intra-mart Accel Collaboration スケジュール 管理者操作ガイド 第13版 2020-12-01

4.4.2.2. intra-mart Accel Collaboration 2017 Spring 以降のスケジュール認可キャッシュ設定

注意

intra-mart Accel Collaboration 2017 Spring 以降の環境、または intra-mart Accel Collaboration 2016 Winter 以前の環境で、以下の要件の修正パッチを適用している場合の設定です。

4.4.2.2.1. ユーザ認可キャッシュ設定

4.4.2.2.1.1. キャッシュ内容

・ユーザアクセス権のキャッシュは、会社別のユーザ毎に管理されます。
複数会社に所属するユーザの場合、同じユーザでも別のアクセス権情報としてキャッシュされます。
・キャッシュされる内容は階層状になっており、以下のように管理されます。
第1階層 : 参照する側のユーザ情報
第2階層 : アクション種別。登録可、参照可、権限なしのいずれか。
第3階層 : アクセス権。許可、拒否のいずれか。
第4階層 : 上記1~3階層に該当する、参照される側のユーザコードのリスト。
・全てのユーザに対して、全ての参照ユーザがキャッシュされるのではなく、アクセス権判定が必要となった参照ユーザのみがキャッシュされます。

4.4.2.2.1.2. キャッシュサイズの算出

キャッシュされる対象のおおよそのサイズは以下の計算で算出できます。

キャッシュサイズ(bytes) =
(参照される側のユーザコード) × (参照される側のユーザ数) × (アクセス権数) × (アクション種別数) × (参照する側のユーザ情報) × (参照する側の所属組織数) × (参照する側のユーザ数)
参照される側のユーザコード
IM-共通マスタ に登録されているユーザコードより、バイト数を見積もってください。
参照される側のユーザ数
キャッシュ対象となる参照される側のユーザ数です。
アクセス権数
許可、拒否のいずれかが列挙子としてキャッシュされます。列挙子1つにつき、おおよそ25バイトなので、25×2 で 50バイトです。
アクション種別数
登録可、参照可、権限なしのいずれかが列挙子としてキャッシュされます。列挙子1つにつき、おおよそ25バイトなので、25×3 で 75バイトです。
参照する側のユーザ情報
キャッシュ対象となる参照する側のユーザ情報です。 ユーザコード、カレント組織情報、代理ユーザフラグを利用しており、おおよそ250バイトほどです。
参照する側の所属組織数
キャッシュ対象となる参照する側の所属組織数です。ユーザ全体から組織所属数の平均を見積もってください。
参照する側のユーザ数
キャッシュ対象となる参照する側のユーザ数です。

4.4.2.2.1.3. オブジェクト数の算出

ユーザアクセス権は、会社ごとのユーザおよび代理元ユーザ単位でキャッシュされます。
そのため、キャッシュするオブジェクト数は、会社ごとにカウントしたユーザ数と代理を設定しているユーザ数の合計です。

4.4.2.2.2. 施設カテゴリ認可キャッシュ設定

4.4.2.2.2.1. キャッシュ内容

・施設アクセス権のキャッシュは、会社別のユーザ毎に管理されます。
複数会社に所属するユーザの場合、同じユーザでも別のアクセス権情報としてキャッシュされます。
・キャッシュされる内容は階層状になっており、以下のように管理されます。
第1階層 : 参照する側のユーザ情報。
第2階層 : アクション種別。登録可、参照可、権限なしのいずれか。
第3階層 : アクセス権。許可、拒否のいずれか。
第4階層 : 上記1~3階層に該当する、参照される側の施設カテゴリコードのリスト。
・全てのユーザに対して、全ての参照ユーザがキャッシュされるのではなく、アクセス権判定が必要となった施設カテゴリのみがキャッシュされます。

4.4.2.2.2.2. キャッシュサイズの算出

キャッシュされる対象のおおよそのサイズは以下の計算で算出できます。

キャッシュサイズ(bytes) =
(施設カテゴリコード) × (施設カテゴリ数) × (アクセス権数) × (アクション種別数) × (参照する側のユーザ情報) × (参照する側の組織所属数) × (参照する側のユーザ数)
施設カテゴリコード
施設カテゴリコードのバイト数です。おおよそ 15バイトほどです。
施設カテゴリ数
キャッシュ対象の施設カテゴリ数です。
アクセス権数
許可、拒否のいずれかが列挙子としてキャッシュされます。列挙子1つにつき、おおよそ25バイトなので、25×2 で 50バイトです。
アクション種別数
登録可、参照可、権限なしのいずれかが列挙子としてキャッシュされます。列挙子1つにつき、おおよそ25バイトなので、25×3 で 75バイトです。
参照する側のユーザ情報
キャッシュ対象となる参照する側のユーザ情報です。 ユーザコード、カレント組織情報、代理ユーザフラグを利用しており、おおよそ250バイトほどです。
参照する側の所属組織数
キャッシュ対象となる参照する側の所属組織数です。ユーザ全体から組織所属数の平均を見積もってください。
参照する側のユーザ数
キャッシュ対象となる参照する側のユーザ数です。

4.4.2.2.2.3. オブジェクト数の算出

施設アクセス権は、会社ごとのユーザおよび代理元ユーザ単位でキャッシュされます。
そのため、キャッシュするオブジェクト数は、会社ごとにカウントしたユーザ数と代理を設定しているユーザ数の合計です。

4.4.2.2.3. ユーザ認可リソースグループキャッシュ設定

4.4.2.2.3.1. キャッシュ内容

ユーザの認可アクセス権判定は、認可機構を利用しています。
認可リソースグループのキャッシュについての詳細は「 認可仕様書 」-「 認可のキャッシュ設定 」を参照してください。

4.4.2.2.4. 施設認可カテゴリリソースグループキャッシュ設定

4.4.2.2.4.1. キャッシュ内容

施設の認可アクセス権判定は、認可機構を利用しています。
認可リソースグループのキャッシュについての詳細は「 認可仕様書 」-「 認可のキャッシュ設定 」を参照してください。