5. 注意事項¶
5.1. WebSphere Application Server での設定について¶
スケジュール機能のGoogle連携を行う場合は、署名者証明書の設定が必要です。設定がされていない場合は WebSphere Application Server のログに「SSL HANDSHAKE FAILURE:xxxxxxx」と出力され、google連携ができません。
設定については、利用する WebSphere Application Server のガイドを参照してください。以下に、 WebSphere Application Server 8.5 での設定方法を記載します。管理コンソールのセキュリティメニューから、SSL 証明書および鍵管理 > 鍵ストアおよび証明書 > NodeDefaultTrustStore をたどり、追加プロパティ欄の署名者証明書をクリックして「署名者証明書」画面を表示します。次に「ポートから取得」ボタンをクリックしてポートから取得画面を表示し、以下の内容で署名者情報の取得を行い、適用ボタンをクリックして署名者証明書を設定します。
5.2. サーバOSで Windows Server を利用する場合¶
サーバのオペレーティングシステムにおいて Windows Server を利用する場合、WARファイルの配置する位置がディレクトリの深い階層にあると、起動時にデプロイに失敗する場合があります。例:intra-mart Accel Platform 2015 Spring(Juno) + intra-mart Accel Collaboration 2015 Spring にて、 Resin で環境構築している場合、「<%resin_home%>/webapps/<ファイル名>」以降で intra-mart Accel Collaboration が使用するファイルのパス長は204バイトです。Windows Server の制約により、ファイルのパス長が260バイトを超えるとファイルやフォルダを生成することはできないため、「<%resin_home%>/webapps/<ファイル名>」のファイルのパス長を50バイト以内にとどめておくことを推奨いたします。(ファイルのパス長のカウント方法)ファイル名:imartresin_home:C:/resin-pro-4.0.43上記の場合、「C:/resin-pro-4.0.43/webapps/imart」までのパス長は33バイトです。
5.3. スケジュール一覧データのPDF出力機能を利用する場合¶
スケジュール一覧データのPDF出力機能を利用したい場合は、「 intra-mart Accel Collaboration 設定ファイルリファレンス 」の「 PDF出力のリンク表示有無設定 」と「 PDF出力のブラウザ出力使用設定 」を参照してください。intra-mart Accel Platform 2023 Autumn(Hollyhock) から、ブラウザ印刷機能を使用したPDF出力が可能になりました。ブラウザ印刷機能を使用したPDF出力の設定例は以下です。<iac-system-config> (中略) <output-pdf> <enable-pdf>true</enable-pdf> <use-browser-print>true</use-browser-print> </output-pdf> (中略) </iac-system-config>wkhtmltopdf を使ったPDF出力を行う場合は、設定ファイルリファレンスの設定に加え wkhtmltopdf をインストールする必要があります。wkhtmltopdf のインストール手順については、「 IM-FormaDesigner セットアップガイド 」-「 wkhtmltopdfのインストール 」を参照してください。スケジュール一覧データのPDF出力の使用方法に関しましては、「 スケジュール一覧画面の情報をPDF形式で出力する 」をご確認ください。コラム
wkhtmltopdf を使う設定で、ロードバランサーを利用している環境では、PDF出力が正常に行われない場合があります。PDF出力機能を利用するための設定は、「 PDF出力のベースURL設定 」を参照してください。コラム
wkhtmltopdf を使う設定で、テナント自動解決機能を利用している環境では、PDF出力が正常に行われない場合があります。PDF出力機能を利用するために、以下の設定が必要です。1.IM-Juggling で、設定対象のプロジェクト直下に「plugin」フォルダを新規作成します。2.「plugin」フォルダに、下記のフォルダを作成します。jp.co.intra_mart.collaboration.pdf.core_8.0.93. plugin.zip のダウンロード・解凍を行い、上記のフォルダにplugin.xmlを配置します。4.IM-Juggling からWARファイルの出力を行い、WARファイルをデプロイすると設定内容が反映されます。
5.4. 電子会議室・アンケート機能を利用する場合¶
電子会議室・アンケート機能を利用する場合、 「 SAStruts 」の設定が必要です。上記の設定完了後に、WARファイル出力を行ってください。 WARファイル出力時に実行環境で「結合テスト環境」を選択した場合、電子会議室・アンケート機能は利用できません。以下のいずれかの設定を行ってください。
実行環境で「結合テスト環境」以外を選択する。実行環境の選択は、「 intra-mart Accel Platform セットアップガイド 」-「 WARファイル作成時の実行環境の変更 」をご確認ください。 実行環境で「結合テスト環境」を選択する場合、WEB-INF/classes/env.txt を ct 以外の設定値に変更する。env.txt の設定値は、http://sastruts.seasar.org/fileReference.html#env を参照してください。env.txt の設定を反映するためには、Application Server の再起動が必要です。
電子会議室・アンケート機能のメニューは、デフォルトではグローバルナビに設定されません。グローバルナビにメニューを追加する場合、「 ファーストステップガイド 」-「 管理者が一般ユーザ向けのメニューを作成する 」の設定を行ってください。
5.5. スケジュール登録・更新・削除時にデータを受信する場合¶
スケジュール機能では IM-Propagation を利用して、スケジュールデータの送信を行っています。スケジュールデータを受信し他機能との連携を行いたい場合は、データを受信するための実装が必要です。データを受信する場合の実装は「 IM-Propagation プログラミングガイド 」を参照してください。注意
本機能は intra-mart Accel Platform 2016 Summer(Nirvana) 以降のバージョンで利用可能です。※intra-mart Accel Platform 2016 Summer(Nirvana) から設定変更があるため、intra-mart Accel Platform 2016 Spring(Maxima) で使用されていた設定は利用できません。送信側の「独自モデル」と「データ操作種別」は以下です。
データ受信のための送受信モデル
jp.co.intra_mart.foundation.propagation.model.generic.collaboration.schedule.GenericSchedulejp.co.intra_mart.foundation.propagation.model.generic.collaboration.schedule.GenericEventデータの操作種別とデータ送信のタイミング
データの操作種別 データ送信のタイミング DATA_CREATED スケジュール/イベント(定期を含む)登録 DATA_UPDATED スケジュール/イベント(定期を含む)更新 DATA_DELETED スケジュール/イベント(定期を含む)削除
- 送受信モデルとデータの操作種別とのマッピングテーブル
プロパティ DATA_CREATED DATA_UPDATED DATA_DELETED 説明scheduleKey ◯ ◯ ◯ スケジュールキーrepeatKey ◯ ◯ ◯ 繰り返し条件キーtitle ◯ ◯ ◯ タイトルstartDate ◯ ◯ ◯ 開始日時endDate ◯ ◯ ◯ 終了日時timezone ◯ ◯ ◯ タイムゾーンplace ◯ ◯ ◯ 場所description ◯ ◯ ◯ 説明isEditable4Participant ◯ ◯ ◯ 参加者編集privateType ◯ ◯ ◯ 非公開種別isGoingout ◯ ◯ ◯ 外出isVisitor ◯ ◯ ◯ 来客noticeTargetType ◯ ◯ ◯ 通知ターゲットpersonalTags ◯ - - 個人タグattachedFiles △ ※1 △ ※1 〇 添付ファイルキーremovedFiles - △ ※1 - 削除対象の添付ファイルキーselectedLocale ◯ ◯ ◯ 選択ロケールfacilities ◯ ◯ ◯ 施設(スケジュールのみ)participants ◯ ◯ ◯ 参加者reminder ◯ ◯ ◯ リマインダーcustomItem ◯ ◯ ◯ 拡張項目値isPrivateDescription ◯ ◯ ◯ 説明公開種別isPrivateAttachFile ◯ ◯ ◯ 添付ファイル公開種別registerDate ◯ ◯ ◯ 登録日時registerUser ◯ ◯ ◯ 登録者updateDate ◯ ◯ ◯ 更新日時updateUser ◯ ◯ ◯ 更新者注意
※1 定期スケジュール登録・更新では、データは送信されません。 ※2 定期スケジュール削除では、データは送信されません。
5.6. 記事登録・更新・削除時にデータを受信する場合¶
インフォメーション機能では IM-Propagation を利用して、記事データの送信を行っています。記事データを受信し他機能との連携を行いたい場合は、データを受信するための実装が必要です。データを受信する場合の実装は「 IM-Propagation プログラミングガイド 」を参照してください。注意
本機能は intra-mart Accel Platform 2017 Winter(Rebecca) 以降のバージョンで利用可能です。送信側の「独自モデル」と「データ操作種別」は以下です。
データ受信のための送受信モデル
jp.co.intra_mart.foundation.propagation.model.generic.collaboration.information.GenericArticlejp.co.intra_mart.foundation.propagation.model.generic.collaboration.information.GenericAppendixデータの操作種別とデータ送信のタイミング
データの操作種別 データ送信のタイミング DATA_CREATED 記事/追記記事登録 DATA_UPDATED 記事更新 DATA_DELETED 記事削除
- 記事送受信モデルとデータの操作種別とのマッピングテーブル
プロパティ DATA_CREATED DATA_UPDATED DATA_DELETED 説明articleKey ◯ ◯ ◯ 記事キーtitle ◯ ◯ ◯ タイトルcategoryKey ◯ ◯ ◯ カテゴリキーcategoryName ◯ ◯ ◯ カテゴリ名contents ◯ ◯ ◯ 本文startDate ◯ ◯ ◯ 開始日endDate ◯ ◯ ◯ 終了日timezoneId ◯ ◯ ◯ タイムゾーンIDregisterUserCd ◯ ◯ ◯ 登録ユーザコードregisterUserName ◯ ◯ ◯ 登録ユーザ名registerDepartmentCd ◯ ◯ ◯ 登録組織コードregisterDepartmentName ◯ ◯ ◯ 登録組織名registerDate ◯ ◯ ◯ 登録日時updateDate ◯ ◯ ◯ 更新日時selectedLocaleId ◯ ◯ 〇 選択ロケールIDrecordUserCd ◯ ◯ ◯ 最終更新ユーザコードarticleUpdateDate ◯ ◯ ◯ 記事更新日時articleUpdateUserCd ◯ ◯ ◯ 記事更新ユーザコードarticleUpdateUserName ◯ ◯ ◯ 記事更新ユーザ名articleUpdateDepartmentCd ◯ ◯ ◯ 記事更新ユーザ組織コードarticleUpdateDepartmentName ◯ ◯ ◯ 記事更新ユーザ組織名articleAttachFile ◯ ◯ ◯ 記事添付ファイル
- 追記記事送受信モデルとデータの操作種別とのマッピングテーブル
プロパティ DATA_CREATED DATA_DELETED 説明articleKey ◯ ◯ 記事キーappendixKey ◯ ◯ 追記記事キーcontents ◯ ◯ 本文appendixAttachFile ◯ ◯ 記事追記添付ファイルregisterUserCd ◯ ◯ 登録ユーザコードregisterUserName ◯ ◯ 登録ユーザ名registerDepartmentCd ◯ ◯ 登録ユーザ組織コードregisterDepartmentName ◯ ◯ 登録ユーザ組織名registerDate ◯ ◯ 登録日注意
ワークフロー連携カテゴリの記事データは、最終承認後に送信が行われます。 カテゴリ削除時、配下の記事データは送信されません。 記事削除時には、記事データと追記記事データが送信されます。
5.7. ファイル登録・更新・削除時にデータを受信する場合¶
ファイルライブラリ機能では IM-Propagation を利用して、ファイルデータの送信を行っています。ファイルデータを受信し他機能との連携を行いたい場合は、データを受信するための実装が必要です。データを受信する場合の実装は「 IM-Propagation プログラミングガイド 」を参照してください。注意
本機能は intra-mart Accel Platform 2017 Winter(Rebecca) 以降のバージョンで利用可能です。送信側の「独自モデル」と「データ操作種別」は以下です。
データ受信のための送受信モデル
jp.co.intra_mart.foundation.propagation.model.generic.collaboration.filelibrary.GenericFileデータの操作種別とデータ送信のタイミング
データの操作種別 データ送信のタイミング DATA_CREATED ファイル登録 DATA_UPDATED ファイル更新 DATA_DELETED ファイル削除
- 送受信モデルとデータの操作種別とのマッピングテーブル
プロパティ DATA_CREATED DATA_UPDATED DATA_DELETED 説明folderKey ◯ ◯ ◯ フォルダキーfolderName ◯ ◯ ◯ フォルダ名folderNamePath ◯ ◯ ◯ フォルダパスkey ◯ ◯ ◯ ファイルキーfileName ◯ ◯ ◯ ファイル名size ◯ ◯ ◯ ファイルサイズdescription ◯ ◯ ◯ 説明selectedLocaleId ◯ ◯ ◯ 選択ロケールIDregisterUserName ◯ ◯ ◯ 登録ユーザ名registerDate ◯ ◯ ◯ 登録日時updateUserName ◯ ◯ 〇 更新ユーザ名updateDate ◯ ◯ ◯ 更新日時注意
フォルダ削除時、配下のファイルデータは送信されません。