2. はじめに¶
2.1. このガイドについて¶
このガイドでは、 intra-mart Accel Platform で互換機能を利用する場合の利用方法および注意点について解説します。
2.2. 前提条件¶
intra-mart Web Platform v7.2.4以降からの移行を行う場合は、IM-共通マスタとアプリケーション共通マスタが同期されている状態から移行をしてください。詳しくは、移行ガイドを参照してください。また、新規インストールで互換機能を利用する場合は、「利用用途に合わせてモジュールを選択する」を参照の上、必要なモジュール含めてセットアップしてください。
2.3. 互換機能モジュールについて¶
互換機能モジュールは、いくつかの互換用APIや互換機能を提供します。また、互換機能モジュールは、IM-Juggling 上で、アプリケーションの1つとして提供します。
Standard-Edition
intra-mart Accel Platform (Standard-Edition) に対して利用可能なモジュールです。ドキュメントワークフロー(BPW)機能が含まれません。
モジュール名 説明 互換基本機能 互換APIが含まれます。intra-mart Web Platform v7.2.x からの移行の場合は、 「互換コンテンツ」は必要ありません。 互換コンテンツ 互換用テーブル定義と設定ファイルが含まれます。・ アプリケーション共通マスタ互換基本機能を利用した新規インストールの場合は、このモジュールを選択します。2015 Spring(Juno) から利用できます。 共通マスタ同期無効化オプション IM-共通マスタとアプリケーション共通マスタのリアルタイム同期を無効化します。2015 Spring(Juno) からで利用できます。 アプリケーション共通マスタ管理機能 アプリケーション共通マスタの管理機能が含まれます。「共通マスタ同期無効化オプション」が選択されている場合に利用できます。2015 Spring(Juno) から利用できます。 JumpUp機能 BaseModule version 3.2 - 4.x の互換API が含まれます。この機能を利用するためには、シェアードデータベース設定が必要です。詳しくは「JumpUp機能の利用について」を参照してください。2015 Summer(Karen) から利用できます。 共通マスタ拡張同期インポートⅠ型 リアルタイム同期を行いつつ、ある条件化において、バッチによる同期を高速化します。このモジュールを利用する場合は「共通マスタ同期無効化オプション」は選択しないでください。詳しくは「 共通マスタ拡張同期インポートⅠ型」の説明を参照してください。2015 Spring(Juno) から利用できます。 共通マスタ拡張同期インポートⅡ型 リアルタイム同期を行わず、ある条件化において、バッチによる同期を高速化します。詳しくは「 共通マスタ拡張同期インポートⅡ型」の説明を参照してください。「共通マスタ同期無効化オプション」が選択されている場合に利用できます。2015 Spring(Juno) から利用できます。
Advanced Edition およびカスタマーサクセスライセンス向けの Basic, Advance, Professional Edition
intra-mart Accel Platform (Advanced, Basic, Advance, Professional Edition) に対して利用可能なモジュールです。ドキュメントワークフロー(BPW)機能が含まれます。
モジュール名 説明 互換基本機能 互換APIが含まれます。ドキュメントワークフロー(BPW)機能が含まれますintra-mart Web Platform v7.2.x からの移行の場合は、 「互換コンテンツ」は必要ありません。 互換コンテンツ 互換用テーブル定義と設定ファイルが含まれます。・ アプリケーション共通マスタ・ ドキュメントワークフロー(BPW)互換基本機能を利用した新規インストールの場合は、このモジュールを選択します。2015 Spring(Juno) から利用できます。 共通マスタ同期無効化オプション IM-共通マスタとアプリケーション共通マスタのリアルタイム同期を無効化します。2015 Spring(Juno) からで利用できます。 アプリケーション共通マスタ管理機能 アプリケーション共通マスタの管理機能が含まれます。「共通マスタ同期無効化オプション」が選択されている場合に利用できます。2015 Spring(Juno) から利用できます。 JumpUp機能 BaseModule version 3.2 - 4.x の互換API が含まれます。この機能を利用するためには、シェアードデータベース設定が必要です。詳しくは「JumpUp機能の利用について」を参照してください。2015 Summer(Karen) から利用できます。 共通マスタ拡張同期インポートⅠ型 リアルタイム同期を行いつつ、ある条件化において、バッチによる同期を高速化します。詳しくは「 共通マスタ拡張同期インポートⅠ型」の説明を参照してください。このモジュールを利用する場合は「共通マスタ同期無効化オプション」は選択しないでください。2015 Spring(Juno) から利用できます。 共通マスタ拡張同期インポートⅡ型 リアルタイム同期を行わず、ある条件化において、バッチによる同期を高速化します。詳しくは「 共通マスタ拡張同期インポートⅡ型」の説明を参照してください。「共通マスタ同期無効化オプション」が選択されている場合に利用できます。2015 Spring(Juno) から利用できます。
注意
- 共通マスタ拡張同期インポートⅠ型はリアルタイム同期を行いながらの運用ですので、「共通マスタ同期無効化オプション」は選択しないでください。
2.4. 利用用途に合わせてモジュールを選択する¶
互換機能モジュールはいくつかのモジュールに分かれており、利用用途によってモジュールを選択して運用ができます。いくつかの運用ケースよるモジュールの選択方法について説明します。
intra-mart Web Platform v7.2.4以降からの移行で、共通マスタの同期を行う。
互換基本機能
移行ツール(互換機能とは別のモジュールです。)
JumpUp機能(別途 BaseModule version 3.2 - 4.x の互換APIを利用したい場合のみ選択します。) intra-mart Web Platform v7.2.4以降からの移行で、共通マスタの同期を行わない。IM-共通マスタからアプリケーション共通マスタへの同期は行わなくてよい。
互換基本機能
共通マスタ同期無効化オプション
移行ツール(互換機能とは別のモジュールです。)
アプリケーション共通マスタ管理機能(別途アプリケーション共通マスタの管理が行いたい場合のみ選択します。) JumpUp機能(別途 BaseModule version 3.2 - 4.x の互換APIを利用したい場合のみ選択します。) intra-mart Accel Platform の新規インストールで、共通マスタの同期を行う。
互換基本機能
互換コンテンツ
JumpUp機能(別途 BaseModule version 3.2 - 4.x の互換APIを利用したい場合のみ選択します。) intra-mart Accel Platform の新規インストールで、共通マスタの同期を行わない。IM-共通マスタからアプリケーション共通マスタへの同期は行わなくてよい。
互換基本機能
互換コンテンツ
共通マスタ同期無効化オプション
アプリケーション共通マスタ管理機能(別途アプリケーション共通マスタの管理が行いたい場合のみ選択します。) JumpUp機能(別途 BaseModule version 3.2 - 4.x の互換APIを利用したい場合のみ選択します。)
2.5. JumpUp機能の利用について¶
JumpUp機能で提供される一部の互換APIは、シェアードデータベースを利用します。以下の設定内容で シェアードデータベース設定 を行ってください。
接続ID テナントIDと同じです。 リソース参照名 テナントデータベースに指定したリソース参照名と同じです。
2.6. 互換対応表について¶
互換対応表は、intra-mart Web Platform v7.2.4で公開されているAPIおよびタグの対応状況を一覧形式で提供しています。また、JumpUp機能で提供される互換APIも記載されています。非推奨や削除になったAPIおよびタグに対する代替のAPIやタグが記載されています。一部、機能の統廃合やシステムアーキテクチャの変更により代替のAPIやタグが存在しない場合があります。互換対応表は、以下からダウンロードできます。