3. コンテンツ作成仕様¶
3.1. コンテンツ作成対象¶
ワークフロークローラは、 IM-Workflow で申請・承認が行われた案件を対象にインデックスを作成します。以下の案件が作成対象です。
- 未完了案件
- 完了案件
- 過去案件
3.2. コンテンツの情報¶
ワークフロークローラでは、案件情報を以下の内容で登録します。
3.2.1. 標準フィールド¶
No フィールド名 設定値 備考 1 ID workflow_%システム案件ID% コンテンツを一意に識別するIDです。 2 TYPE workflowworkflow$actvworkflow$actv$%フローID%workflow$cplworkflow$cpl$%フローID%workflow$arcworkflow$arc$%フローID% コンテンツのタイプです。3 URL im_workflow/user/reference/reference_direct 案件の詳細画面を参照するURLです。 4 ID_ORIGINAL システム案件ID、ユーザデータID、画面種別 (JSON形式) コンテンツの元データにおける一意のキーとなるIDです。【例】{“imwSystemMatterId”:”ma_5ib903vqwivkefu”,”imwUserDataId”:”5ib903vn3bl2hfu”,”imwPageType”:”6”}5 TITLE 案件名 案件名です。 6 TEXT フロー名 フロー名です。 7 ATTACHMENT 添付ファイル名添付ファイル内のテキストデータ8 RECORD_DATE 未完了案件の場合:最終処理日完了案件、過去案件の場合:案件終了日コラム
フロー名は、フロー定義で指定したすべてのロケールの名称が検索対象です。注意
上記の「URL設定値」は、 2024 Autumn(Jasmine)より、「im_workflow/common/switch/switch_content_detail」から変更されました。
3.2.2. 動的フィールド¶
No フィールド名 設定値 備考 1 MATTER_NUMBER_STRING 案件番号 2 APPLY_BASE_DATE_DATE 申請基準日 3 CREATE_DATE_DATE クローラ起動日時 4 APPLY_AUTH_USER_NAME_STRING 認証ユーザ名 5 FLOW_NAME_STRING フロー名 コラム
タイトル(TITLE)、テキスト(TEXT)、添付ファイル(ATTACHMENT)に登録した内容が検索時に検索対象となるフィールドです。
3.3. ファセット¶
ワークフロークローラではコンテンツ作成時に以下のファセット分類を適用しています。
ワークフロー
ワークフロークローラで作成されたすべてのコンテンツに対して”ワークフロー”というファセットを適用します。
案件状態
案件の状態に応じて、以下のファセットを適用します。
- 未完了案件
- 完了案件
- 過去案件
フロー名
“未完了案件” 、”完了案件” 、”過去案件” のファセットを適用したコンテンツに対して、更にフロー名のファセットを適用します。
コラム
ワークフロークローラが全文検索画面に提供するファセットナビゲーションの例
全文検索画面の検索結果に IM-Workflow のコンテンツがある場合、以下の様なファセットナビゲーションが全文検索画面の左部に表示されます。リンクを選択することで検索結果の絞込み検索を行うことができます。ファセットに関する詳細は、「 IM-ContentsSearch プログラミングガイド 」を参照してください。
3.4. 閲覧可能権限¶
ワークフロークローラは作成するコンテンツに対して、コンテンツの閲覧を許可する権限を案件の状態に応じて以下のように設定します。
未完了案件 の場合
以下の利用者に閲覧権限を設定します。
処理権限者
該当の案件に対し、申請・承認等の処理を行った利用者いずれの処理も行っていない、または未到達のノードの処理対象者は含まれません。参照権限者
ワークフローシステム管理者から案件の参照や操作を行う権限を付与された利用者確認対象者
案件の確認ができる利用者完了案件 の場合
未完了案件と同様です。
過去案件 の場合
以下の利用者に閲覧権限を設定します。
処理権限者
該当の案件に対し、申請・承認等の処理を行った利用者いずれの処理も行っていない、または未到達のノードの処理対象者は含まれません。コラム
アーカイブジョブの標準仕様では、過去案件の参照可能ユーザとして処理権限者を設定しています。過去案件の参照可能ユーザを追加するには、案件退避処理リスナーをカスタマイズする必要があります。詳細は「 IM-Workflow 仕様書 」を参照してください。コラム
案件を参照可能な上記の利用者が変更・更新された場合には、必要に応じてインデックスの再作成を行ってください。注意
上記の「参照権限者」には、ワークフローシステム管理者、またはワークフロー運用管理者の立場でのみ案件を参照可能なユーザは含まれません。