3.27. 案件番号採番ルールマスタ¶
本項では、案件番号採番ルールマスタの設定方法を説明します。
3.27.1. 概要¶
案件番号採番ルールマスタは、案件番号採番ルール(フロー連携)マスタに連携させることで案件番号の拡張ルールを管理します。メンテナンス、インポートの2種類の方法でマスタ設定が可能です。また、マスタ設定をエクスポート可能です。
3.27.2. メンテナンス¶
本項では、メンテナンス機能を利用したマスタ設定方法を説明します。
3.27.2.1. 新規登録¶
「サイトマップ」→「Kaiden!」→「カスタマイズ」→「案件番号採番ルール」をクリックします。 一覧画面表示後、「新規登録」をクリックします。 登録/更新画面で必要な情報を入力し、「登録」をクリックします。
採番ルール定義IDシステム内で一意となる採番ルール定義IDを入力します。 採番ルール定義名採番ルール定義名をロケール別に入力します。 接頭辞案件番号の先頭となる文字を入力します。 開始番号案件番号の採番を開始する際の番号を入力します。 桁数案件番号の数字部分の桁数を入力します。桁数を「0」にすると案件番号は「接頭辞」+「接尾辞」となり数字は採番されません。 増分値案件番号のを採番する際の増分値を入力します。 接尾辞案件番号の末尾に付ける文字を入力します。 通し番号設定フラグ通し番号設定の可否を決めます。有効を選択した場合、採番ルール1個に対して1個の通し番号で採番します。無効を選択した場合、置換文字の置換後の接頭辞・接尾辞の組み合わせに対して1個の通し番号で採番します。接頭辞、接尾辞に置換文字を使用した場合、採番ルール1個に対して複数の通し番号で採番する場合があります。 リセット設定フラグリセット設定の可否を決めます。有効を選択した場合、案件番号が指定された桁数で採番できない時、開始番号から再度採番します。無効を選択した場合、案件番号が指定された桁数で採番できない時、エラーが発生して申請できません。 プレビュー実際の案件番号に設定される文字が表示されます。注意
接頭辞、桁数、接尾辞が20桁を超える場合、申請時にエラーが発生します。コラム
接頭辞、接尾辞に置換文字を設定できます。詳細は、置換文字列を参照してください。 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。 新規登録することができました。
3.27.2.2. 更新¶
「サイトマップ」→「Kaiden!」→「カスタマイズ」→「案件番号採番ルール」をクリックします。 一覧画面で「検索」をクリックします。コラム
検索欄に検索したい採番ルールの以下の項目を入力して「検索」をクリックすると、結果を一覧に表示します。
採番ルール定義ID 採番ルール定義名 一覧画面の対象データが表示されている行をクリックします。コラム
一覧機能の操作方法は、 一覧画面の操作 を参照してください。 登録/更新画面で情報を編集し、「更新」をクリックします。次の項目は編集不可項目です。
- 採番ルール定義ID
確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。 更新することができました。
3.27.3. インポート¶
本項では、インポート機能を利用したマスタ設定方法を説明します。
3.27.3.1. インポートデータ作成¶
インポートするデータを作成し、ストレージにアップロードします。作成するインポートデータの形式は、次の通りです。
ファイル形式ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のファイル形式です。
ファイル名 import.csv 文字コード UTF-8 区切り文字 , 囲み文字 “ データ形式
No(列) 項目名 必須 最大文字数 備考 1 採番ルール定義ID ○ 100 2 ロケールID ○ 50 ja:日本語en:英語zh_CN:中国語3 採番ルール定義名 ○ 1000 4 ノート 4000 5 開始番号 ○ 18 6 桁数 ○ 18 7 増分値 ○ 18 8 接頭辞 1000 9 接尾辞 1000 10 通し番号設定フラグ ○ 1 0:無効1:有効11 リセット設定フラグ ○ 1 0:無効1:有効データサンプル"sample","ja","サンプル","","1","5","1","sample","SAMPLE","0","0" "sample","en","Sample","","1","5","1","sample","SAMPLE","0","0" "sample","zh_CN","样例","","1","5","1","sample","SAMPLE","0","0"コラム
項目を省略する場合でも、「”」で囲んでください。 アップロード先ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のアップロード先です。
ディレクトリ kaiden/generic/master/numbering_rule ファイル名 import.csv コラム
インストール直後などはアップロード先のディレクトリが作成されていません。ディレクトリの作成方法やファイルのアップロード方法は、次のドキュメントを参照してください。
3.27.3.2. ジョブネットの設定¶
インポート機能用のジョブネットの設定を行います。
「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。 ジョブネット一覧(画面左部)の「案件番号採番ルール」をクリックします。 「編集」をクリックします。 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。コラム
設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。コラム
複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー) kaiden-job-master-import-numbering-rule Kaiden! / マスタ / インポート / 案件番号採番ルール 編集後、「更新」をクリックします。 確認ポップアップの「決定」をクリックします。 ジョブネットが設定されました。コラム
ジョブネットの設定(実行)後、メンテナンス機能でインポートが正しく実行されたことを確認してください。
3.27.3.3. 実行パラメータ¶
設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値 エラースキップ error_skip 処理でエラー発生時の後続処理をスキップするか設定します。(省略時:false) ロック待ち時間 lock_wait ロックの待ち時間を設定します。(省略時:10秒) コンダクター conductor ジョブの各処理間で実行されるコンダクターを設定します。カンマ区切りで複数指定できます。AbstractGenericJobConductorを継承したクラスのコンポーネント名を指定してください。(省略時:コンダクターを使用しません。) インポートファイルのパス file_path インポートファイルのstorage以降のパスを設定します。(省略時:kaiden/generic/master/numbering_rule/import.csv) 処理後のインポートファイルの操作モード file_mode 処理後のインポートファイルの操作モードを設定します。(省略時:1)
1 : 操作なし 2 : コピー(copy) 3 : アーカイブ(move) 4 : 正常終了(警告含)時アーカイブ(move)、エラー終了時操作なし 5 : 正常終了(警告含)時操作なし、エラー終了時アーカイブ(move) 6 : 削除(delete) 7 : 正常終了(警告含)時削除(delete)、エラー終了時操作なし 8 : 正常終了(警告含)時操作なし、エラー終了時削除(delete) アーカイブ先パス archive_path インポートファイルのアーカイブ先パスを設定します。(省略時:kaiden/generic/master/numbering_rule/import_{YMDHMSN}.csv) 文字コード character インポートファイルの文字コードを設定します。(省略時:UTF-8)
UTF-8 SHIFT-JIS 区切り文字 delimiter インポートファイルの区切り文字を設定します。(省略時:,)
, : カンマ \t : タブ 囲み文字 enclosing インポートファイルの囲み文字を設定します。(省略時:”)
” : ダブルクォーテーション 読込開始行数 start_rows インポートファイルの読込開始行数を設定します。(省略時:0) マスタID masterId インポートするマスタのIDを設定します。案件番号採番ルールマスタインポートの場合は、ジョブ設定の実行パラメータに「numbering_rule」を設定しています。{YMDHMSN}:「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式
3.27.4. エクスポート¶
本項では、エクスポート機能を利用したマスタ設定取得方法を説明します。
3.27.4.1. ジョブネットの設定¶
エクスポート機能用のジョブネットの設定を行います。
「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。 ジョブネット一覧(画面左部)の「案件番号採番ルール」をクリックします。 「編集」をクリックします。 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。コラム
設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。コラム
複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー) kaiden-job-master-export-numbering-rule Kaiden! / マスタ / エクスポート / 案件番号採番号ルール 編集後、「更新」をクリックします。 確認ポップアップの「決定」をクリックします。 ジョブネットが設定されました。
3.27.4.2. ファイル取得¶
エクスポートファイルを次のエクスポート先から取得します。
エクスポート先ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のエクスポート先です。
ディレクトリ kaiden/generic/master/numbering_rule ファイル名 export.csv データ形式エクスポートファイルのデータ形式です。
項目 項目名 備考 numberingRuleId 採番ルール定義ID localeId ロケール ja:日本語en:英語zh_CN:中国語numberingRuleName 採番ルール定義名 note ノート startNumber 開始番号 digit 桁数 incrementalNumber 増分値 prefix 接頭辞 suffix 接尾辞 serialFlag 通し番号設定フラグ 0:無効1:有効resetFlag リセット設定フラグ 0:無効1:有効
3.27.4.3. 実行パラメータ¶
設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値 エラースキップ error_skip 処理でエラー発生時の後続処理をスキップするか設定します。(省略時:false) ロック待ち時間 lock_wait ロックの待ち時間を設定します。(省略時:10秒) コンダクター conductor ジョブの各処理間で実行されるコンダクターを設定します。カンマ区切りで複数指定できます。AbstractGenericJobConductorを継承したクラスのコンポーネント名を指定してください。(省略時:コンダクターを使用しません。) エクスポートモード export_mode エクスポートの処理モードを設定します。(省略時:1)
1 : 全件出力モード 3 : 更新日モード(エクスポート対象データの検索対象以降に更新されたレコードを出力) エクスポート対象データの検索対象日 target_date エクスポートモード3を設定した場合、エクスポート対象データの検索対象日(yyyy/mm/dd)を設定します。(省略時:ジョブの実行日) シフト日数 shift_date エクスポートモード3を設定した場合、エクスポート対象データの検索対象日に対する増減日数を設定します。「-2147483648~2147483647」の範囲で設定してください。(省略時:0) エクスポートファイルのパス file_path エクスポートファイルのstorage以降のパスを設定します。(省略時:kaiden/generic/master/numbering_rule/export.csv) エクスポート時の既存ファイルの操作モード file_mode エクスポート時の既存ファイルの操作モードを設定します。(省略時:1)
1 : 既存ファイルに追記 2 : 既存ファイルを削除し、エクスポート 3 : エクスポートファイルをアーカイブ(移動)し、エクスポート アーカイブ先パス archive_path エクスポート時の既存ファイルの操作モードが3の場合、エクスポートファイルのアーカイブ先パスを設定します。(省略時:kaiden/generic/master/numbering_rule/export_{YMDHMSN}.csv) 文字コード character エクスポートファイルの文字コードを設定します。(省略時:UTF-8)
UTF-8 SHIFT-JIS 区切り文字 delimiter エクスポートファイルの区切り文字を設定します。(省略時:,)
, : カンマ \t : タブ 囲み文字 enclosing エクスポートファイルの囲み文字を設定します。(省略時:”)
” : ダブルクォーテーション none : 囲み文字なし エクスポートファイルのヘッダー出力有無 header_row エクスポートファイルのヘッダー出力有無を設定します。(省略時:false)
true : ヘッダー出力有 false : ヘッダー出力無 マスタID masterId エクスポートするマスタのIDを設定します。案件番号採番ルールマスタエクスポートの場合は、ジョブ設定の実行パラメータに「numbering_rule」を設定しています。{YMDHMSN}:「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式
3.27.5. 置換文字列¶
「接頭辞」、「接尾辞」には、置換文字列の使用が可能です。置換文字列を設定する際は、「{}」で囲んでください。使用可能な置換文字列は、次の通りです。
名称 置換文字列 説明 権限会社コード COMPANY_CD 申請時の権限会社コードに置換します。 権限組織セットコード ORGZ_SET_CD 申請時の権限組織セットコードに置換します。 権限組織コード ORGZ_CD 申請時の権限組織コードに置換します。 代理フラグ ACT_FLAG 代理フラグに置換します。
0 : 本人申請 1 : 代理申請 優先度 PRIORITY_LEVEL 優先度に置換します。 処理権限者コード AUTH_USER_CD 申請時の処理権限者コードに置換します。 処理実行者コード EXEC_USER_CD 申請時の処理実行者コードに置換します。 コンテンツID CONTENTS_ID 申請時のコンテンツIDに置換します。 フローID FLOW_ID 申請時のフローIDに置換します。 ルートID ROUTE_ID 申請時のルートIDに置換します。 申請基準日「西暦年(yyyy)」 APPLY_Y1 申請基準日を「西暦年(yyyy)」に置換します。 申請基準日「西暦年上2桁(yy)」 APPLY_Y2 申請基準日「西暦年上2桁(yy)」に置換します。 申請基準日「西暦年下2桁(yy)」 APPLY_Y3 申請基準日「西暦年下2桁(yy)」に置換します。 申請基準日「和暦元号(G)」 APPLY_G3 申請基準日「和暦元号(G)」に置換します。 申請基準日「和暦年(y)」 APPLY_GY1 申請基準日「和暦年(y)」に置換します。 申請基準日「和暦年(yy)」 APPLY_GY2 申請基準日「和暦年(yy)」に置換します。 申請基準日「月(M)」 APPLY_M1 申請基準日「月(M)」に置換します。 申請基準日「月(MM)」 APPLY_M2 申請基準日「月(MM)」に置換します。 申請基準日「日(d)」 APPLY_D1 申請基準日「日(d)」に置換します。 申請基準日「日(dd)」 APPLY_D2 申請基準日「日(dd)」に置換します。 申請基準日の月末日(dd) APPLY_D3 申請基準日の月末日(dd)に置換します。 申請基準日(yyyyMMdd) APPLY_BASE_DATE 申請基準日(yyyyMMdd)に置換します。 処理日「西暦年(yyyy)」 PROCESS_Y1 処理日「西暦年(yyyy)」に置換します。 処理日「西暦年上2桁(yy)」 PROCESS_Y2 処理日「西暦年上2桁(yy)」に置換します。 処理日「西暦年下2桁(yy)」 PROCESS_Y3 処理日「西暦年下2桁(yy)」に置換します。 処理日「和暦元号(G)」 PROCESS_G3 処理日「和暦元号(G)」に置換します。 処理日「和暦年(y)」 PROCESS_GY1 処理日「和暦年(y)」に置換します。 処理日「和暦年(yy)」 PROCESS_GY2 処理日「和暦年(yy)」に置換します。 処理日「月(M)」 PROCESS_M1 処理日「月(M)」に置換します。 処理日「月(MM)」 PROCESS_M2 処理日「月(MM)」に置換します。 処理日「日(d)」 PROCESS_D1 処理日「日(d)」に置換します。 処理日「日(dd)」 PROCESS_D2 処理日「日(dd)」に置換します。 処理日の月末日(dd) PROCESS_D3 処理日の月末日(dd)に置換します。 処理日(yyyyMMdd) PROCESS_DATE 処理日(yyyyMMdd)に置換します。