドキュメントを参考に作成したロジックフローアシスタントを変更することで、外部システムや独自のデータベースから情報を取得するように変更することもできます。

10.7.1.1.1.1.1. 作成するロジックフローアシスタントの利用想定

本ドキュメントで作成するロジックフローアシスタントは、指定されたストレージ内のファイルを検索し、その内容をもとに適切な回答を提供します。例えば、社内ドキュメント検索やナレッジベースの自動応答システムとして活用できます。

主な用途

  • 社内マニュアルや手順書の検索・回答
  • 製品仕様書の照会
  • FAQ の自動応答システム

10.7.1.1.1.1.2. 前提知識

本ガイドを理解するために、以下の知識があるとスムーズに進められます。

10.7.1.1.1.1.3. 作成するロジックフローアシスタントの概要図

以下の図は、作成するロジックフローアシスタントの基本的な動作を示しています。

../../../../_images/lf_assistant_guide_overview_architecture_diagram.png
主要コンポーネント
機能名 説明
IM-LogicDesigner ベクトルデータの構築処理、および、アシスタントのロジックを管理
IM-BloomMaker チャット画面を提供
パブリックストレージ アシスタントが情報源として参照するファイルを格納
ベクトルデータベース 情報検索のためのデータ管理
生成AI 自然な回答生成、ベクトル情報(埋め込み)の生成
ジョブスケジューラ ベクトルデータの定期的なデータ更新処理

10.7.1.1.1.1.4. 事前設定

10.7.1.1.1.1.4.1. 生成AIの設定

作成するロジックフローアシスタントでは生成AIを活用します。利用するためには、以下の設定を事前に行う必要があります。

  1. 生成AIサービスのセットアップ

    一つ以上の生成AIサービスがセットアップされている必要があります。
    セットアップ( 生成AI ) を参考にセットアップを行ってください。
  2. 生成AI連携ドライバ設定

    セットアップ済みの生成AIサービスと連携するための設定です。
    生成AI連携ドライバ設定 を参考に生成AIドライバの設定を行ってください。
  3. 生成AI連携アクション設定

    本アシスタントでは IM-LogicDesigner タスク「チャット」、「埋め込み」を利用します。
    これらのタスクに対応する「チャット」、「埋め込み」のアクションを設定する必要があります。
    生成AI連携アクション設定 を参考に生成AIアクションの設定を行ってください。

10.7.1.1.1.1.4.2. テキスト抽出設定

作成するロジックフローアシスタントでは、パブリックストレージ内のファイルのテキスト抽出にテキスト抽出機能(ND Universal Extractor)を利用します。
テキスト抽出設定では、テキスト抽出対象とするファイルについて設定が可能です。標準設定においてもテキスト抽出は可能ですが、必要に応じて設定を調整してください。
設定内容の詳細については、 「設定ファイルリファレンス」 - 「テキスト抽出設定」 を参照してください。

10.7.1.1.1.1.4.3. ベクトルデータベースの設定

作成するロジックフローアシスタントでは、パブリックストレージ内のファイルを検索可能な形で管理するためにベクトルデータベースを使用します。
以下を参考にベクトルデータベースの設定を行ってください。

10.7.1.1.1.1.4.4. パブリックストレージへの情報源となるファイルの配置

作成するロジックフローアシスタントでは、パブリックストレージ内の sample_rag_assistant/files ディレクトリ配下を検索対象として利用します。
ベクトルデータ構築を実行する前に、情報源とするファイルを配置してください。
パブリックストレージにファイルを配置する手段は以下の通りです。

10.7.1.1.1.1.5. 構築ステップ

本ドキュメントでは、以下のステップに従ってアシスタントを構築します。

  1. ベクトルデータの作成
    • パブリックストレージ内のファイルをベクトル化し、検索に利用できるように準備します。
    • ベクトル情報を登録するロジックフローを作成し、ジョブスケジューラで定期的に実行するように設定します。
  2. アシスタントの実装
    • ユーザの質問を処理し、適切な回答を生成するロジックフローを作成します。
    • アシスタント定義を作成し、ロジックフローをアシスタントとして動かせるように設定します。
  3. 画面の作成
    • ユーザがアシスタントを利用できる UI を作成します。

これらの手順に沿って進めることで、アシスタントを作成できます。

10.7.1.1.1.1.6. 本アシスタント資材のダウンロード

本手順に従い作成したアシスタントの資材は、以下からダウンロードできます。

アシスタントの資材

コラム

本資材は、アシスタントの作成手順を解説するためのサンプル資材です。アシスタントの動作確認や追加開発のためにご利用ください。

zip ファイルには以下のファイルが含まれています。

  • im_logicdesigner-data.zip
    • IM-LogicDesigner のインポートファイル
  • assistant_definition.json
    • アシスタント定義のインポートファイルです
  • im_bloommaker-data.zip
    • IM-BloomMaker のインポートファイルです
  • job-scheduler.xml
    • ジョブスケジューラのインポートファイルです
zip ファイルを解凍し、以下の順で資材をインポートしてください。
  1. IM-LogicDesigner
  2. アシスタント定義
  3. IM-BloomMaker
  4. ジョブスケジューラ

コラム

本インポート資材には認可設定が含まれていません。インポート実施後に「アシスタント定義」、「IM-BloomMaker ルーティング定義一覧」から認可設定を行ってください。

コラム

アシスタントの会話履歴は利用を重ねることで蓄積されます。
実運用では履歴削除ジョブを設定することで、古い履歴を定期的に削除する運用が可能です。
詳細は「運用上の考慮事項」を参照してください。

10.7.1.1.1.1.6.1. IM-LogicDesigner 資材のインポート

IM-LogicDesigner のインポート手順については以下を参照してください。

10.7.1.1.1.1.6.2. アシスタント定義のインポート

アシスタント定義のインポート手順については以下を参照してください。

10.7.1.1.1.1.6.3. IM-BloomMaker 資材のインポート

IM-BloomMaker のインポート手順については以下を参照してください。

10.7.1.1.1.1.6.4. ジョブスケジューラ資材のインポート

ジョブスケジューラ資材のインポートは、ジョブを利用して実施します。以下で手順を確認してください。
  1. パブリックストレージ直下に job-scheduler.xml を配置します。

    以下を参考にファイルを配置してください。
  2. ジョブを確認します。

    「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブ管理」→「ジョブ設定」をクリックし「ジョブ管理」画面を表示します。
    左側のジョブ一覧から「テナントマスタ」→「インポート」→「ジョブインポート」を選択クリックします。
    実行時の情報内の実行パラメータのキー file が job-scheduler.xml であることを確認します。
  3. ジョブネットを確認・実行します。

    「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブ管理」→「ジョブネット設定」をクリックし「ジョブネット管理」画面を表示します。
    左側のジョブネット一覧から「テナントマスタ」→「インポート」→「ジョブインポート」を選択クリックします。
    実行時の情報内の実行パラメータのキー file 存在しないことを確認します。
    下部の「即時実行」ボタンをクリックして「ジョブインポート」ジョブネットを実行します。