intra-mart Accel Kaiden! 経費旅費 / 管理者操作ガイド 第26版 2023-12-22

3.27. 案件番号採番ルールマスタ

本項では、案件番号採番ルールマスタの設定方法を説明します。

3.27.1. 概要

案件番号採番ルールマスタは、案件番号採番ルール(フロー連携)マスタに連携させることで
案件番号の拡張ルールを管理します。
メンテナンス、インポートの2種類の方法でマスタ設定が可能です。
また、マスタ設定をエクスポート可能です。

3.27.2. メンテナンス

本項では、メンテナンス機能を利用したマスタ設定方法を説明します。

3.27.2.1. 新規登録

  1. 「サイトマップ」→「Kaiden!」→「カスタマイズ」→「案件番号採番ルール」をクリックします。
  2. 一覧画面表示後、「新規登録」をクリックします。
    ../../../_images/mainte_0137.png
  3. 登録/更新画面で必要な情報を入力し、「登録」をクリックします。
    ../../../_images/mainte_0237.png
    • 採番ルール定義ID
      システム内で一意となる採番ルール定義IDを入力します。
    • 採番ルール定義名
      採番ルール定義名をロケール別に入力します。
    • 接頭辞
      案件番号の先頭となる文字を入力します。
    • 開始番号
      案件番号の採番を開始する際の番号を入力します。
    • 桁数
      案件番号の数字部分の桁数を入力します。
      桁数を「0」にすると案件番号は「接頭辞」+「接尾辞」となり数字は採番されません。
    • 増分値
      案件番号のを採番する際の増分値を入力します。
    • 接尾辞
      案件番号の末尾に付ける文字を入力します。
    • 通し番号設定フラグ
      通し番号設定の可否を決めます。
      有効を選択した場合、採番ルール1個に対して1個の通し番号で採番します。
      無効を選択した場合、置換文字の置換後の接頭辞・接尾辞の組み合わせに対して1個の通し番号で採番します。
      接頭辞、接尾辞に置換文字を使用した場合、採番ルール1個に対して複数の通し番号で採番する場合があります。
    • リセット設定フラグ
      リセット設定の可否を決めます。
      有効を選択した場合、案件番号が指定された桁数で採番できない時、開始番号から再度採番します。
      無効を選択した場合、案件番号が指定された桁数で採番できない時、エラーが発生して申請できません。
    • プレビュー
      実際の案件番号に設定される文字が表示されます。

    注意

    接頭辞、桁数、接尾辞が20桁を超える場合、申請時にエラーが発生します。

    コラム

    接頭辞、接尾辞に置換文字を設定できます。
    詳細は、置換文字列を参照してください。
  4. 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。
    ../../../_images/mainte_0337.png
  5. 新規登録することができました。
    ../../../_images/mainte_0437.png

3.27.2.2. 更新

  1. 「サイトマップ」→「Kaiden!」→「カスタマイズ」→「案件番号採番ルール」をクリックします。
  2. 一覧画面で「検索」をクリックします。
    ../../../_images/mainte_0537.png

    コラム

    検索欄に検索したい採番ルールの以下の項目を入力して「検索」をクリックすると、結果を一覧に表示します。
    • 採番ルール定義ID
    • 採番ルール定義名
  3. 一覧画面の対象データが表示されている行をクリックします。
    ../../../_images/mainte_0637.png

    コラム

    一覧機能の操作方法は、 一覧画面の操作 を参照してください。
  4. 登録/更新画面で情報を編集し、「更新」をクリックします。
    ../../../_images/mainte_0737.png
    次の項目は編集不可項目です。
    • 採番ルール定義ID
  5. 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。
    ../../../_images/mainte_0837.png
  6. 更新することができました。
    ../../../_images/mainte_0937.png

3.27.3. インポート

本項では、インポート機能を利用したマスタ設定方法を説明します。

3.27.3.1. インポートデータ作成

インポートするデータを作成し、ストレージにアップロードします。
作成するインポートデータの形式は、次の通りです。
  • ファイル形式
    ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。
    以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のファイル形式です。

    ファイル名 import.csv
    文字コード UTF-8
    区切り文字 ,
    囲み文字

  • データ形式

    No(列) 項目名 必須 最大文字数 備考
    1 採番ルール定義ID 100  
    2 ロケールID 50
    ja:日本語
    en:英語
    zh_CN:中国語
    3 採番ルール定義名 1000  
    4 ノート   4000  
    5 開始番号 18  
    6 桁数 18  
    7 増分値 18  
    8 接頭辞   1000  
    9 接尾辞   1000  
    10 通し番号設定フラグ 1
    0:無効
    1:有効
    11 リセット設定フラグ 1
    0:無効
    1:有効

    データサンプル
    "sample","ja","サンプル","","1","5","1","sample","SAMPLE","0","0"
    "sample","en","Sample","","1","5","1","sample","SAMPLE","0","0"
    "sample","zh_CN","样例","","1","5","1","sample","SAMPLE","0","0"
    

    コラム

    項目を省略する場合でも、「”」で囲んでください。

  • アップロード先
    ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。
    以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のアップロード先です。

    ディレクトリ kaiden/generic/master/numbering_rule
    ファイル名 import.csv

    コラム

    インストール直後などはアップロード先のディレクトリが作成されていません。
    ディレクトリの作成方法やファイルのアップロード方法は、次のドキュメントを参照してください。

3.27.3.2. ジョブネットの設定

インポート機能用のジョブネットの設定を行います。
  1. 「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。
  2. ジョブネット一覧(画面左部)の「案件番号採番ルール」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_0137.png
  3. 「編集」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_0237.png
  4. 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。
    ../../../_images/jobnet_0337.png

    コラム

    設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。
    トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。

    コラム

    複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。
    ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。

    ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
    ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー)
    kaiden-job-master-import-numbering-rule Kaiden! / マスタ / インポート / 案件番号採番ルール
  5. 編集後、「更新」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_0437.png
  6. 確認ポップアップの「決定」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_0537.png
  7. ジョブネットが設定されました。
    ../../../_images/jobnet_0637.png

    コラム

    ジョブネットの設定(実行)後、メンテナンス機能でインポートが正しく実行されたことを確認してください。

3.27.3.3. 実行パラメータ

設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値
エラースキップ
error_skip
処理でエラー発生時の後続処理をスキップするか設定します。
(省略時:false)
ロック待ち時間
lock_wait
ロックの待ち時間を設定します。
(省略時:10秒)
コンダクター
conductor
ジョブの各処理間で実行されるコンダクターを設定します。
カンマ区切りで複数指定できます。
AbstractGenericJobConductorを継承したクラスのコンポーネント名を指定してください。
(省略時:コンダクターを使用しません。)
インポートファイルのパス
file_path
インポートファイルのstorage以降のパスを設定します。
(省略時:kaiden/generic/master/numbering_rule/import.csv)
処理後のインポートファイルの操作モード
file_mode
処理後のインポートファイルの操作モードを設定します。
(省略時:1)
  • 1 : 操作なし
  • 2 : コピー(copy)
  • 3 : アーカイブ(move)
  • 4 : 正常終了(警告含)時アーカイブ(move)、エラー終了時操作なし
  • 5 : 正常終了(警告含)時操作なし、エラー終了時アーカイブ(move)
  • 6 : 削除(delete)
  • 7 : 正常終了(警告含)時削除(delete)、エラー終了時操作なし
  • 8 : 正常終了(警告含)時操作なし、エラー終了時削除(delete)
アーカイブ先パス
archive_path
インポートファイルのアーカイブ先パスを設定します。
(省略時:kaiden/generic/master/numbering_rule/import_{YMDHMSN}.csv)
文字コード
character
インポートファイルの文字コードを設定します。
(省略時:UTF-8)
  • UTF-8
  • SHIFT-JIS
区切り文字
delimiter
インポートファイルの区切り文字を設定します。
(省略時:,)
  • , : カンマ
  • \t : タブ
囲み文字
enclosing
インポートファイルの囲み文字を設定します。
(省略時:”)
  • ” : ダブルクォーテーション
読込開始行数
start_rows
インポートファイルの読込開始行数を設定します。
(省略時:0)
マスタID
masterId
インポートするマスタのIDを設定します。
案件番号採番ルールマスタインポートの場合は、ジョブ設定の実行パラメータに「numbering_rule」を設定しています。
{YMDHMSN}:「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式

3.27.4. エクスポート

本項では、エクスポート機能を利用したマスタ設定取得方法を説明します。

3.27.4.1. ジョブネットの設定

エクスポート機能用のジョブネットの設定を行います。
  1. 「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。
  2. ジョブネット一覧(画面左部)の「案件番号採番ルール」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_0736.png
  3. 「編集」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_0836.png
  4. 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。
    ../../../_images/jobnet_0935.png

    コラム

    設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。
    トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。

    コラム

    複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。
    ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。

    ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
    ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー)
    kaiden-job-master-export-numbering-rule Kaiden! / マスタ / エクスポート / 案件番号採番号ルール
  5. 編集後、「更新」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_1035.png
  6. 確認ポップアップの「決定」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_1135.png
  7. ジョブネットが設定されました。
    ../../../_images/jobnet_1235.png

3.27.4.2. ファイル取得

エクスポートファイルを次のエクスポート先から取得します。
  • エクスポート先
    ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。
    以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のエクスポート先です。

    ディレクトリ kaiden/generic/master/numbering_rule
    ファイル名 export.csv

    コラム

    エクスポートファイルのダウンロード方法は、次のドキュメントを参照してください。
  • データ形式
    エクスポートファイルのデータ形式です。
    項目 項目名 備考
    numberingRuleId 採番ルール定義ID  
    localeId ロケール
    ja:日本語
    en:英語
    zh_CN:中国語
    numberingRuleName 採番ルール定義名  
    note ノート  
    startNumber 開始番号  
    digit 桁数  
    incrementalNumber 増分値  
    prefix 接頭辞  
    suffix 接尾辞  
    serialFlag 通し番号設定フラグ
    0:無効
    1:有効
    resetFlag リセット設定フラグ
    0:無効
    1:有効

3.27.4.3. 実行パラメータ

設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値
エラースキップ
error_skip
処理でエラー発生時の後続処理をスキップするか設定します。
(省略時:false)
ロック待ち時間
lock_wait
ロックの待ち時間を設定します。
(省略時:10秒)
コンダクター
conductor
ジョブの各処理間で実行されるコンダクターを設定します。
カンマ区切りで複数指定できます。
AbstractGenericJobConductorを継承したクラスのコンポーネント名を指定してください。
(省略時:コンダクターを使用しません。)
エクスポートモード
export_mode
エクスポートの処理モードを設定します。
(省略時:1)
  • 1 : 全件出力モード
  • 3 : 更新日モード(エクスポート対象データの検索対象以降に更新されたレコードを出力)
エクスポート対象データの検索対象日
target_date
エクスポートモード3を設定した場合、エクスポート対象データの検索対象日(yyyy/mm/dd)を設定します。
(省略時:ジョブの実行日)
シフト日数
shift_date
エクスポートモード3を設定した場合、エクスポート対象データの検索対象日に対する増減日数を設定します。
「-2147483648~2147483647」の範囲で設定してください。
(省略時:0)
エクスポートファイルのパス
file_path
エクスポートファイルのstorage以降のパスを設定します。
(省略時:kaiden/generic/master/numbering_rule/export.csv)
エクスポート時の既存ファイルの操作モード
file_mode
エクスポート時の既存ファイルの操作モードを設定します。
(省略時:1)
  • 1 : 既存ファイルに追記
  • 2 : 既存ファイルを削除し、エクスポート
  • 3 : エクスポートファイルをアーカイブ(移動)し、エクスポート
アーカイブ先パス
archive_path
エクスポート時の既存ファイルの操作モードが3の場合、エクスポートファイルのアーカイブ先パスを設定します。
(省略時:kaiden/generic/master/numbering_rule/export_{YMDHMSN}.csv)
文字コード
character
エクスポートファイルの文字コードを設定します。
(省略時:UTF-8)
  • UTF-8
  • SHIFT-JIS
区切り文字
delimiter
エクスポートファイルの区切り文字を設定します。
(省略時:,)
  • , : カンマ
  • \t : タブ
囲み文字
enclosing
エクスポートファイルの囲み文字を設定します。
(省略時:”)
  • ” : ダブルクォーテーション
  • none : 囲み文字なし
エクスポートファイルのヘッダー出力有無
header_row
エクスポートファイルのヘッダー出力有無を設定します。
(省略時:false)
  • true : ヘッダー出力有
  • false : ヘッダー出力無
マスタID
masterId
エクスポートするマスタのIDを設定します。
案件番号採番ルールマスタエクスポートの場合は、ジョブ設定の実行パラメータに「numbering_rule」を設定しています。
{YMDHMSN}:「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式

3.27.5. 置換文字列

「接頭辞」、「接尾辞」には、置換文字列の使用が可能です。
置換文字列を設定する際は、「{}」で囲んでください。
使用可能な置換文字列は、次の通りです。
名称 置換文字列 説明
権限会社コード
COMPANY_CD
申請時の権限会社コードに置換します。
権限組織セットコード
ORGZ_SET_CD
申請時の権限組織セットコードに置換します。
権限組織コード
ORGZ_CD
申請時の権限組織コードに置換します。
代理フラグ
ACT_FLAG
代理フラグに置換します。
  • 0 : 本人申請
  • 1 : 代理申請
優先度
PRIORITY_LEVEL
優先度に置換します。
処理権限者コード
AUTH_USER_CD
申請時の処理権限者コードに置換します。
処理実行者コード
EXEC_USER_CD
申請時の処理実行者コードに置換します。
コンテンツID
CONTENTS_ID
申請時のコンテンツIDに置換します。
フローID
FLOW_ID
申請時のフローIDに置換します。
ルートID
ROUTE_ID
申請時のルートIDに置換します。
申請基準日「西暦年(yyyy)」
APPLY_Y1
申請基準日を「西暦年(yyyy)」に置換します。
申請基準日「西暦年上2桁(yy)」
APPLY_Y2
申請基準日「西暦年上2桁(yy)」に置換します。
申請基準日「西暦年下2桁(yy)」
APPLY_Y3
申請基準日「西暦年下2桁(yy)」に置換します。
申請基準日「和暦元号(G)」
APPLY_G3
申請基準日「和暦元号(G)」に置換します。
申請基準日「和暦年(y)」
APPLY_GY1
申請基準日「和暦年(y)」に置換します。
申請基準日「和暦年(yy)」
APPLY_GY2
申請基準日「和暦年(yy)」に置換します。
申請基準日「月(M)」
APPLY_M1
申請基準日「月(M)」に置換します。
申請基準日「月(MM)」
APPLY_M2
申請基準日「月(MM)」に置換します。
申請基準日「日(d)」
APPLY_D1
申請基準日「日(d)」に置換します。
申請基準日「日(dd)」
APPLY_D2
申請基準日「日(dd)」に置換します。
申請基準日の月末日(dd)
APPLY_D3
申請基準日の月末日(dd)に置換します。
申請基準日(yyyyMMdd)
APPLY_BASE_DATE
申請基準日(yyyyMMdd)に置換します。
処理日「西暦年(yyyy)」
PROCESS_Y1
処理日「西暦年(yyyy)」に置換します。
処理日「西暦年上2桁(yy)」
PROCESS_Y2
処理日「西暦年上2桁(yy)」に置換します。
処理日「西暦年下2桁(yy)」
PROCESS_Y3
処理日「西暦年下2桁(yy)」に置換します。
処理日「和暦元号(G)」
PROCESS_G3
処理日「和暦元号(G)」に置換します。
処理日「和暦年(y)」
PROCESS_GY1
処理日「和暦年(y)」に置換します。
処理日「和暦年(yy)」
PROCESS_GY2
処理日「和暦年(yy)」に置換します。
処理日「月(M)」
PROCESS_M1
処理日「月(M)」に置換します。
処理日「月(MM)」
PROCESS_M2
処理日「月(MM)」に置換します。
処理日「日(d)」
PROCESS_D1
処理日「日(d)」に置換します。
処理日「日(dd)」
PROCESS_D2
処理日「日(dd)」に置換します。
処理日の月末日(dd)
PROCESS_D3
処理日の月末日(dd)に置換します。
処理日(yyyyMMdd)
PROCESS_DATE
処理日(yyyyMMdd)に置換します。