intra-mart Accel Collaboration IM-ContentsSearch for Accel Collaboration 仕様書 第6版 2020-12-01

5. ファイルライブラリファイル 全文検索機能

ファイルライブラリ機能に登録されたファイルの全文検索機能に関する仕様について説明します。

5.1. ファイルライブラリクローラ

コンテンツ作成対象となっているファイルのクローリング処理を行うジョブです。

最終クロール日時保存場所

ファイルライブラリクローラは最終クロール日時をPublicStorageの以下のファイルに保存します。

  • %PUBLIC_STORAGE_PATH%/products/im_contents_search/store/%テナントID%/last_crawling_date/iac$filelibrary.json

5.1.1. 差分クローリング

差分クローリング時の登録・更新対象

差分クローリング実行時にコンテンツの登録・更新の対象となるファイルの条件は以下の通りです。
最終クロール日時以降で以下のいずれかの条件を1つでも満たすファイルについて、コンテンツの登録または更新が行われます。
  • 条件1 : 新たに登録されたファイル
  • 条件2 : 保存先フォルダ、ファイル、説明、通知が更新されているファイル
  • 条件3 : 付与する共有タグが1つ以上ある状態で共有タグが更新されたファイル

注意

最終クロール日時以降に共有タグをすべて付与解除して保存されたファイルは、コンテンツの更新対象ではありません。
ただし、共有タグがすべて付与解除されている場合でも、条件1・条件2を満たすファイルはコンテンツの更新対象です。
すべて付与解除されて更新対象にならなかったファイルを全文検索画面で検索結果表示した場合、付与解除された共有タグが表示されます。

5.1.2. 削除クローリング

ファイルライブラリクローラが作成したコンテンツをすべて削除します。
また、最終クロール日時を "2000-01-01 00:00:00" に初期化して保存します。

5.1.3. 再作成処理

ファイルライブラリクローラが作成したコンテンツをすべて削除し、作成対象のファイルのコンテンツを再度登録します。

5.2. コンテンツ作成対象

ファイルライブラリクローラは、ファイルライブラリ機能に登録されているすべてのファイルがコンテンツ作成対象です。

5.3. コンテンツの情報

ファイルライブラリクローラではファイル情報を以下の内容で登録します。

5.3.1. 標準フィールド

No フィールド名 設定値 備考
1 ID iac_%ファイルID% コンテンツを一意に識別するIDです。
2 TYPE
iac
iac$filelibrary
コンテンツのタイプです。
3 URL なし  
4 ID_ORIGINAL ファイルID コンテンツの元データにおける一意なキーとなるIDです。
5 TITLE ファイル名 コンテンツのタイトルです。
6 TEXT ファイル説明 コンテンツの主となるテキストデータです。
7 ATTACHMENT
添付ファイル名
添付ファイル内のテキストデータ
 
8 RECORD_DATE ファイルの更新日時  

注意

2019 Winter以前のバージョンでは、RECORD_DATEの設定値はファイルの登録日時が登録されます。

5.3.2. 動的フィールド

No フィールド名 設定値 備考
1 REGISTER_USER_CD_STRING 登録ユーザコード  
2 REGISTER_USER_NAME_STRING 登録ユーザ名  
3 UPDATE_USER_CD_STRING 更新ユーザコード  
4 UPDATE_USER_NAME_STRING 更新ユーザ名  
5 UPDATE_DATE_DATE 更新日時  
6 FOLDER_CD_STRING フォルダコード  
7 FILE_SIZE_STRING ファイルサイズ  
8 SHARED_TAG_CD_STRING_MLT 共有タグコード  
9 SHARED_TAG_NAME_STRING_MLT 共有タグ名  

コラム

タイトル(TITLE)、テキスト(TEXT)、添付ファイル(ATTACHMENT)に登録した内容が検索時に検索対象となるフィールドです。

5.4. ファセット

ファイルライブラリクローラではコンテンツ作成時に以下のファセット分類を適用しています。

ファイルライブラリ

ファイルライブラリクローラで作成されたすべてのコンテンツに対して”ファイルライブラリ”というファセットを適用します。

コラム

ファイルライブラリクローラが全文検索画面に提供するファセットナビゲーションの例

全文検索画面の検索結果にファイルライブラリのコンテンツがある場合、以下の様なファセットナビゲーションが全文検索画面の左部に表示されます。
リンクを選択することで検索結果の絞込み検索を行うことができます。
../../_images/facet_filelibrary.png

5.5. 閲覧可能権限

作成されたコンテンツの閲覧を許可する権限は、クローラジョブ実行時点でフォルダに設定されているアクセス権と同じ権限が適用されます。
ユーザが検索を実行したときに検索対象となるファイルは、そのユーザに許可されているフォルダのアクセス権で「登録」または「閲覧」が許可されているフォルダ内のファイルです。

5.6. 検索結果表示項目

ファイルライブラリクローラが作成したコンテンツの検索結果で全文検索画面に表示されるコンテンツの表示項目は以下です。

  • タイトル(ファイル名)
タイトルのリンクをクリックすると、ファイルをダウンロードできます。
  • ファイル更新日時
  • 登録先フォルダ
  • ファイルサイズ
  • 登録者名
  • 更新日
  • 更新者名
  • 共有タグ
  • 要約
要約表示の指定をして検索した場合に表示されます。
要約は検索条件の文字列がカラーでハイライトされて表示されます。

注意

2019 Winter以前のバージョンでは、ファイル更新日時ではなく、ファイル登録日時が表示されます。

検索結果画面例

../../_images/result_filelibrary.png

注意

「検索」画面に結果が表示されていても、以下の場合はファイルをダウンロードできません。
  • 対象のファイルが既に削除されている場合
  • 対象のファイルが保存されているフォルダに対するアクセス権が付与されていない場合
  • ダウンロード処理の認可リソースに対して認可が許可されていない場合