10.7.1.1.1.1. 作成するロジックフローアシスタントの概要¶
このセクションでは、IM-LogicDesigner を用いてアシスタントを作成する手順を解説します。手順に従って進めることで、ストレージ内のファイルを情報源としてユーザの質問に回答するアシスタントを構築できます。本ドキュメントでは、説明の都合上情報源をストレージ内のファイルに限定していますが、ローコード開発により変更が可能です。例えば、このドキュメントを参考に作成したロジックフローアシスタントを変更することで、外部システムや独自のデータベースから情報を取得するように変更することもできます。
目次
10.7.1.1.1.1.1. 作成するロジックフローアシスタントの利用想定¶
本ドキュメントで作成するロジックフローアシスタントは、指定されたストレージ内のファイルを検索し、その内容をもとに適切な回答を提供します。例えば、社内ドキュメント検索やナレッジベースの自動応答システムとして活用できます。
主な用途
- 社内マニュアルや手順書の検索・回答
- 製品仕様書の照会
- FAQ の自動応答システム
10.7.1.1.1.1.2. 前提知識¶
本ガイドを理解するために、以下の知識があるとスムーズに進められます。
- IM-LogicDesigner の基本操作
- IM-LogicDesigner の基本操作については「IM-LogicDesigner ユーザ操作ガイド」を参照してください。
- IM-BloomMaker の基本操作
- IM-BloomMaker の基本操作については「IM-BloomMaker for Accel Platform ユーザ操作ガイド」を参照してください。
RAG(Retrieval Augmented Generation)の概念
10.7.1.1.1.1.3. 作成するロジックフローアシスタントの概要図¶
以下の図は、作成するロジックフローアシスタントの基本的な動作を示しています。
| 機能名 | 説明 |
|---|---|
| IM-LogicDesigner | ベクトルデータの構築処理、および、アシスタントのロジックを管理 |
| IM-BloomMaker | チャット画面を提供 |
| パブリックストレージ | アシスタントが情報源として参照するファイルを格納 |
| ベクトルデータベース | 情報検索のためのデータ管理 |
| 生成AI | 自然な回答生成、ベクトル情報(埋め込み)の生成 |
| ジョブスケジューラ | ベクトルデータの定期的なデータ更新処理 |
10.7.1.1.1.1.4. 事前設定¶
10.7.1.1.1.1.4.1. 生成AIの設定¶
作成するロジックフローアシスタントでは生成AIを活用します。利用するためには、以下の設定を事前に行う必要があります。
生成AIサービスのセットアップ
一つ以上の生成AIサービスがセットアップされている必要があります。セットアップ( 生成AI ) を参考にセットアップを行ってください。生成AI連携ドライバ設定
セットアップ済みの生成AIサービスと連携するための設定です。生成AI連携ドライバ設定 を参考に生成AIドライバの設定を行ってください。生成AI連携アクション設定
本アシスタントでは IM-LogicDesigner タスク「チャット」、「埋め込み」を利用します。これらのタスクに対応する「チャット」、「埋め込み」のアクションを設定する必要があります。生成AI連携アクション設定 を参考に生成AIアクションの設定を行ってください。
10.7.1.1.1.1.4.2. テキスト抽出設定¶
作成するロジックフローアシスタントでは、パブリックストレージ内のファイルのテキスト抽出にテキスト抽出機能(ND Universal Extractor)を利用します。テキスト抽出設定では、テキスト抽出対象とするファイルについて設定が可能です。標準設定においてもテキスト抽出は可能ですが、必要に応じて設定を調整してください。設定内容の詳細については、 「設定ファイルリファレンス」 - 「テキスト抽出設定」 を参照してください。
10.7.1.1.1.1.4.3. ベクトルデータベースの設定¶
作成するロジックフローアシスタントでは、パブリックストレージ内のファイルを検索可能な形で管理するためにベクトルデータベースを使用します。以下を参考にベクトルデータベースの設定を行ってください。
- 「テナント環境セットアップ」 - 「ベクトルデータベース接続情報」
10.7.1.1.1.1.4.4. パブリックストレージへの情報源となるファイルの配置¶
作成するロジックフローアシスタントでは、パブリックストレージ内の sample_rag_assistant/files ディレクトリ配下を検索対象として利用します。ベクトルデータ構築を実行する前に、情報源とするファイルを配置してください。パブリックストレージにファイルを配置する手段は以下の通りです。
- テナント管理機能のファイル操作を使用する
- IM-LogicDesigner のタスク「パブリックストレージ取得」タスクを使用する
10.7.1.1.1.1.5. 構築ステップ¶
本ドキュメントでは、以下のステップに従ってアシスタントを構築します。
- ベクトルデータの作成
- パブリックストレージ内のファイルをベクトル化し、検索に利用できるように準備します。
- ベクトル情報を登録するロジックフローを作成し、ジョブスケジューラで定期的に実行するように設定します。
- アシスタントの実装
- ユーザの質問を処理し、適切な回答を生成するロジックフローを作成します。
- アシスタント定義を作成し、ロジックフローをアシスタントとして動かせるように設定します。
- 画面の作成
- ユーザがアシスタントを利用できる UI を作成します。
これらの手順に沿って進めることで、アシスタントを作成できます。
10.7.1.1.1.1.6. 本アシスタント資材のダウンロード¶
本手順に従い作成したアシスタントの資材は、以下からダウンロードできます。
コラム
本資材は、アシスタントの作成手順を解説するためのサンプル資材です。アシスタントの動作確認や追加開発のためにご利用ください。
zip ファイルには以下のファイルが含まれています。
- im_logicdesigner-data.zip
- IM-LogicDesigner のインポートファイル
- assistant_definition.json
- アシスタント定義のインポートファイルです
- im_bloommaker-data.zip
- IM-BloomMaker のインポートファイルです
- job-scheduler.xml
- ジョブスケジューラのインポートファイルです
zip ファイルを解凍し、以下の順で資材をインポートしてください。
- IM-LogicDesigner
- アシスタント定義
- IM-BloomMaker
- ジョブスケジューラ
コラム
本インポート資材には認可設定が含まれていません。インポート実施後に「アシスタント定義」、「IM-BloomMaker ルーティング定義一覧」から認可設定を行ってください。
コラム
10.7.1.1.1.1.6.1. IM-LogicDesigner 資材のインポート¶
IM-LogicDesigner のインポート手順については以下を参照してください。
10.7.1.1.1.1.6.2. アシスタント定義のインポート¶
アシスタント定義のインポート手順については以下を参照してください。
10.7.1.1.1.1.6.3. IM-BloomMaker 資材のインポート¶
IM-BloomMaker のインポート手順については以下を参照してください。
10.7.1.1.1.1.6.4. ジョブスケジューラ資材のインポート¶
ジョブスケジューラ資材のインポートは、ジョブを利用して実施します。以下で手順を確認してください。
パブリックストレージ直下に job-scheduler.xml を配置します。
以下を参考にファイルを配置してください。ジョブを確認します。
「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブ管理」→「ジョブ設定」をクリックし「ジョブ管理」画面を表示します。左側のジョブ一覧から「テナントマスタ」→「インポート」→「ジョブインポート」を選択クリックします。実行時の情報内の実行パラメータのキー file が job-scheduler.xml であることを確認します。ジョブネットを確認・実行します。
「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブ管理」→「ジョブネット設定」をクリックし「ジョブネット管理」画面を表示します。左側のジョブネット一覧から「テナントマスタ」→「インポート」→「ジョブインポート」を選択クリックします。実行時の情報内の実行パラメータのキー file 存在しないことを確認します。下部の「即時実行」ボタンをクリックして「ジョブインポート」ジョブネットを実行します。